第12回産業用バーチャル リアリティ展
2004年6月16日(水)~18日(金)、東京ビッグサイトにおいて、「第12回産業用バーチャル リアリティ展」が開催される。手元に招待券があるのだが、「バーチャル リアリティ業界 世界最大の専門技術展」だそうだ。会場の広さは東京ドームの3倍というから、かなりのものだろう。参加企業の展示に加え、多くのセミナーが開催される。
別にこの業界の宣伝をするつもりでもなければ、主催者のリード エグジビション ジャパン㈱(コンベンション業者だ)の味方をするつもりもない。にもかかわらずここで紹介しているのは、これがどうにも面白そうだからだ。
招待券には、「バーチャル リアリティによるビジネス活用例」として、たとえば以下のようなものが展示されるようだ。
・遠隔操作による海外での工業製品の組立
・人間の細かな動きを取入れた自動車の操作性評価・映像製作
・バーチャル スタジオでの臨場感のある映像製作
・博物館・科学館・ショールームでの立体感・リアリティのある展示
・航空管制官・操縦士の航空管制・飛行訓練
セミナーでは、こんなものがある。
演題:「実世界を指向したバーチャル リアリティの現在」
講師:東京大学大学院 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 舘教授
概要:ユビキタス社会における実世界と情報世界をシームレスにつなぐためのAR(拡張現実感)あるいはMR(複合現実感)技術、また、分身ロボットをネットワークを会して用いる新しいコミュニケーションへの試みなど実世界を指向したVRの現状と将来を概観する。
演題:「ユビキタス技術とVRの新展開」
講師:東京大学 先端科学研究センター 廣瀬通孝教授
概要:ユビキタスコンピューティングの普及とともに、リアルな空間とバーチャルな空間の融合が一層進みつつある。電子タグやアドホックネットワークなどのユビキタス技術を背景としたVR技術の新展開について述べる。
人によっては「何だこれ?」というだろうが、興味のある人には「!」という感じではないだろうか。ちなみに上記の廣瀬教授は、以前本blogでも紹介した「空間型コンピュータ―『脳』を超えて」の著者だ。ぜひ参加したいと思ったのだが、この時期は出張のため残念ながら見送らざるを得ない。「攻殻機動隊」好きの方、どなたか参加して状況を教えてもらえないだろうか?招待券は上記サイトから申し込めば無料でもらえる(招待券がないと入場料5,000円をとられるので注意)。また講演は有料だ。上記講演は18,000円(6月8日(火)以降は20,000円)。高いのが玉に傷か。
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