ビットコインのイベントに出たら来場者に途中退席された話

先日、ビットコイン関連のイベントに呼ばれて出た。「ビットコインは電気羊の夢を見るか〜評価経済とデジタル通貨で築く未来〜」というタイトル。主催者はリンクデザイン株式会社代表でギークオフィス主催者の福岡秀幸さん。福岡さんがモデレータを務められ、登壇したのは慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)かつ一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事の斉藤賢爾さんと私。斉藤さんは近々ビットコインに関する本を出版される予定とかで、当日は先行販売が行われていた。私がしゃべったのは、以前シノドスに書いたものとほぼ同趣旨。スライドはこれ。

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もうほっとけばいい

STAP細胞の件については分野ちがいだし、正直あまり関心がないので、ここで取り上げるつもりはなかったのだが、思うところがあってごく手短に書いておくことにした。基本的な考え方は当初から変わっていない。これは当該分野の専門家の扱うべき問題であり、そうした人々のコミュニティでの議論に任せるべきだ。他の分野の専門家やマスメディアも含め、外野が騒いでいいことは、少なくとも今はもうないと思う。という前提で、ちょっとだけ。

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「綾鷹茶会」というのに行ってきた

綾鷹、というお茶のブランドがある。私はこれを日本コカ・コーラ㈱が展開するペットボトル緑茶のブランドとして知っていたわけだが、もともと「綾鷹」というお茶があったらしい、というのを、先日参加したブロガーイベントで知った。AMNで募集していた「綾鷹茶会」というやつ。ふだんは実に貧しい食生活をしているわけだが、実はひそかにおしゃれなグルメブロガーになりたいという野望を抱いているせいで、こういうイベントにはついふらふらと迷い込んでしまう。毎回あえなく撃沈してるんだけど(前回の撃沈はこれ)。

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「消費税増税」について

ハフィントンポストの中の人から「消費税増税」について何か書いてくれといわれたので何か書こうと思っているうちに4月になってしまった。「しまった」というのは、今年のエープリルフールネタは消費税関係だろうなあとぼんやり考えていたからで、要はタイミングを逃してしまったわけだ。まあハフィントンポストで嘘ネタをかますというのもアレなので、それでよかったということかもしれないが。

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諷刺マンガに萌え絵を

小ネタ。一部界隈で話題になった、ウクライナのクリミア自治共和国の検事総長に就任されたナタリア・ポクロンスカヤ氏に関するこの件。

ナタリア・ポクロンスカヤ検事総長、日本で萌えキャラ化されて困惑【クリミア情勢】」(ハフィントンポスト日本版2014年3月24日)
クリミアのナタリア・ポクロンスカヤ検事総長が、日本で美少女キャラクターとして描かれて人気になっていることに困惑している。「私には全く関係ありません。仕事の成果を評価してください」と話していると、ロシアのメディア企業「コムソモリスカヤ・プラウダ」が3月22日に報じた。

まあ当然といえば当然の回答ではある。ご当人は人気商売ではない専門職であり、かつ困難な時期に危険と目されるポストに就いて奮闘しているところであろうから、いかに褒められているとはいえ、失礼と思われてもしかたない話ではあろう。

以上をふまえてだが、ここで終わっては面白くないので、少しここから考えをふくらませてみる。

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「くるまえび と よばれて」電子書籍顛末

ちょっと前にこのブログに書いた「くるまえび と よばれて」が電子書籍になった件については、これもブログにてご報告した通りだが、著者取り分をフィリピンで昨年大きな被害をもたらした台風30号の被災者に寄付するという話があったので、その顛末を手短に書いておく。

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大学入試、親の付き添いはいつから?

大学入試がらみでちょっと話題になったこの件。

東北大2次試験、バス満員受験生乗れず 同行の親増加で」(朝日新聞2014年2月26日)
東北大などによると、午前10時から外国語の試験を予定していたが、午前9時半ごろになっても、仙台駅では300人ほどの学生らが東北大行きのバスを待っている状況だったという。東北大は試験開始に間に合わないと判断し、開始を30分遅らせた。
市バスを運行する仙台市交通局によると、仙台駅から東北大に向かう臨時バスが大混雑。受験生と同乗する父母が例年よりも目立った。やはり東北大と結ぶ定期運行のバスに父母を誘導したが、そちらも満員になってしまったという。

何やらテレビのワイドショーネタにぴったりだったようで、名前をよく覚えてないが朝の情報番組でキャスターの人が「いまどきの親は」「学生は」ってさんざんにこきおろして楽しそうだった。

お楽しみのところ申し訳ないんだが、少なくとも「いまどき」に限った話じゃないんだよということぐらいはいわせてもらおうと思う。

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みすず学苑広告:ヤマトタケルにいったい何が!?

このところ毎年この時期に取り上げているみすず学苑の広告。個人的には、京大の折田先生像とともにこの季節の風物詩のように思っている。

で、今年もやってきたわけだ。ああそんな季節かあと毎回しみじみする。毎年、それなりに新しく、それなりにいつも通りであるわけだが、あにはからんや、今年のはなんつうか、ひと味ちがうのだよ。

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オウム事件から学ぶべきこと

昨日、2年ぶりにオウム真理教関連の裁判が開かれた。1995年2月の目黒公証役場監禁致死事件に関連してオウム元幹部平田信被告が逮捕監禁などの罪に問われているものだ。

「平田被告、拉致共謀を一部否認 2年ぶりオウム裁判」(朝日新聞2014年1月16日)

オウム関連裁判では初めての裁判員裁判であること、死刑囚が証人として出廷することなど、さまざまな意味で大きな注目が集まる裁判だが、2008年に始まった被害者参加制度により、被害者の長男にあたる男性が裁判に参加することも注目点の1つらしい。

父の最期、知りたい 拉致された仮谷さんの長男、法廷に」(朝日新聞2014年1月16日)

この件を報じていたテレ朝系「報道ステーション」をちら見してたら、「オウム事件を忘れるな、向き合え」みたいなことを言っていたので、では何を忘れてはならないのか、何に向き合わなければならないのか、少しだけ考えてみた。

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「荒れる成人式」はいつごろからあったのだろう

今日は成人の日であるらしい。この3連休は各地でいろいろイベントが開かれているのであろうが、最近、成人式というと、何かやらかす人が出てきてよくニュースになっている。今年だとこんな話があった。後の方の記事は今日何かやるという予告(?)だから何か起きてるのかもしれない。

成人式「侍」逮捕 羽織で模造刀」(日刊スポーツ2014年1月13日)
「成人の日」前日の12日、各地で成人式が行われた。静岡県富士宮市では、会場に模造刀を持ち込んだとして、銃刀法違反の疑いで建設作業員赤池由稀也容疑者(20)が現行犯逮捕される騒動も起きた。会場前で刀をさやから抜き、友人たちに見せていたという。
ツイッターで襲撃予告 成人式で「千葉市長ぶんなぐってやるからよ!」」(スポーツ報知2014年1月13日)
千葉県在住とみられる男性が千葉市の熊谷俊人市長(35)に対し、ツイッターで「千葉市長 てめえなんてぶんなぐってやるからよ! 今年の俺らをなめちゃ、だめだぜ?」などと暴行を予告する投稿をしていたことが12日、分かった。

こういう話が出ると、すぐに「最近の若い者は」ってなって、そうすると「いやいやこんなのは前から」みたいな反論が出てきて、というテンプレートのような論争になるからやや辟易しているのだが、いやしかし待てよ、と思い直した。ほんとに最近のことなのか、ほんとに前からあったのか。というわけで、ちょっとだけ(ほんとにちょっとだけ)調べてみた。

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「くるまえび と よばれて」が電子書籍になった件

以前、「くるまえび と よばれて」という短い文章をブログに書いた。昨年話題になった食材偽装問題に関連してのものだが、松尾たいこさんにイラストを描いてもらったおかげであちこちに関心をもってもらえて、転載させてほしいといった要望も来たりした。で、そういう一環というわけだが、これが電子書籍になったので告知。


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標識は英語ではなくひらがなで

ちょっと前にちょっとだけ話題になった、街中の標識の英語表記を改善するっていう件。オリンピックも決まったということもあってか、本格的に進められるらしい。

標識の英語表記改善、22地域が年度内に着手」(日本経済新聞2013年12月27日)
49地域は、地元自治体の意向も考慮し、優先的に外国人の受け入れ環境を整備するため国が指定。標識の改善は道路を管理する国や自治体が協力して進める。国交省は、地域内の主要駅周辺などは約2年以内に取り換える方針で「年度内には全地域で着手するよう促したい」としている。

大半の人には「へえそうなの」以上の感想もない話だろうが、地味に反対する声があったりする。

道路標識の英語化は「おもてなし」にならない」(ニューズウィーク日本版2013年12月2日)
先日の新聞に、国土交通省が東京五輪に向けて、道路案内標識のアルファベットをローマ字表記から英語表記に変えようとしているという記事が載った。ただし、記事の書き手はひどく混乱していた。英語表記の新標識も、英語圏の人間には理解できないと主張する外国人居住者に出会ったからだ。

私も実はあんまりいい考えだと思わないので、少し書いてみる。


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『日本人はなぜ謝りつづけるのか』

中尾知代著『日本人はなぜ謝りつづけるのか―日英〈戦後和解〉の失敗に学ぶ』(NHK出版、2008年)

ひとことでいうと、かなり読みにくい本だ。文章が、ではなく、内容が。難しいことが書いてあるからではなく、なかなか受け入れにくい内容だから。ある意味、非常に感情を逆撫でされる本だといえる。つい感情的に反発したくなる。たぶん、同様に感じる人は多いだろう。だが、というか、だからこそ、この本は読まれるべきだ。そうだそうだと膝を打つ人だけではなく、なんだこれはと腹を立てる人にも。

実際、私もうんうん苦しみながら読んだ。内容てんこ盛りで消化しにくいのもさることながら、納得のいかない部分が多々あってつっこみを入れたくなる。読み終わって「あーすっきり」という本ではない。でも読み終わってつらつら考えているうちに「ああそういうことか」という感じになってくる。そういう本だ。以下、感想文。

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冬の電車は暖房いらないんじゃないか

小ネタ。電車の冷暖房に対する考えというのは人によってだいぶちがうだろうから、別に自分が絶対正しいとか主張するものでもないが、共感してくれる人はそこそこいるんじゃないかと思うので書いてみる。

冬の電車って、暖房いらないんじゃないか?

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いま、アニメ『ゴルゴ13』を見るべき13の理由

仕事柄(?)、学生さんたちから「今期のアニメどれ見てんすか」みたいに聞かれることがよくある(そういう仕事なのだ)。で、まあそのときどきで適当にいろいろ答えるわけだが、「今期」に含めていいのかわからないものの、今わりと楽しんで見ているアニメがある。MXTVで放映している『ゴルゴ13』だ(東京以外の方申し訳ない)。

いやこれが面白いんだいろんな意味で。

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