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January 05, 2005

パンダの里親になろう!

パンダの里親になれる制度がある。「オレのアイ」さんのblog経由での情報だ。パンダの名づけ親になってみたい人、パンダ保護にひと肌脱ぎたい人、中国旅行の楽しみを増やしたい人にお勧めかも。

この活動を行っているのは、日本パンダ保護協会という団体だ。名誉会長は黒柳徹子さん。運営委員リストにはこのほか数人、日本の有名人が名を連ねている。設立趣旨の一部を引用する。

日本パンダ保護協会(PPIJ:Panda Protection Institute of Japan)は、在日中国人が提唱し、多数の日本人有志の方々からのご賛同を基に、臥龍中国パンダ保護研究センター、及び現地政府と駐日中国大使館の支援をもとに設立された非政府・非営利の民間ボランティア団体であります。
当協会は、人とパンダの「共存関係の構築」、「自然環境の保護」を理念に、インターネットを通じて、パンダを取巻く環境の実態を理解して頂くとともに、日に日に絶滅の危機が叫ばれているパンダの生息環境を改善する活動の一助となるための保護事業に、一人でも多くの方々に参画して頂くことを目的としております。

里親制度は、(1)パンダの飼養費、管理費、医療品等の費用、(2)パンダの科学研究費用、(3)パンダに関する資料や広報等の費用、にあてるための資金を集めようというものだ。2004年7月現在、協会は29頭のパンダの里親になっている由。この種の団体は「本当に確かな組織なのか?」といった疑問がついてまわりがちだ。この組織の場合、中国政府の「臥龍国家級自然保護区」が国連の「人と生物圏保護区ネットワーク」に加入し、「世界野生生物基金会」と提携して設立した「中国パンダ保護研究センター」からの委託を受けた唯一の団体、であるとのこと。

個人の場合、里親には3種類ある。
(1)年間里親:個人が1年間里親の権利を得る。1頭あたり10人まで参加できる。
(2)占有里親:1個人が1年間里親の権利を占有する。
(3)終身里親:個人がそのパンダの終身に渡って里親となる。

なんだか共同馬主クラブのようだが、所有するわけではないし、収益を狙うわけでもない。年間里親は4,000元、占有里親は40,000元、終身里親が300,000元となっている。1元=15円とすると、それぞれ60,000円、600,000円、4,500,000円になる計算だ。

さらに、里親になり臥龍に行くと、以下の特権が与えられるという。
1 ゴールド会員証の発行。ゴールドカード会員になると本人参加の際、毎回10人までパンダ苑の参観が無料に。
2 会員カードを提示すれば本人の里子パンダと無料で一年間のべ10回まで一緒に写真を撮ることができる。
3 パンダクラブ雑誌(中国語)とバッジ2個を贈呈。
4 パンダの命名権。
5 パンダ里親証の発行。
6 臥龍パンダセンターの飼育舎の前に里親の名前の入ったプレートが飾られる。

…要するに、里親になれてうれしい、というのが一番の特典ということだ。年間里親の場合の命名権は1年間限り、なのだろうか。翌年に別の年間里親がつけば名前も変わるのか?野球場のようでもあるが、まあ自然保護のためだ。現在の里親リストをみると、パンダの名はタオタオだのリンリンだの、いわゆるパンダふうの名がついているが、「タロウ」だの「ハナコ」だのといった日本ふうの名はつけられるのだろうか。某IT企業の社長などのように資金力もあるなら、終身里親になって「○○エモン」と名づけられるかどうか、交渉してみるといい。

パンダより先に人を救え、という議論も聞こえなくはないが、人を救いたいと思う人もいれば、パンダを救いたいと思う人もいて、それぞれちがった方面に興味が向くのは、基本的に悪いことだとは思わない。ご興味のある向きは日本パンダ保護協会までご一報を。 
TEL 03-3289-4219
FAX 03-3575-1005
〒104-0061 東京都中央区銀座8-2-12 東京華僑会館3階

考えてみれば、これはナショナルトラストの一種、といってもいいのかもしれない。日本でも一坪地主運動などがあるが、その動物版、というわけだ。このやり方は、希少動物の保護にはある程度使えるやり方かもしれない。特に野生では絶滅してしまっているものや、その他個体識別ができるものなどであれば、やろうと思えばできるはずだ。もっとも、個体ベースで里親になりたいと思うような愛らしい種ばかりではないだろうが。極端な話、いくら絶滅危惧種だからといって「カブトガニ」だの「シノハラフサヤスデ」だのでは、感情移入もしにくかろう。もちろんトキなどは、もしもう少し数が増えれば充分可能だと思うが。

それから、動物園や水族館などでも、これに似たしくみを作ることは可能ではないだろうか。ゾウやらライオンやらのような数が少ない種なら、共同で里親になるタイプ、サルやペンギンのように数が多いなら、単独で里親になれるタイプがよかろう。イルカみたいな賢い動物なら、背中に乗れるだのといった特典をつけてもよい。固定ファンと運営資金の獲得のための方策として、考えてみてはどうだろう?

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Comments

名前一覧を見ていたら、「きよえ」という名前のパンダがいました。「尾形きよ江さん」という方が里親になっておられます。なんだかすごいです。

Posted by: miyakoda | January 05, 2005 11:56 AM

miyakodaさん
ご指摘ありがとうございました。「きよえ」はOKなわけですね。見落としてました。
ならば「○○エモン」も支障ないでしょうね。パンダをCMに出演させるのもアリでしょうか。

Posted by: 山口 浩 | January 05, 2005 06:12 PM

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