« 「リンクを切らさない」のはマスコミの社会的責任ではないか? | Main | 「言戯」の新たな旅立ちにエール »

January 25, 2005

テレビCMについての若干の思いつき

テレビCMについての若干の思いつきメモ。

1 映画のエンドロール
私は映画のエンドロールを見るのが好きだが、どうもそうでない人は多いらしい。映画館ですら、エンドロールになると席を立ってしまう人が少なくない。ましてやテレビで映画などを放映すると、エンドロールなどまったく見られないことも多いし、下手をするとエンドロール自体をカットしてしまうことすらある。なんとかならないものか。というわけだが、モントリオールのホテルでテレビを見ていたとき、映画のエンドロールと同時にCMが放映されているのに気づいた。画面を2分割し、左1/3~1/4程度をエンドロールにあて、残りでCMを流している。エンドロールは元の映画の画像ではなく、データのみを流している。けっこう早いスピードなので、かなり見づらいが、まったくカットされるよりはましと考えよう。これなら、エンドロールを見たい人は見られるし、CMを見たい人はCMを見ていればいい。どちらも見たくない人はしょうがない、席を立つなり何なりしてくれ、ということなのだが。

2 クイズ番組
クイズ番組の場合、問題を出して答えを出す前にCMに入ることがある。CMの間に考えてくれ、というサービスのつもりだろうが、もの覚えが悪いのか、あれ問題は何だっけ?ということが少なくない。というわけでだが、CMの間中、画面の隅にでも、問題を小さく出し続けておくことはできないか。こうすればCMの放映中席を立つ人は少なくなるだろう。

いずれも、画面の一部をCM以外に振り向けることになる。広告主としては、必ずしも望ましいことではないかもしれない。しかしどうだろう。もともとCMの間は、テレビの前にすらいないかもしれない。また、1のケースはともかく、2のようなケースでは、クイズの答えを考えたいのに関係ないCMを流されると、CMの対象商品に対して悪い感情を抱いてしまうかもしれない。それよりも、CMの際の画面を一部明け渡すことで、広告主に対する好感度アップを狙うのはどうだろうか。

こういう目的のために、別のCMを作らなければならないとしたら、それは難しいといわざるを得ないだろうが、そのままでもいいような気がする。直感的にいってだが、正直なところ、CMの画面の端が少々切れていたからとて、広告効果にそれほど差があるとは思えない。もともとワイド画面のテレビでは横に間延びした画像を見たりしているわけだし、圧縮して少し小さくなったり変形したりすることにも抵抗感はないのではないか。

ひょっとすると、画面の一部を別の用途に使わせることで、テレビ局に支払う広告料を少し安くすることができるかも、などという皮算用は可能だろうか。

|

« 「リンクを切らさない」のはマスコミの社会的責任ではないか? | Main | 「言戯」の新たな旅立ちにエール »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference テレビCMについての若干の思いつき:

« 「リンクを切らさない」のはマスコミの社会的責任ではないか? | Main | 「言戯」の新たな旅立ちにエール »