お金に愛情をこめる
今テレビで放映されている日本生命の企業イメージCMに、谷川俊太郎の「愛する人のために」という詩が使われている(こちら)。保険をテーマに書かれた詩は珍しい。同社の依頼で書かれたのだろうか。ずっと以前、職場に来たニッセイのお姉さんの名刺の裏に載っていたから、ずいぶん前に書かれたもののはずで、「復活ネタ」というわけだ。
全文を引用するのは著作権の観点からもあまり好ましくないと思うので、一部を引用する(少なくとも今は全文が日本生命のサイトに掲載されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい)。
愛情をお金であがなうことはできません。
けれどお金に、
愛情をこめることはできます。
生命をふきこむことはできます。
もし愛する人のために、
お金が使われるなら。
かつて私に生命保険契約を決心させた一節だ。お金と人との関わりの本質をみごとにとらえていると思う。お金はその量によって「価値」が厳密に決まる冷徹なものだが、それを誰がいつどのように使うかによって、その「意味」はまったく異なってくる。生命保険だけではない。おそらくお金を使うあらゆる局面において、人はそのお金に何らかの気持ちをこめる。ポジティブな気持ち、ネガティブな気持ち、暖かい気持ち、冷たい気持ち。そのそれぞれに、その人にとっての固有の意味がある。同じお金を使うなら、できるだけ自分にとって気持ちのいい使い方をしたいものだ。
…とはいえ、同じ保障なら生命保険料は安いほうがいい。それは「気持ち」とは別ものだ。もう少し安くならんだろうか。
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Comments
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Posted by: Leslie | March 14, 2006 12:49 AM
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Posted by: Isaac | March 14, 2006 10:57 AM