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March 11, 2005

雑誌目次をみる:「月刊タウン情報 さが」

「雑誌目次をみる」シリーズ。今回は「月刊タウン情報 さが」。

旅先では、可能な限りその土地のタウン誌と不動産情報誌を買うことにしている。その土地の人たちがどんな暮らしをしているかが、それらにはよくあらわれるからだ。今回入手したのは、「月刊タウン情報 さが」。言うまでもないが、佐賀県のタウン誌だ。はなわの「佐賀県」では何もないところであるかのように歌われているが、どっこいどうして、「月刊タウン情報 さが」はなかなか内容盛りだくさんなのだ。

というわけで「月刊タウン情報 さが」2005年3月号の目次は以下のとおり。

・・・と思ったら、目次ページの横の建売住宅の広告に目が留まった。「土地建物コミコミ価格980万円展示会実施中 基本が17坪で土50坪が基本です」とある。なんだかわからないが建物の延床面積が17坪(平屋だぜ)、ということらしい。ちょっと狭いがこりゃなんとも安い。場所がどこなのか書いていないのが玉に瑕だが、まあ安いからよかろう。マイホーム欲しい、という人は佐賀をめざせ!

気を取り直して、目次はこちら。

巻頭特集
雛祭り&春の花情報:そよ風が心地いい ほら、春はすぐそこ
・雛祭りめぐり 佐賀~柳川~八女~吉井
・春満開のスポット紹介
・素人カメラマン いらっしゃ~い

佐賀県の春を満喫する情報。花見スポットリストには14ヵ所が挙げられている。高伝寺の梅、嘉瀬川河川敷沿いの菜の花、神崎駅前の菜の花、佐賀大和観光桃園、古代の森会館の梅、野田堂の辻しだれ梅、桃の花見園、みゆき公園の梅、蕨野の棚田の菜の花、佐里温泉登栄荘付近の菜の花、国道203号線沿いの菜の花、加唐島の椿、牛尾梅林。

不思議と桜が1つもない。まだ早いからだろうか。それにしても「○○付近」だとか「○○沿い」だとか、なんだかマニアックな選定にみえる。私は1ヵ所も知らなかったが、県民の皆さんは全部ご存知なのだろうか。…とか思ったらちゃんと裏のページに「県外編」があり、ハウステンボスのチューリップ祭などが紹介されている。ああ安心した。

おすすめの店教えます。毎月更新!!
・おすすめ温泉・食レポート

インタビュー
・小桜舞子、竹川美子
・EXILE
・MAMALAID RAG

豪華インタビュー!小桜舞子は2001年に「恋する城下町」でデビューした実力派演歌歌手、だそうだ。竹川美子は2003年「江釣子(えづりこ)のおんな」でデビュー、2月23日には成世昌平の大ヒット曲「はぐれコキリコ」の女性版をリリース、したのだそうだ。・・・うーん。世の中、まだまだ知らないことがたくさんあるものだ。お2人とも演歌歌手のようだが、がんばっていただきたい。

どんなお返しがいい?どんなお返しをする?
タウン情報さが 読者が望むホワイトデー

実際のタイトルは「春の特別企画 佐賀県民のホワイトデー事情」だ。県民アンケートをしたらしい。「変わったプレゼント」には、「リボンをつけた彼自身」という回答があったが、まさか?

Regular Page
・Monthly Flash
・夫婦白書

「夫婦白書」は、実際には「カップル当てクイズ;探してダーリン」というコーナーだ。なぜ目次とちがうのかわからないが、まあいい。5人の人妻と5人の男性の写真が出ていて、それぞれの女性の夫を当てる、というクイズだ。回答は巻末ハガキで応募する。応募者の中から抽選でプレゼント進呈!正解数によって優先度が異なるという、よくわからんが「優しい」設定だ。プレゼントはというと、「餃子日本一の町栃木県宇都宮の味 餃子菜館の冷凍生餃子」「和食・洋食・沖縄料理 海人のお食事券2,000円分」「佐賀ごちそう本」「くぼ薬局 おすすめサプリメント」。冷凍生餃子って何のこっちゃ!?というつっこみはさておき、なんで宇都宮やら沖縄やらが出てくるのだろうか。

いやそれにも増して注目すべきは、5人の人妻のうち最年少の木塚梓さん何と17歳!…いやその筋の趣味はないのだが。何が注目すべきかといって、「17歳人妻」といえばとてもすごいことのように思えるのだが、「月刊タウン誌 さが」ではきわめてあっさりととりあげていることだ。佐賀ではめずらしくないのだろうか。そうか結婚すれば犯罪じゃないんだな…、などというのは甚だ不謹慎かつ不穏当だろうが、ちょっと不思議な感じがする。繰り返すが私にはその筋の趣味はない。

・情報スクランブル(佐賀)
・イベントスケジュール
・情報スクランブル(全国)

「情報スクランブル」も、親切なことに佐賀編と全国編に分けてある。佐賀編には「あのスタレビが佐賀にやって来る!」「第19回吉田おやまさん陶器まつり」など。全国編は「阿蘇ファームランド10周年感謝祭」「春の城島後楽園ゆうえんち」など。全国といいながら九州ばっかりじゃん。しかしまあ、ここで東京ローカルのイベント情報流されても困るわな。

・映画
・ビデオ・DVD
・コンサート
・Qプレス
・NEW DISC
・ライブ情報
・本
・GO!GOALサガン鳥栖
・かわら版
・インフォメーション
・さがん人の井戸端会議
・笑いの佐賀征服宣言

「さがん人の井戸端会議」は実際には「さがんもん井戸端会議」というタイトルだ。どうしていちいち目次とちがうのだろうか。それに、「さが」に「ん」がつくのは、方言なのだろうか。なかなか奥深いものがある。
「笑いの佐賀征服宣言」には、「『佐賀県』新章!」がある。「佐賀県」の新しい歌詞を作ろう、というコーナーだ。

「♪この間の吉○屋牛丼一日限定復活の行列を見て、『佐賀にもこんなに人がいたんだな~』と実感した。」
「♪先日、佐賀空港を見に行った他県の友人が、『ずっと何もない道が続いてて恐くなったから途中で引き返してきた』と言った。惜しい、その5キロくらい先にあったのに!」

自分の故郷につっこみを入れる余裕ぶり、見習いたいものだ。

・次号予告
・今月の運勢
・佐賀の人
・Dr. ヤヤマンのすすめ

「Dr. ヤヤマン」は、Y.H.C.矢山クリニック院長の矢山利彦氏のことだ。誰それ?と思った方、私の仲間だ。このコーナーでは、Dr. ヤヤマンがいろいろ親切に教えてくれる。ついでにY.H.C.矢山クリニックの地図も入っている。記事でみる限り、なかなか親しみやすい先生のようだ。相談したい方はぜひ。

・披露宴レポート

このページは「月刊タウン情報 さが」の「目玉」ではないだろうか。なんと編集部があなたの披露宴を取材、「さが」誌上で紹介してくれるのだ(1組あたり1ページという大盤振る舞いだ!)。ありがたいではないか。3月号では8組が紹介されている。佐賀で1ヶ月間に結婚式がどのくらいあるのか知らないが、東京ではとてもできないよなぁ。

・コラムんページ
・アクセスナウ
・時刻表(JR特急・高速バス・飛行機)

タウン誌に時刻表、というのはなかなかめずらしいのではないだろうか。やはり佐賀県民は「意識が外向き」なのだろう。

・スタッフルーム&屁

屁!?と思ったら、「屁のような話」のことで、「取るに足らない話」ということらしい。「宝くじに当ったら何をするか」という、まさにたわいもない軽い話題のコラムだが、「あるある」感がある。しっかし、目次に「屁」とだけ書くセンスはいかがなものか。

・読者の声に応えて、ついに登場 男性版 さがん的笑顔あれあれ
・さがん的笑顔あれこれ
・あん人こん人・Ketai

「さがん的笑顔あれこれ」と「あん人こん人」と「Ketai」はいずれも読者の写真紹介コーナーだ。よくもまあこれだけ。載った人、その周囲の人が買っていただける、ということだろうか。ちなみに「Ketai」は「ケータイ」のことらしい。

・なるほど調査隊
・読者プレゼント

そしてなんと、「さが」3月号には別冊付録「PM5時から本」がついている!目次をみると、「食う」「飲む」「遊ぶ」の3つのコーナーに分かれていて、さまざまなお店が紹介されているというわけだ。「飲む」のコーナーはほとんどが「女性スタッフ」勢ぞろいの場所だ。「県内唯一のロシア人タレントオンリーのスポット」やら、どうみてもフィリピーナっぽい「県内でもトップクラスを誇るタレント達」の店やら。「タレント」というあたり、入国審査の苦労をしのばせる微妙なところだ。「遊ぶ」はレジャーホテルが満載。やはり「娯楽の王者」なのか。「エグゼな夜」やら「自分の部屋でくつろいでいるようなほっとした気分になれる部屋」やら「まるでリゾート地にでも居るようなくつろぎのひととき」やら。中でも注目は「待ち合わせに便利な2ガレージ付き」だ。これっていったい…!

いやー、濃い。やはり「さが」だけのことはある。記事のタイトルがいちいち目次とちがうあたりはまあともかくとして、とにかく県民に密着した作りがすごい。「さが」といいながら佐賀県以外の情報や、佐賀県から外に出るための時刻表を載せるあたりがだ。これを読んで佐賀に行ってみたくなった人は、…いるといいんだけど。

ちなみに上記のサイト、3月号について「詳しくは、ここをクリック」と別ページを設けているのだが、開いてみるとちっとも詳しくないのも味わいがある。

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