« 「予測市場」への注目、高まる | Main | 大阪:外国人観光客の増加と「綾小路麗華」の気遣い »

July 29, 2004

関西人が関西弁を使わないとき

大阪に来ている。東京以外の土地に行くたびに思うのだが、方言がある地域の人々の多くは、その土地の方言と東京で一般的に使われていることば(いわゆる「標準語」というやつだ。語弊のあることばだが字数の関係もあり以後この表現を使う)を上手に使い分ける。アクセントが残る人も少なくないが、「えっ東京の人じゃないの!?」と驚いてしまうほどの人も多い。関西の人々は他の地方の人々に比べ、関西弁のアクセントをより多く残す傾向があるように思う。おそらく育った土地への誇りとか、ことばへの愛着みたいなものがあるのだろう。

そこで疑問なのだが、関西人が関西弁を使わず、「いわゆる標準語」をしゃべるとき、というのはどういう場合なのだろう?

ためしに今日、昼食をとったレストランのウェイトレスに聞いてみたら、レストランではふつう標準語を使います、居酒屋とかでは関西弁ですけど、と(関西アクセントの)標準語で答えてくれた。

本当に聞きたかったのは(でも聞けなかったのは)、この先だ。なぜレストランでは普通「標準語」で居酒屋では関西弁なのか、関西弁は正式ではないということか、礼を失するということか、学校ではどう教えているのか、とかそういったことだ。ウェイトレスを問い詰めるのはかわいそうだから我慢したのだが、ぜひ知りたいと思う。

関西は、つい150年ほど前までは首都があった場所だ。関西の人々は、その土地で話されていることばに愛着と誇りを持っているはずだ。「標準語」よりよほど古い歴史を持っているはずだし、ていねいな表現、へりくだった表現もちゃんとあるから、その気になれば公式な場においても使えるはずだ。なのになんでそうはならないのだろう。関西の方、どなたか教えてください。

|

« 「予測市場」への注目、高まる | Main | 大阪:外国人観光客の増加と「綾小路麗華」の気遣い »

Comments

こんにちは。関西人でなくて申し訳ありませんが、コメントしたくなりました。
関西というキーワードから京都のことをふと思い出したのですが、京都ではどんなお店でも「京ことば」ですよね。いや、むしろ「京ことば」でない方がぞんざいに感じるほど。
「京ことば」と「関西弁」の違い。あずま女の私には実感としてわかりにくい部分がありますが、田辺聖子さんの小説を読むときれいな大阪弁の丁寧語なども出てくるので、もしかして大阪の都市部では伝承されてないのかな、とふと思ってしまいました。
余談ですが私は新潟弁は同郷の人以外には使いません。もちろんちゃんと丁寧語もあるんですけど、同じ言葉を話す人じゃないとすらすら出てこないんです。

Posted by: くりおね | August 02, 2004 11:19 AM

コメントありがとうございます。
京都でも、確かホテルなんかでは「標準語」だったのでは?あれは京都以外の出身者なんでしょうか?私も、大阪と京都のことばの正確なちがいはわかりませんが、印象はだいぶちがいますよね。
映画の「ハリー・ポッター」なんかで、スコットランドなまりとかアイルランドなまりとかがでてきますが、あれも、吹き替えのときに方言で吹き替えたらいいのに、なんて思ったりします。スコットランドはやはり東北弁みたいな感じなんですかね。

Posted by: 山口 浩 | August 02, 2004 04:55 PM

なまりを方言で吹き替えるというのは面白いですね。
私の感覚ではスコットランドは茨城弁(マギー審司など)、アイルランドが東北弁という感じですかね。アメリカの南部なまりは広島弁?・・・なんて考えていくと楽しそう。

Posted by: くりおね | August 03, 2004 11:16 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 関西人が関西弁を使わないとき:

« 「予測市場」への注目、高まる | Main | 大阪:外国人観光客の増加と「綾小路麗華」の気遣い »