思いつき:簡単なスパム対策
相変わらずスパムメールが多い。大半は海外からだが、国内からのものも少なくない。学習型フィルタを使っているので日常それほど負担に思うことはないが、どうもいいようにやられているような気がして気分が悪い。
古い表現で何だが、悪質なスパム業者を「ギャフン!」といわせる方法はないものだろうか。
現在使っている@niftyでは、フィルタリングソフトのほか、指定アドレスからのメールを受信しない設定にすることができる。しかし先方は送信アドレスをどんどん変えてくるからいたちごっこになるし、ウィルスなどの中には他人のメールアドレスになりすますものもあるから、一律に排除してしまうのもまずいだろう。
以前、メールの受信者が送信者に対して課金できるしくみはどうだなどと考えてみたりもした。素人考えはともかく、スパム対策については、マイクロソフトがなにやら考えているらしい。それが実現すればスパムからは解放されるのだろうか。しかし専門家の中には効果を疑問視する向きもあるらしい。
スパム業者はランダムにメールを送る。そのアドレスが存在しなければ、例の「MAILER-DAEMONさん」から「不達だった」というメールが届くことになる。これが返送されてきたアドレスは存在しないことになるので、スパム業者は次回のメール送信先リストからそのアドレスを除く。
もしそうだとしたら、選択した相手に対してこのDAEMONメールを返送するようなしくみができないだろうか。受け取った者がわからないほどきちんと似せて送信すれば、そのアドレスは使われていないものと思ってくれるかもしれない。こちらから選んで送るようにすれば、スパムだけに対してDAEMONメールを返送することができる。少なくとも課金制度を作るよりはよほど安くできそうな気がする。
やはりこれも素人の思いつきにすぎないのだろう。専門家からみれば取るに足らないものにちがいない。だったら専門家の責任として、いい方法を考えてほしい。スパムメールのうざったさ、なんとかならないだろうか。
The comments to this entry are closed.
Comments
この方法は、実は、かなり効果があるようです。私もひまをみつけてやってみようかと思っていますが、なかなか時間がありません。
Posted by: miyakoda | September 14, 2004 01:50 PM
こんにちは。いつも拝見させていただいてます。
私の管理しているMLの一つに登録者以外のメールを受け付けないものがあるのですが、ここにスパムが結構来ます。
MLが自動的に「you are not member」というメールを送り返すのはいいのですが、ML業者は実在しないアドレスから送られてくることが多いので、管理者用アドレスには、実在しないアドレスをカタられたサーバーから「Returned mail: User unknown」というメールが届きます。
今見たところ、スパムメールのざっと8割は、実在しないアドレスから発信されたもののようです。つまり、そうした自動返信メカニズムを付けると、要らんメールがスパムメールの1.8倍になるわけです。
スパム業者は、いかに「簡単なスパム対策」で自分たちのスパムを取り除かれないか、ということでメシを食ってるわけなので、残念ながらスパムは「簡単なスパム対策」では取り除けないのであります・・・。(万が一、そのアイデアが当たったとしたら、さらにそれをかいくぐる仕組みを考えてくるはず。)
私は、英語のスパムより日本語のスパムが圧倒的に少ないことを考えても、スパムに刑事罰を設けるのが一番早道じゃないかと思います。
ご参考:http://www.tez.com/blog/archives/000152.html
(ではでは。)
Posted by: Tetsuya Isozaki | September 14, 2004 02:51 PM
コメントありがとうございます。
ご意見が食い違っているようですが、いろいろ見解があるのでしょう。いずれにしても私のような素人には難しいと思います。
極論すると、スパムは「蚊」のようなもので、根絶は難しく、やりすごすしかない、ということなのかもしれませんね。でもくやしいなぁ。
Posted by: 山口 浩 | September 14, 2004 08:07 PM