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May 31, 2005

エンドロールをみる:「交渉人 真下正義」

「エンドロールをみる」シリーズ。今回は現在公開中の「交渉人 真下正義」。

いわずと知れた「踊る大捜査線」のスピンオフ企画だ。「踊る」で脇役だった真下警視(ユースケ・サンタマリア)を主役に、「踊る」シリーズの登場人物も多数登場というわけで、「踊る」の人気をうまく利用している。あちこちに隠された「リンクネタ」の数々、今夏公開のもう1つのスピンオフ企画「容疑者 室井慎次」との連携もさることながら、今回特筆しておきたいのは、通常映画の上映前に必ずといっていいほど入る他の映画のCMがまったく入らなかったことだ。いきなり本編が始まり、最後に「容疑者 室井慎次」のCMだけが入るという趣向。なんだかとても資金の潤沢さをうかがわせる手法だ。とはいえ、なんというか、テレビドラマがそのまま劇場に持ち込まれたような違和感を感じなくもない。

さて、エンドロール。以下はプログラムからとったものなので、実際に画面に映ったものとは異なる可能性がある。

キャスト 53人+5グループ

エキストラは含まれていない。うち主要キャストは7人。

製作 1
企画 4
プロデューサー 3
原案 1
脚本 1
音楽 1
撮影 1
照明 1
録音 1
美術デザイナー 1
装飾 1
編集 1
サウンドスーパーバイザー 1
アソシエイトプロデューサー 1
ラインプロデューサー 4
VFXプロデューサー 1
VFX&セカンドユニットディレクター 1
助監督 1
制作担当 1
スクリプター 1

主要スタッフだ。この部分で28人。

演出助手 7
撮影助手 4
撮影技術進行 1
ユーザーガンマコーディネーター 1
VE 1
特機 1
特機助手 2
空撮カメラ 1
照明助手 6
テクニカルライティングオペレーター 1
ライティングアシスタント 2
録音助手 4
美術助手 4
装置 1
大道具 1
組付 2
美術進行 1
装飾助手 3
持道具 1
持道具助手 1
電飾 4
造園 4
走行システム製作 4
操演 1
操演助手 1
データー出力 1
ガン・イフェクト 1
衣装 2
衣装助手 1
ヘアメイク 2
キャスティング 1
エキストラ担当 3
ファイティングコーディネーター 1
制作主任 4
制作進行 5
プロダクションコーディネーター 2
劇用車 6
カースタント 3
車輌 10
地下鉄司令室監修 1
オーケストラ監修 1
指揮指導 1
カラス調教 1
制作応援 4

この部分で109人。「ファイティングコーディネーター」や「カラス調教」なんかがあって面白い。

セカンドユニット
撮影 1
照明 1
録音 1
助監督 1
スクリプター 1
演出助手 1
撮影助手 2
VE 1
照明助手 2
録音助手 1
美術助手 1

この部分で13人。

特殊撮影
撮影 1
照明 1
助監督 1
演出助手 3
照明助手 3
美術助手 5
クモ車両操演 1
エージング監修 1
1/1クモ造形チーフ 1
1/1クモ造形助手 6
クモ造形チーフ 1
クモ造形助手 6
トンネル大道具・造形 3
海岸線車両造形 1
美術応援 4
制作応援 1
美術ボランティア 4
VFX編集 1
編集助手 1
ネガ編集 1
編集デスク 1

この部分で48人。「クモ」とは映画に登場する鉄道車両の型式だ。なかなか斬新な造形。

CGスーパーバイザー 1
3DCG 4
2Dコンポジット 1
2Dトラッキング 1
デジタル合成 4
モニターグラフィックス 2
CGラインプロデューサー1
CG制作デスク 1

CG部隊は全部で15人。

音響効果 1
音響効果助手 1
Foley Design 1
Foley Assistant 1
ダイアログエディター 1
スタジオエンジニア 1
デジタル光学録音 3

この部分で9人。

キャラクターデザイン 1
グラフィックデザイン 1
予告編ディレクター 1
エンドロール 1
テクニカルアドバイザー 1
タイミング 2
データ変換 2
レコーディング 3
カラリスト 1
HD編集 2
インフェルノ 1
インフェルノアシスタント 2

この部分で18人。

PC画面制作監修 2
PC画面制作 7
オフィシャルWebサイト制作 8
画面制作 1
TTR PR映像制作 2
PR映像ナレーター 1
スチール 1
宣伝 9
ライツ担当 1

この部分で32人。Webサイト制作部隊はけっこうな人員だ。広報戦略の重点が移りつつあるきざし、なのだろうか。

音楽
シンセサイザー&リズムプログラミング 1
オーケストレーション 2
レコーディング&ミキシング 2
レコーディング・ディレクター 1
制作 1
音楽制作協力 3
サウンドトラック盤 1社

この部分は10人と1社。音楽はすべて既存の楽曲を使っている。地味にコスト削減、なのだろうか。

Special Thanks 4グループ

2社(Avid Dolby)
ドルビーフィルムコンサルタント 2

制作プロダクション 1社

製作 4社

製作委員会はフジテレビジョン、ROBOT Communications Inc.、東宝、スカパー!WTの4社。ROBOTは本広克行監督が所属する企画制作会社。スカパー!WTは㈱スカパー・ウェルシンク。スカイパーフェクト・コミュニケーションズ㈱の子会社で、コンテンツ開発・投資を手がける会社だ。広告代理店は入っていない。まあそうだろうな。

監督 1

総合計で、338人と15社。

製作委員会のメンバーに如実にあらわれているが、全体としてフジテレビ色がきわめて濃い。作りがテレビっぽいのもそのせいか。テレビが映画を飲み込んでいく動きといえるかもしれない。この点でフジテレビは圧倒的に強い。これはこれでいいのだが、日本映画がみんな「長編で金のかかったテレビドラマ」ふうになるのも面白くない。「その他」の人々もがんばっていただきたい。

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