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July 16, 2004

道路に段差を!

東京の住宅地には狭い道路がたくさんあるが、こうした道路を車がけっこうなスピードで走っているのをよく見かける。小さな交差点を通過するとき、充分スピードを落とさない車が多いが、あれは大丈夫なのだろうか。

大丈夫なはずがない。実際、近所にそうした交差点があるが、小さな接触事故がけっこう起きているし、自分自身も何度かひやっとする思いをした。子供たちが学校に通ったり遊んだりもする道路であるわけで、危ないことこのうえない。こういう場所は、東京にはそこらじゅうにある。もちろん、他の町にもあるはずだ。こういう道路は、本来車があまり通ってほしくないのだが、近道だとかそういった理由で、単に通過するだけの車がどんどん行き交うような、けっこう交通量が多いケースもある。

こういった小さな交差点に横断歩道をつけても、徐行を促すことはできないだろう。信号をつけるのもどうかと思う。こういう問題の解消法として、交差点の近くなどに、段差をつけることはできないだろうか。それもちょっとガタンとする程度のものではあまり効果が期待できない。いっそ、スピードを落とさないと、天井に頭をぶつけたり乗り越える際の衝撃でエアバッグが開いてしまうほどのものでもよいと思う。近所の車は毎回その段差を乗り越えるわけでたいへんだろうが、自分が歩いているときのことを考えれば、デメリットとメリットの相殺で受忍限度内とはならないだろうか。単に通過するだけの車には、その道をわざわざ通るインセンティブを大幅に減少させる効果を持つと思う。

世の中、一見便利でないほうがいいこともある、と思う。私道などだけでもこういう工夫ができないものか。

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Comments

いつも楽しく読ませていただいています。

今回のエントリーでご提案されている「段差」についてですが、ヤマダ電機平和台駅前店の立体駐車場は、まさにこの「段差」によって利用者に注意を促しています。

ここの立体駐車場の出口には「スピードを出すと不快なほど揺れるが、ゆっくり通ると気にならない」程度の出っ張りが付いており、それを知っていると、自然に減速しようと思います。

山口さんのエントリーを読んで、いっそのこと一時停止の停止線を全て出っ張りにしてしまえばいいのに、と思いました。

Posted by: kata | July 17, 2004 09:00 AM

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