祝 新会社法成立
6月29日、懸案だった新会社法が参議院の賛成多数で可決成立した(記事はこちら)。施行は2006年とのこと。
本サイトのサイドバーにおかれた「予測投票」への参加をお願いしてから数日たつ。現段階で何か具体的な結果が出ているわけではないのだが、とりあえず今の状況はこんなところである、というご報告を。
Hiroetteさんから、最近あたりではやっているらしい「ミュージカルバトン」が回ってきた。私の音楽の好みなど大半の方には面白くもない話だろうが、せっかくご指名をいただいたので、とりあえず自分の分は書いておく。
昔、「ながら族」といういい方があった。音楽を聞きながら勉強、みたいに複数のことをいっしょにやる人のことをいう。そういうのはよくないという意味合いで使われていたが、今やそういうことをいう人はいなくなった。まあ、そうやって育った私がともあれ道を(それほど)踏み外さずにいるということは、たいして悪い影響はないのだろう。
で、今もしばしばやる。今のところ一番多いのはラジオだ。テレビの音声だけ聞く、ということもある。狙って聞くものもあれば、たまたま聞いてはまってしまうものもある。
今回は後者の話。
6月24、25日の2日間にわたって、NHKが「日本のこれから:人口減少社会」という番組を放映した。こういう大がかりな番組はNHKならではだろう。「素人さん」たちに延々としゃべらせてもたせる番組作りも民放にはできないだろう。民放ならタレントの司会者が突っ込んでいじり回してしまうところだろう。「しゃべりば」の経験が生きている、のかな。
さまざまな考えがあるものだ、とわかるのはいい。というわけで、番組に参加しなかった私もひと言だけ。
「増税」(税負担増、のほうがより適切だろうが)の議論が盛り上がってきている。きっかけは政府の税制調査会が6月21日に公表した「個人所得課税改革の論点整理」だ。「今後、4-5年かけて行う」所得税と個人住民税の抜本改革の方向性を示したもの、だそうな。で、これに対していろいろな不満やら批判やらが噴出しているというわけだ。
私も、増税上等じゃないの、とすごんでみる。ただし「前向き」な意味で、だ。
しばらく前から、このサイトの左のサイドバーに「予測投票」なるコーナーができていることにお気づきの方もいるかもしれない。特に何も説明はしていないのだが、少数ながら試してくださる方もいらっしゃる。
まだ完成形ではないのだが、とりあえず運用できそうなかたちにはなったので、ここらでいったいこれが何なのかをご説明しておきたい。で、できればご協力をいただきたく。
Cesar A. Hidalgo, Alejandra Castro, Carlos Rodriguez-Sickert (2005). "The effect of social interactions in the primary life cycle of motion pictures." http://arxiv.org/abs/cond-mat/0501059.
「クールビズ」について、なんだかいろいろ議論されている。やれ個人の自由だとかネクタイしないとだらしがないとか。国会でも、委員会では軽装なのに本会議では「品位」とやらが必要なためにスーツにネクタイとのこと。で、ネクタイ業界の皆さんは商売あがったりと政府を訴えるといきまいているらしい。
またしても私たちは、ものごとをごまかそうとしてかえって混乱する事例を見せつけられている。最初からはっきりいっておけばいいものを。
企業価値について語るとき、よく「時価総額」という表現を使う。いうまでもないが株価×発行済株式総数だ。
うかつに書くと底の浅さがばれてしまうのでいやなのだが、書かないでおくと気分が悪いので書いておく。「王様の耳はロバの耳」的エントリーだ。
「企業の時価総額」って、「企業価値」じゃないよねぇ。
Matthias Sutter (2005). "Are four heads better than two? An experimental beauty-contest game with teams of different size." Economics Letters 88, 1 (July 2005): 41-46.
自分用のメモ。著者の所属機関:Max Planck Institute for Research into Economic Systems, Strategic Interaction Group, Kahlaische Strasse 10, D-07745 Jena, Germany
Abstract
We examine the influence of team size on decision making in a beauty-contest experiment. Teams with four members outperform teams with two members and single persons significantly, whereas the latter two types of decision makers do not differ.
Keywords: Team decision making; Team size; Beauty-contest experiment
JEL classification: C72; C91
先日、財務省のキッズサイト「ゴーゴー!ふぁいなんす☆タウン」にはまった私だが、最近は内閣府の経済財政諮問会議のキッズサイト「日本21世紀ビジョン 21世紀キッズタウン」が面白くて。今回も思い切り深読み、裏読みで遊んでみる。
ヤフーが、ドキュメンタリー「日本の挑戦 インターネットの夜明け:前編」を無料配信している。6月30日までだそうだ。
友人から教えてもらったのだが、いやもうだめだ。こういうのに弱いのだ。
先日、「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」の著者である山田昌弘教授の講演を聞く機会があった。内容は「パラサイト・シングルの時代」から「希望格差社会」への一連の流れをなぞるもの。実はどちらもちゃんとは読んでいないのだが、どちらも有名な本だから、話の本筋はまあ予想通り、といったところ。
とはいえ、生で話を聞くことの価値は、話を補強するサイドストーリーみたいなものとか、ちょっとしたところで垣間見える本音めいたものなんかにある。
以下はその中で印象に残ったことと、聞きながら思いついたこと。あけすけな表現が登場するので、その方面にセンシティブな方にはお勧めしない。
今、通常国会が開かれているが、審議の様子がインターネットでリアルタイム動画配信されている。
衆議院はこちら:「衆議院TV」
参議院はこちら:「参議院インターネット審議中継」
ちょっと見る機会があって思ったのだが。
少し前のことになるが、日経BPの「Net Business Today」に出ている「ネット法律相談所」に、「メディア」としてのbloggerの倫理基準に関する記事が出ていた。
いらいらすると、「きらいなもの」について考えたくなる。なぜきらいかを考え、悪いところをあげつらって、けなして、溜飲を下げようというわけだ。
で、「きらいなCM」について考えてみたくなった。我ながらなんという後ろ向きな思考。
Richard G. Newella, James N. Sanchiricoa, and Suzi Kerrb (2005). "Fishing quota markets." Journal of Environmental Economics and Management Volume 49, Issue 3 (May 2005): 437-462.
市場メカニズムを用いた資源配分の試みはあちこちにあるが、こういうのもあるんだな、というメモ。
Jungmin Lee (2005). "Marriage, female labor supply, and Asian zodiacs." Economics Letters Volume 87, Issue 3 (June 2005): 427-432.
これは「ネタ系経済分析」ではない。
第一生命総研が「「軽装励行」の生産波及効果 ~生産波及効果は+1,008億円、名目GDPに換算すれば+637億円」というレポートを発表している。いわゆる「クールビズ」が経済的にも効果があるという話だ。
…ええっと。
アメリカの空港のセキュリティチェックで「丸裸」にされる、という物騒な話が、Electronic Privacy Information Center (EPIC)のサイトに出ていた。
X線で、だが。
「座右の銘は」などと聞かれるほどえらい人間ではないが、もし聞かれることがあったとしたら「ピアノのふた」と答えるだろう。R. Buckminster Fullerの「宇宙船地球号操縦マニュアル」の冒頭部にある話だ。どんな話かはあえて書かない。要するにいいたいことは、「フラー的なるもの」は私の考え方の深いところにまで浸透している、ということだ。白状すると、心情的には「ファン」にきわめて近い。
だいぶ前に書いた「『シリアス・ゲーム』の時代」という文章で、フラーのワールドゲームをMMOG(Massively Multiplayer Online Game:多人数参加型オンラインゲーム)にしたらいいのに、と書いた。それが、実際に動き始めたのだ!
社団法人著作権情報センターのサイトに、「著作権者を探しています」というコーナーができている。著作権者のわからなくなった著作物の権利者を探し、権利の利用を促進するためのものだ。
まだ1件も利用されていないが(2005年6月5日現在)。
駐日フランス大使であるベルナール・ド・モンフェラン氏が日仏両語でblogを書いている、と今日の朝日新聞夕刊に出ていた。どれどれ、と見たら、確かにあった。
そのまんまのタイトル。わかりやすい。
渡辺聡さんの主宰する「Emerging Technology研究会」に参加してみた。テーマは「サーバ型放送」。「TV Anytime Forum」副議長の早稲田大学亀山教授のお話。メディアとコンテンツが分離されることでさまざまな可能性が、といった内容。
話を聞きながらつらつら考えた。技術的にはいろいろな可能性があってけっこう。完全にバラ色とまではいかないだろうが、薄バラ色、ぐらいにはいえるかもしれない。
でもコンテンツ企業は?と頭を転じたら、あれ?となった。思いつきの仮説なのでひょっとしたらとんちんかんかもしれないが、とりあえずアイデアのとっかかりとして書いておく。
「ネクタイがそんなにすきですか」 3年1組 山口 浩
6月から、「クールビズ」というのがはじまったそうです。スーツやネクタイみたいにあつくるしいかっこうをやめて、もっとすずしいかっこうをしようというものだそうです。そうすると、エアコンをあんまり使わなくてもすむので、でん気だいもせつやくできるし、かんきょうほごにもいいのだそうです。
でも、中には、それにはんたいする大人がいると聞きました。
最近、GoogleのAdSenseを導入した。ここは小銭を稼げるほどのサイトでもないだろうと思うのだが、AdSenseがサイトの内容に合わせて広告を配信すると聞いていたので、ではこのサイトならどんな広告が、という関心があったのだ。もともと個人的な興味であちこち食い散らかすような雑文を載せているから、さぞかし絞り込むのが難しかろうと思っていたが、なかなか興味深い。
In virtual worlds of online games, people often compete against other players by using various items, such as virtual swords, magic skills, automobiles, or spacecrafts. In some games they might use virtual cards or slot machines.
But in some games, people use mahjong tiles for competition.
続きを読む "Online Mahjong Is For Competition, Rather Than For Communication"(Virtual World Update Japanへリンクしているので念のため)
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