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April 07, 2004

吉野家応援団

米国で発生したBSEのため牛丼の販売を中止(一部例外あり)している吉野家ディー・アンド・シーに対して、全国のファンから新メニューの提案が相次いでいるという(記事はこちら)。

神戸からは「鳥ぼっかけ丼」、他にもソーセージを使った「元気丼」に「イワシ丼」など、レシピ付きでの提案らしい。吉野家でも検討するようだ。

実現可能性はともかく、一私企業にこれほどのファンがついているということは、すごいことではないだろうか。たとえば仮にBSEがオーストラリアで起きたとして、マクドナルドがハンバーガーの発売中止を余儀なくされたとすると、そのときマックのファンが新メニューの提案を出してくれたりするだろうか?そうでなくとも、自分の会社になぞらえてみれば、こういうことが起きるということのすごさを感じることができる。

吉野家という存在は、もはや企業という枠を超えて、社会のインフラのような存在になったのかもしれない。吉野家のほうは、代替商品である豚丼の価格引下げを打ち出している(記事はこちら)。今後もさまざまな努力をするだろう。危機が工夫を生み、さらなる発展のきっかけになる可能性もある。今後の吉野家に注目したい。

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