映画もネットに「流出」させてはどうか

ソニー・ピクチャーズが映画「ザ・インタビュー」の公開を見送った、と報じられた。

ソニー、北朝鮮映画「ザ・インタビュー」の公開中止を決定
(Reuters2014年12月18日)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は17日、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」について、25日に予定されていた公開を中止すると発表した。

劇場がネット上でのテロ予告を受けて相次いで上映中止を決めたことを受けてのものだそうが、それ以前にソニー・ピクチャーズが受けたサイバー攻撃との関連もある。本当にやりかねん、という心配なのであろう。制作費に4200万ドル、P&Aでさらに数千万ドルかけた作品をお蔵入りにするのはソニー・ピクチャーズとしても断腸の思いだったろう。

そこであくまでネタとしての提案だが、お蔵入りした映画、ネットに「流出」させてみてはどうだろう。

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「白票」という政党もあったらいい

どうしようもなく盛り上がらない今回の衆議院選挙でちょっと面白く思っているのは、「支持政党なし」という政治団体が出てきていることだ(あえてリンクははらないでおく)。別にこの団体を支持しているわけでもないしこの団体への投票を呼びかけたりするつもりもない(もちろん否定もしない。あくまでニュートラル)。シンプルにネタとして面白いのでわが内なる悪乗り回路が発動してしまったのだが、それだけでなく、ちょっと考えさせるものがあるようにも思うので手短に。あくまでもネタとして。

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産まない(  )が悪い

この件についてごく手短に。

「子ども産まないのが問題…麻生氏発言、また物議
(読売新聞2014年12月8日)
麻生氏は札幌市内での演説で「高齢者が悪いというイメージを作っている人はいっぱいいるけれども、子どもを産まないのが問題だ」と述べた。

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集合知的にはスコットランド独立はなさそう

スコットランド独立の是非を問う住民投票が18日に迫っている。報道をみる限りは賛否伯仲して予想がつきにくい状態らしい。

スコットランド、独立か英残留か 18日に住民投票
(日本経済新聞2014/9/17)
投票前の最後の週末となった13~14日に発表された各種の世論調査では独立への賛否は拮抗している。接戦がほぼ確実視されており、独立の行方は浮動票が握っている状況だ。

実際、BBCのpoll trackerとか見てるとけっこう拮抗してて、しかもYESの人が増えてきてる。9月16日時点でYES44%、NO48%。The Telegraphのだと9月13日時点でYES54%、NO46%。

Should Scotland be an independent country? (BBC)

Scottish independence referendum poll: the latest tracker (The Telegraph)

とはいえ、予測市場やブックメーカーなどの集合知系だとそうでもないなあ、というのでメモ的に書いとく。

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「合格力ランキング」の「欠陥」とその「欠陥」について

こんな記事を見かけた。

名物の「大学合格力」高校ランキングに致命的欠陥!
(inter-edu2014年9月5日)

週刊ダイヤモンドの2014年 10/2号臨時増刊「中高一貫校・高校全国ランキング2015年入試版」が示している、中高一貫校・高校の「卒業生一人あたりの国公立大学合格力」によるランキングに対してかみついている。こういうことらしい。

しかし、進学校に詳しい人たちがランキングを見てみると、違和感を覚えると思う。いわゆる有名進学校の影が薄く、地方勢が圧倒的に強いのだ。これについては記事の中で、「国公立大学上位100校に合格した生徒数によって合格力が出るため、地元大学に多くの生徒を送り出す高校が上位に来る傾向にある」と断り書きがある。だが、このランキングのロジックには、その断り書きでは説明しきれていない致命的な欠陥がある。

これはこの記事の著者の方が書いた書籍の内容を抜粋して紹介するものだそうなので、これだけ読んで何かいうのはあまりよくないのだろうが、読んでいて違うなあと思うところがあるので、手短に書いておく。

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女性閣僚増えてよかったね

内閣改造が行われたとかで、新しい顔ぶれが発表された。

政権安定を優先 第2次安倍改造内閣が発足 主要閣僚留任、役員に重鎮
(朝日新聞2014年9月4日)
安倍晋三首相(自民党総裁)は3日、党役員人事と内閣改造を実施し、自民、公明両党による第2次安倍改造内閣を発足させた。幹事長に前自民党総裁の谷垣禎一氏をあてるなど党4役を一新する一方、主要閣僚は軒並み留任させた。

どう評するかはともかく、重要閣僚の多くを留任させ、重要ポストに重鎮を据えているっぽいのはわかる。一方、今回の改造の「目玉」(政治的にはそういうものが必要なんだろう)は女性閣僚の増加、であるらしい。過去最多の5名が入閣した。基本的にはよかったねという話なのだろうが、あまりよく評価していない向きもある。

女性閣僚5人、数は前進 「でも言動は…」不安の声も
(朝日新聞2014年9月4日)
安倍改造内閣に過去最多の5人の女性が入閣した。女性の社会進出にとっては「一歩前進」。しかし過去には、男女共同参画や選択的夫婦別姓制度に反対していた顔ぶれも見える。「女性活躍」という看板は本物か。

まあ政権批判をしたい人にはどんなものでも批判の種でしかないので割り引いてみておくにしても、確かに入閣した面々の過去の発言などをみていると、これはどうなのかというものがけっこうある。とはいえ、けなしてばかりというのもどうかと思うので、「女性閣僚増えてよかったね」という話をしてみる。

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終戦翌日の原爆と原子力に関する報道

古い新聞記事のデータベースをぱらぱらと見ていてちょっと興味深かったのでメモ的に書いとく。

見つけたのは原爆に関する1945年8月16日の記事。いうまでもなく玉音放送の次の日だ。日本の無条件降伏の翌日というわけで、さぞかし新聞記事も書きにくかったろうと思うが、この日にけっこう原爆の記事が出ている。で、興味深かったのはその取り上げ方。別に政治っぽい話をしようというのではなくて、当時の空気感みたいなものを感じたという話。

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慰安婦問題は女性の人権問題ととらえるべきではないか

旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する朝日新聞の報道とその後の対応が波紋を呼んでいる。韓国人女性に対する強制連行があったとするずいぶん前の朝日新聞の報道について根拠がないのではないかという疑義がかねてからあったわけだが、それを今年になって朝日新聞が検証し、なかったとして記事を撤回したものの、その撤回のしかたがよろしくないと批判を浴びている、という話だ。

慰安婦問題とは
(朝日新聞2014年8月5日)

この問題に関しては、世に詳しい方々がたくさんいらっしゃるので、私ごときが何かためになる知見を示せるというものでもないとは思うのだが、とはいえ関心がまったくないというわけでもないので、ちょっとだけ、調べたこと、考えたことを書いてみる。専門家の方々には「何をいまさら」な話かもしれないし、「何を寝ぼけたことを」かもしれないが。

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丸橋透・松嶋隆弘編著『景品・表示法の法実務』

丸橋透・松嶋隆弘編著『景品・表示法の法実務』(三協法規出版、2014年)

タイトル通り、景品表示法に関する実務の解説本だ。帯によると、

実務上重要な観点を法令、ガイドライン、行政処分事例に沿い詳解
実務家と研究者の執筆による「実務と理論の架橋」として類書と一線を画す
消費者庁設置後の法執行・法改正動向に焦点を合わせ、課徴金導入等、景品・表示の最新潮流も注視

とある。

この中の第5編「業界としての取組み」の第5章「口コミマーケティング業界における自主規制」という部分を書いている。内容は、WOMJのガイドラインに関する簡単な解説と、自主規制がなぜ重要かといったあたりについて。WOMJに関わっている関係で依頼されたものかと思う。というわけで、勝手ながら宣伝。

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「ネトウヨ」より「ジジウヨ」がこわい

今日は69回目の終戦の日だ。政府主催の全国戦没者追悼式のほか、各地でいろいろなイベントが開かれただろう。この暑さは式典の類に好適とはいいがたいが、この夏の真っ盛り、盆休みに合わせたかのようなこのタイミングは、日本人の季節感に妙にマッチしているようにも思う。というわけで、最近思うことをつらつらと書いてみる。

以下はきちんとしたデータや理論で裏付けた話ではない。この種のテーマはタッチーなのでことばの定義とかめんどくさいが、そのあたりも割とふわっとしたままでいく。高齢者層、もう少し広げて中高年層の間に勇ましげな論調がめだつなあ、みたいな印象論、という前提でご理解願いたい。

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個人的に抹茶が来てる話

個人的に抹茶ブームが到来している。直接のきっかけは先日参加した「綾鷹茶会」というブロガーイベントなんだが、それ以外にもたぶんいろいろ影響を受けたものはあるような気がする。とにかく、何かの拍子にふと「そうだ抹茶だ」と思い当たった、ということだ。

子どものころ大阪万博の松下館で抹茶を飲まされて「苦いー」となって以来抹茶にトラウマがあったり、正座が苦手だったりした関係で避けてきたんだが、通りがかった東京駅近くの一保堂で抹茶をいただいて、「ん、これはいけるかも」となって以来、ほぼ毎日の習慣のようになっている。茶道をきちんとやった人のようにはならないが、万事適当な性格なので、無理せず自由にやればいいや、と割り切ることにした。

というわけで、面白そうな茶碗をヤフオクであさったりしていたんだが、抹茶を自分で作って淹れられるシャープの『ヘルシオお茶プレッソ』がもらえるブロガーイベントがあるというのを聞きつけて、これは逃すまじと申し込んだ次第。

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かつ江さんに加勢致し候

鳥取城籠城戦のマスコットキャラクターとして鳥取市教委が公開した「かつ江さん」が、危機に陥っている。批判のメールが寄せられたなどの理由で、急遽公開が中止された由。

鳥取城キャラ・かつ江さん公開中止 「悲劇をネタ」の声
(朝日新聞2014年7月10日)

籠城戦の当時鳥取城にいた吉川経家は毛利家家臣であり、私のご先祖様の敵方にあたるのだが、ゆるキャラ諸氏の行く末に関しては以前から懸念を抱いてきた私としては、この事態を座視するわけにはいかない。公開中止という「兵糧攻め」に再び苦しむ「かつ江さん」に加勢致すべく、ここに弱小ながら援軍を差し向ける所存にて候。

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悪意の連鎖はやめよう

ちょっと前にブログでも取り上げた、東京都議会でのセクハラヤジの件、党本部にいわれたからなのか、あるいは声紋分析されたら逃れられないと観念したのか、1人、議員が名乗りでた。

ヤジ再三否定の果て 都議「真実話す機会逸した」釈明
(朝日新聞2014年6月24日)
なぜ、すぐに名乗らなかったのか。記者会見では「私が発した『早く結婚した方がいいんじゃないか』という発言と、『産めないのか』という発言が一緒になって取り上げられた」と釈明。45分間の会見で15回も、「真実を話す機会を逸した」などと硬い表情で繰り返した。

報道等で見聞する限り、この都議の釈明はいただけない。「誹謗するつもりはなかった」(誹謗でないヤジがあるとでもいうのか)、「早く結婚してほしいと軽い思いで発した」(だとしても議場で言うべきことじゃないだろう)など、およそ本気で謝ってるとは少なくとも私には思えないが、とにかくヤジを投げかけられた女性都議に対して頭を下げたのは事実だ。

そのせいもあるのかどうか知らないが、一方、今度は名乗りでた都議の方に、批判が集まっている。中にはひどいことばを投げつける者もいるらしく、事務所に生卵をぶつける輩まで出てきて、ネット炎上どころか集団リンチの様相を呈している。

ヤジ認めた都議事務所、大量の生卵投げつけられる
(朝日新聞2014年6月24日)

そういうのはよくない。議場で心ないヤジを投げつけた都議に対してであっても、心ない暴言を吐いていいという話にはならない。それでは同じことをやっているだけではないか。そんな悪意の連鎖でものごとがよくなることはない。

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ショートパンツにすればよかったのに

少し前に話題になった、スカイマークの客室乗務員の制服がミニのワンピースになったという件だが、実際には丈が少し長くなったらしい。

スカイマークが「ちょいミニスカ」に
(日刊スポーツ2014年6月14日)
この日から半年間、宣伝のために着るミニスカートは「保安業務に支障が出る」「セクハラ行為を招く」と物議を醸し、膝上25センチだったスカートの裾を10センチ伸ばした。西久保慎一社長は「話題を呼ぶ役割は果たしたので『超ミニスカ』から『ちょいミニスカ』にした」と話している。

「役割は果たした」っていうのは何かを撤回する際のお約束の言い訳だ。要するに批判が殺到したってことだろう。この件、別のところに書いたものがあったので、少し書き足してこちらにも載せてみる。

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都議会全議員が謝るべき

2014年6月18日に行われた東京都議会の一般質問で、女性議員が子育て支援策について質問を行った際、男性議員から「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などとヤジが飛んだ件、大きな話題となっていて、数多く報道されていた。

都議会で女性議員にセクハラやじ」(NHK NEWSWEB2014年6月19日)
18日行われた都議会の一般質問で、みんなの党の塩村文夏議員(35)が妊娠や出産などに関する子育て支援策について都の取り組みをただした際、ほかの議員から「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか」、「産めないのか」などとやじを受けました。

動画を見た限りでは、「産めないのか」は確認できなかったが、「早く結婚したほうが」ははっきり聞こえた。それ自体典型的なセクハラ発言で、場を考えれば即、東京都議会会議規則第105条(秩序及び品位の尊重)及び第108条(議事妨害禁止)違反で懲戒になってもおかしくないんじゃないかと思うが、都議会自民党の人たちは不問に付すつもりらしい。さもありなんな対応ではある。

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«憲法解釈はどんどん変更したらよい、という話