「シャラップ!」より問題なのは

最近はネットのおかげか暴言ネタに事欠かない(ちっともありがたくないが)。暴言に対して本当に怒ったり悲しんだりしている人もたくさんいるのだろうが、どうも見ていると、ネタとして消費されている場合の方が多いような風情が感じられなくもない。「他人の不幸は蜜の味」などというが、他人の暴言も、何の味かはともかく、人々がおいしく召し上がるもののようだ。特に有名人やら政治家やら官僚やらの暴言は、ひときわ美味らしい。昨今の「大漁」ぶりにマスメディアの方々も笑いが止まらないのではないかと想像する。

都知事の件、大阪市長の件がネタとして消費され尽くした後の暴言界で今、話題の中心となっているのはおそらく、復興担当だった官僚のツイッター発言炎上事件だろう(この件)。しかし、それにやや隠れたかたちになってはいるものの、私としてはむしろ、こちらに注目したい。

「日本の人権大使が国連で暴言 「シャラップ」」(共同通信2013年6月14日)
【ジュネーブ共同】国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会の対日審査が行われた5月22日、日本の上田秀明・人権人道担当大使が英語で「黙れ」を意味する「シャラップ」と大声で発言していたことが13日までに分かった。「シャラップ」は、公の場では非礼に当たる表現。

人もすなる暴言吊し上げ合戦を我もしてみんとて、というわけではないが、この件ではどうしても気になることがある。

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教育を本気で「再生」したいのなら

この記事。

参院議員・山谷えり子 大学再生に向けた提言への思い」(産経新聞2013年6月8日)
日本の国際競争力は、1990年の世界1位から、今や24位となった。わが国の潜在力発揮のためにも、大学院・大学などの高等教育の再生は急務である。現在、日本には大学が783校ある。語呂合わせでは、ナ・ヤ・ミとなるが、各大学が課題を直視し、国際競争力や地域貢献力を高めるなど特色に応じた教育が進むよう後押しが必要である。
政府の教育再生実行会議は、5月28日に「これからの大学教育等の在り方について」と題する報告書をまとめ、グローバル化への対応、教養教育の充実、地域活性化の取り組みなどを示した。

報告書というのはこれだろうか。記事には、この動きに呼応して自民党の教育再生実行本部が提言をまとめた中で、「大学・入試の抜本改革」部会の主査を務めた山谷えり子参院議員の意見が書かれている。

言いたいことはわからなくもないのだが、少なくともこの記事でみる限り、どうも根本からずれているとしか言いようがない。時間がないので手短に殴り書き。誤字などあったらご容赦。

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これは断じてゴスでもロリでもない

巷で話題になっているこの記事。

私はアリス? 稲田朋美大臣、自称ゴスロリのドレス披露」(朝日新聞2013年6月1日)
 「メード・イン・ジャパンのドレス、似合っていますか」。稲田朋美クールジャパン戦略担当相(54)が31日、横浜市で開かれたアフリカ開発会議の行事に自称ゴスロリ(ゴシックロリータ)のドレス姿で現れ、日本のファッションを売り込んだ。

「自称」とわざわざ書いてあるのは当然意味がある。論評のため直リンクを貼るが、こんな感じの。

自称ゴスロリ
(リンク元:http://p.news.nimg.jp/photo/184/508184l.jpg)

これはひどい。
これは断じてゴスでもロリでもない。

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嫌いな表現を守るということ

自由民主党・公明党・日本維新の会が児童ポルノ規制法の改正案を今国会中に提出する方向、と報じられている。

自公が児童ポルノ禁止法改正案 わいせつ画像「所持」禁止」(産経新聞2013年5月21日)
自民、公明両党は21日、子供のわいせつな画像や写真の「所持」を禁止するための児童ポルノ禁止法改正案を議員立法として来週中に提出することを決めた。日本維新の会を含む3党の共同提案となる見通しで、今国会中の成立を目指す。

この件についてメディアの扱いは総じて小さく、あまり関心を持たれていないようだ。しかし、この改正案には憲法にも関わる重大な問題があり、憲法改正が選挙の争点となりつつある現時点で、決して軽視すべき問題ではない。

子どもを守るという目的自体には何の異存もないが、この改正案は、その目的を達するには不十分であるばかりでなく、深刻な権利侵害のおそれを含むという弊害があり、反対せざるを得ない。

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市場を2時間早く開ければいいだけの話だろう

この記事がよくわからない。

日本標準時「2時間早く」 猪瀬都知事、提案へ 「世界一早く開く金融市場に」」(朝日新聞2013年5月22日)
東京都の猪瀬直樹知事は、22日の政府の産業競争力会議で、日本の「標準時」を2時間早めることを提案する。東京の金融市場が始まる時間を世界で最も早くすることで、金融機関の拠点を日本に置く動きを促す狙いだ。政府は6月にまとめる成長戦略に盛り込むことを含めて検討に入る。

いや別に東京市場を「外国為替市場などが1日のうちで世界で最初に開く」ようにすることに何の異存もないんだが、だったら単純に市場を2時間早く開けばいいだけの話で、わざわざ標準時を変える必要はないのではないか?

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「フリクションボール」への不満

小ネタ。胸ポケットに挿してペンを持ち歩くようになってからけっこう長い。この件についてはずっと前にちょっとした文章を書いたことがあるが、要はメモ用ということだ。これまで、ボールペン2色とシャープペンがセットになった3色(?)のものを使っていたんだが、今回思うところがあって、パイロットの「フリクションボール」というやつにしてみた。こういうやつ。

で、一応使った上でひとこといいたくなったので、少しだけ書く。

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結局芸能人にしか興味ないんだね

芸能人が広告塔になったということで昨年大きな騒動となったペニーオークション詐欺の件、そろそろ判決が出るらしい。

ペニオク詐欺で主犯の男に懲役3年求刑 京都地検」(産経新聞2013年5月14日)
「ペニーオークション」と呼ばれるネットオークションで手数料をだまし取ったなどとして、詐欺と不正指令電磁的記録保管・同供用の罪に問われた大阪市福島区の元会社役員、鈴木隆介被告(30)に対する論告求刑公判が14日、京都地裁(宮端謙一裁判官)で開かれた。検察側は懲役3年を求刑し、結審した。判決は24日に言い渡される。

報道で見聞きする範囲ではこれはどうみても犯罪なので、これ自体には特段の感想はない。ただ、当時あれだけ大騒ぎした事件なのに、判決となるとあまり注目されている気配がないという点についてはひとこと言いたい。

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ハフィントンポスト日本版の「天気晴朗ナレドモ波高シ」

2013年5月7日、ハフィントンポスト日本版がスタートした。通過儀礼なのか、さっそくあちこちから叩かれまくっているが、同時に期待する声も少なからずあるようだ。当面の注目は、政治家なども含む有名人からの寄稿ということになりそうな気がする。

有名人ではないが、私もブロガーとして参加することになった(最初の記事はこれ。要はこの記事の転載だ)。どれどれと思って、7日に六本木ヒルズで開かれたローンチ発表会なる豪勢なイベントに参加してきたわけだが、印象としては、「天気晴朗ナレドモ波高シ」といったところだろうか。

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なぜTOEFL義務付けなどという発想が出てくるのか

自民党の教育再生実行本部が大学入試にTOEFL義務付けを提言したと報じられたのは、しばらく前のことだった。これが夏の参院選の公約になるらしい。

「大学入試にTOEFL義務付けを」 首相に自民提言」(朝日新聞2013年4月8日)

提言自体は公開されておらず、報道だけでは内容がよくわからないので、放置していた。しかし最近、提言をとりまとめた政治家のインタビューが別の記事になっていて、これがあまりに笑止な内容だったので、さすがにひとこと書きたくなった。

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ロシアの儀仗兵?の敬礼が気になる

2013年4月29日のトップニュースは、日露首脳会談だった。共同声明については、今朝の新聞(紙の方)でもトップになっている。

「北方領土交渉を加速」 10年ぶり共同声明発表」(産経新聞2013年4月29日)
【モスクワ=半沢尚久】ロシアを訪問中の安倍晋三首相は29日午後(日本時間同日夕)、プーチン大統領とモスクワ市内のクレムリン(大統領府)で会談、共同声明を発表した。

報道では、個別項目、たとえば北方領土問題やら経済協力問題やらといった問題に関する共同声明の内容、あるいは会談の歴史的意義やら今後の動静やらといったさまざまな論点についてかなり詳細に報じられ、識者の方々がいろいろと解説を加えておられた。たいへん勉強になった。

しかし、本件に関する私の最大の関心事はそれらではない(ここで悪乗り回路起動)。

もう気になって気になって、しばらく眠れそうにない。

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ならば便乗値上げも禁止したらいい

来年4月に予定される消費税率引き上げに関連して、政府が「消費税還元セール」を禁止する法律を作ろうとしている、と報じられて話題を呼んでいる。3月の閣議決定を経て、正式に「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法案」として国会に提出された

消費税転嫁対策法案を閣議決定 還元セール禁止 悩む小売業」(産経新聞2013年3月22日)
政府は22日、消費税率の引き上げの際に、企業が増税分を商品やサービス価格に円滑に転嫁できるようにする特別措置法案を閣議決定した。

気持ちはわからなくもないが、なんとも筋悪な話だと思う。

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問題は就活解禁日ではない

大学生の就職活動解禁日を4年生の4月からにするという報道があった。これまで3年生の12月だったので、実現すれば4か月繰り下げることとなる。

就活「4年生から」現実味 経団連が容認姿勢」(日本経済新聞2013年4月8日)
大学生の就職活動の解禁時期を大学3年生の12月から、大学4年生の4月に繰り下げる動きが現実味を帯びてきた。経団連の米倉弘昌会長は8日の記者会見で、政府から正式な要請があれば繰り下げを容認する考えを示した。

経団連会員企業の「採用選考に関する企業の倫理憲章」を改訂するのだそうだ。大学側の要請に対しこれまで対応を渋ってきた企業側が踏み切ったという意味で一歩前進、ということなのだろうか。

・・・とはどうも思えない。とはいえ、文句ばかりいうのも何なので、個人的な意見として「対案」めいたものをちょっとだけ書いてみる。

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10 Trillion Yen Dragonball Coins to Finance Abenomics

This news is amazing (in Japanese). It says, the Japanese government plans to mint and issue 10 trillion yen gold coins, with the shape of the "Dragonball."

This is a fake news.

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「会社法務A2Z」2013年4月号に短い文章を書いたので

そういえば、第一法規が出している「会社法務A2Z」という雑誌の2013年4月号に短い文章を書いたのだった。見開きの、「経営法談」という1ページのコーナー。「ソーシャルメディアリスクとの「共存」」というタイトルで、内容はまあタイトルの通り。このコーナー、プロフィール写真がやけに大きくて、できあがったのを見ると自分で「うわっ」となる。この号の特集は「不正・不祥事防止は従業員教育から」だそうで、「ソーシャルメディアによる不祥事を防止するための従業員教育」なるありがたい記事も出ているんだが、見開きでいきなり私が従業員教育について「これらだけで十分とはいえない」とか書いちゃってよかったんだろうか。

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21世紀の「とりかへばや」に関する小論

しばらく前にどこかの書評欄(思い出せない。申し訳ない)で見かけて買ってみた、坂井恵理著「ヒヤマケンタロウの妊娠」 (BE LOVE KC)が面白かった。

で、少し連想したことがあったのでひとくさり。割ととりとめのない文章なのでご注意。若干のネタバレを含むので併せてご注意。

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