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大阪:外国人観光客の増加と「綾小路麗華」の気遣い

今回大阪に来て気づいたのは、以前に比べて外国人観光客の姿がめだって増えてきているということだ。欧米系と思われる白人も、英語を話す人々ばかりではないようだし、アジア系、ことに中国系と思われる人々の増加が目立つ。中国語には詳しくないが、話をしているのを横から聞いている限りでは、北京語ばかりではないようにも思う。駅などでは、路線図を前に、それぞれの母国語らしいガイドブックを手にした観光客が立ちつくしているさまを(以前より)よく見かけた。ホテル従業員に聞くと、正確な割合はわからないが、最近は宿泊客に占める中国からの団体旅行客の割合が増えているとのことであった。

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関西人が関西弁を使わないとき

大阪に来ている。東京以外の土地に行くたびに思うのだが、方言がある地域の人々の多くは、その土地の方言と東京で一般的に使われていることば(いわゆる「標準語」というやつだ。語弊のあることばだが字数の関係もあり以後この表現を使う)を上手に使い分ける。アクセントが残る人も少なくないが、「えっ東京の人じゃないの!?」と驚いてしまうほどの人も多い。関西の人々は他の地方の人々に比べ、関西弁のアクセントをより多く残す傾向があるように思う。おそらく育った土地への誇りとか、ことばへの愛着みたいなものがあるのだろう。

そこで疑問なのだが、関西人が関西弁を使わず、「いわゆる標準語」をしゃべるとき、というのはどういう場合なのだろう?

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「予測市場」への注目、高まる

市場メカニズムを用いて将来予測を行う「予測市場」への注目が高まっている。Time誌2004年7月6日号は、「The End of Management? 」と題して、Hewlett Packard、Eli Lilly、Microsoftなど、いくつかの有力企業で行われた企業内予測市場の試みを紹介した。

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年金問題:「メディア」としての「木村剛」

7月26日、木村剛氏が主催する「公的年金公開討論会」が開催された。出席したのは、自民党河野太郎議員民主党古川元久議員である。

この討論会で最も強く印象づけられたのは、「メディア」としての木村氏の存在感、である。

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電子書籍で読みたいもの

「電子書籍」という類のものが生まれてからずいぶんになる。パピレス電子書籍パブリビットウェイブックスのようにウェブやPDAで読むもの、M-stage bookのように携帯電話で読むもの、LIBRIEのような専用端末で読むものなど、いろいろな媒体で提供されている。目を広げれば、いわゆる電子辞書も、この仲間に属するといえるだろう。

広告を見るたびに便利だろうと思うのだが、なかなか買おうという気持ちにはならない。なぜだろう。

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違法コピーがテロ資金に

Financial Times2004年7月23日より。
70カ国のレコード会社等で構成されるInternational Federation for the Phonographic Industry (IFPI)の調べによれば、音楽の違法コピーが国際テロ組織や組織犯罪集団などによってマネーロンダリングや違法薬物取引、さらにはテロ資金に回ったりしているという。

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BSE問題:なんでこうなるの?

米国産牛肉の輸入再開を巡って、科学的見地からBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)問題を議論してきた日米両国の専門家による作業部会が、7月22日に終了した(記事はこちら)。

これで米国産牛肉輸入再開への道が開けるかも、と記事は続くのだが、言っていることがよくわからない。
なんでこうなるのだろうか。

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道路なんか作ってる場合じゃない

新潟や福井の水害は、新潟では15人福井では3人もの犠牲者が出るたいへんな被害となった。一時期新潟に住んだことがあるから、他人事とは思えない。犠牲者にはご冥福を、その家族の皆さんにはお悔やみを、その他の被害者の方々にはお見舞いを申し上げたい。この3連休で新潟に8000人ものボランティアが入ったとのニュースに、何もしていない自分を後ろめたく思いながら、同時にうれしく思う。

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道路に段差を!

東京の住宅地には狭い道路がたくさんあるが、こうした道路を車がけっこうなスピードで走っているのをよく見かける。小さな交差点を通過するとき、充分スピードを落とさない車が多いが、あれは大丈夫なのだろうか。

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神は細部に宿る:ジブリの仕事

ほぼ日刊イトイ新聞で、「ジブリの仕事のやり方。」という特集が始まった。第1回は糸井重里とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーとの対談で、宮崎駿監督の仕事のスタイルについて、以下のような面白いコメントをしている。

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提携「ケータイ」の時代が来る?

The Economist誌2004年7月10日号で、「仮想携帯電話網会社(MVNO: Mobile Virtual Network Operator)」についての記事を見かけた。自前の携帯電話網を持たず、既存の携帯電話会社から借りて事業を営むかたちの会社だ。記事が主に取り上げていたのはヴァージン・グループVirgin Mobileだ。10代の若者を主なターゲットとして既に400万人もの契約者を持ち、事業はイギリスだけでなくアメリカオーストラリアにも広がっている。資金調達のためイギリスでの株式上場をねらっているという。

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サウナだと思えば暑い日も楽しみ?

連日暑い。子供のころは、暑い日でもせいぜい30度ぐらいだったような記憶があるが、今では35度など当たり前になってしまった。どうにかならないものかとこぼしながら外を歩くことになるのだが、知人から面白い屁理屈を聞いた。

「サウナだと思えばいい。」

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Bloggerにも「共有地の悲劇」

アメリカで、人気bloggerたちが「燃え尽き」症候群でblogから足を洗うケースが頻発しているとのニュースを読んだ。読者からの期待の重圧、毎日面白いことを書かねばというプレッシャー、押し寄せるコメントやトラックバックへの対応、・・・こうしたものに疲れ果て、コメントの受付をやめてしまったり、blogそのものを閉じてしまうケースが続発しているのだという。

さもありなん、と思う。これも「共有地の悲劇」の一例だ。

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官僚は桃太郎侍ではない

以前に書いた「官僚を擁護してみる」に対し、面白いトラックバックをいただいた。官僚の融通の利かなさに対してなぜ私たちが不満を持つのかに対し、企業において担当者が融通の利くサービスをしてくれるのと対比してしまうからではないか、という分析だ。なるほど、と納得させられる。たまたま昨日「踊る大捜査線2」をビデオで見たのだが、よく似た感想をもったのを思い出した。

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ステークホルダーの「傲慢」

学会でとある研究発表を聞いた。
現在の日本企業は短期的利益のみを重視しているが、ステークホルダー全体の利益を考え、社会的責任を重視した経営をしなければなんとか、という類だ。ご立派な主張で、文句のつけようもない。

…というわけにはいかない。文句はあるのだ。ひとこと言ってやろうと思ったが時間切れになってしまったので、ここでうさ晴らしをしておきたい。

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官僚を擁護してみる

官僚もたいへんだ、などと書くと、いまどきは怒られるかもしれない。「お前も回し者か」などという声も聞こえてきそうだ。別に回し者になったつもりもないし、金やらなにやらをもらっているわけでもないが、少し彼らの立場に立ってみたいと思う。

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「あなたの一票には力がある」か?―投票のススメ

7月11日(日)に行われる第20回参議院議員通常選挙の投票率向上キャンペーンで、サッカー選手の中山雅史選手と女優の白石美帆さんが「日本に関心を持てるのは、スポーツだけですか?あなたの一票には力がある」と呼びかけている。このキャンペーン(「第20回参議院議員通常選挙啓発事業全体計画」というそうだ)がターゲットにしているのは、イメージキャラクター2人の人選からみて、スポーツファンが多いであろう若年層だろう。事実、年齢層別の投票率をみると、20代の投票率は30パーセント台と全体に比べ大幅に低い。30代も45%前後だ。

投票に行かない人の考えはなんとなく想像できる。自分が投票したって結果が変わるわけじゃないし、それにどの党が勝っても政治なんて結局変わらないじゃん、といったところではないだろうか。こうした人々に、「あなたの一票には力がある」と呼びかけるのは、やや説得力が弱いかもしれない。そもそもその理屈を信じていないわけだからだ。

しかし、だ。

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朝夕の高速料金半額化?

石原伸晃国土交通相は7月3日、横浜市で街頭演説し、高速道路の料金を朝夕の混雑時に半額にするとの考えを表明した(記事はこちら)。石原国交相は、道路公団改革に関連して「朝夕の混雑している時の料金を半分にします。これくらい思い切ったことをやるのが国民への還元だ。必ずこれをやらせていただきます」と述べた。

このニュースだけしか見ていないので、前後の文脈やらはわからないが、いったいどこからこんな考えが出てくるのだろう。

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年金問題:「ご理解を賜りたい」

年金問題に関して厚生労働省に資料の情報公開を請求した木村剛氏が、厚生労働省の担当者と面談したらしい(こちら)。データやプログラムの公開請求に対しては既に4,991枚の資料が「紙ベース」で公開され、今はそれに関する内部資料の公開を請求しているとのこと。CD-ROMによる公開は困難との回答であるそうだが(法律からいえばそうなるのだろう)、今後「1週間に2時間程度の定期ミーティングを設けて、数理計算の詳細をご説明していく中でご理解を賜りたい」のだそうだ。

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この10年:私的ITヒストリー

慶応大学とマイクロソフトが合同で開いたシンポジウム「デジタルコンテンツを彩る先端技術」の基調講演で、来日中のマイクロソフトCEO、Steve Ballmer氏の講演を聞いた。ここ最近10年のIT技術の急速な進歩を振り返り、今後の10年はもっと大きな変化が訪れるだろうとの論調であった。「10年前、だれが今のIT技術を想像しただろうか」というわけである。

確かにそうだ。このことをより実感をもって考えるために、やや記憶はおぼろげながら、個人的に10年前の状況を振り返ってみようと思う。

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