「ワクワクに投資する」に1票!
たまたま見かけたblogだが、気に入った記事があったのでリンクしておく。
「目的」や「機能」で商品を選ぶのではなく、それがもたらす「可能性」、ワクワク感を求めて商品に金を出す。すべからく投資というものは、将来の可能性のために行われるが、必ずしもそれが必要であるからではない。その商品がもたらす新しい生活、新しい自分。そうしたものの前では、他のモデルのほうが1,000円安いとか、そういった「合理性」は無意味だ。現代の消費の少なからぬ部分は、こうした「ワクワクへの投資」なのだろう。ブランド品がいっこうに衰えを見せないのも、低価格商品より高級品が売れたりするのも、そういう事情があるからだと思う。
今、「娯楽」に注目している。娯楽としての投資、娯楽としての政治、娯楽としての勉強。娯楽とはいいかげんに聞こえるかもしれないが、人間はそもそも「homo ludens」だ。自由な立場から真剣に取り組む「遊び」は、これからの社会のキーワードの1つになると思う。そのことを、この記事ではより軽やかに「ワクワク感」と表現しているのがいい。
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Comments
よく思うんですが、むしろ役に立つ、必要な機能への支払いは厳しくて、役に立たない、必要でないものに人はお金を払っているような気がしますね。
たとえば、必要なもの米、卵、洗剤など必需品には1円単位で反応するが、1000円エステは安い!となる主婦。
自分をより素晴らしくしてくれる(またはそう思わせてくれる)ものにはお金を惜しまない。でも、必需品を補充したところで昨日より素晴らしい自分を実感できないからではないかと思います。この辺が必要経費と投資の感覚の違いになってくるのではないでしょうか。
昔マーケティング書でよくシズル感などと書かれてたけれど、『ワクワク感』のほうがずっといいですね。guonbの標語も『ドキドキ、ワクワク、クゥ~』ってことでプロフィールに書いてあります。
Posted by: guonb | June 27, 2004 03:52 PM