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June 08, 2005

ポケモンは学ぶ

㈱ポケモンが、ポケットモンスターのぬいぐるみの「リコール」を行っている。自主検査で、ぬいぐるみの一体から製造工程で混入したミシン針の先端部分が検出されたとのこと。販売したぬいぐるみを回収して点検するので着払いで郵送してほしい、と呼びかけている

3月2日以降生産された商品が対象(詳しくはリンク先を参照)だが、かなりの数量になるだろう。この徹底ぶりは商品の性質上当然といえば当然だが、とりあえず好感がもてる。

ポケモンのぬいぐるみに針が混入する事件は、昨年もあった。そのときはトミーだったが、今度はバンプレストだ。トミーのときは、7月20日に顧客から針が入っているという指摘を受けて出荷前12万個を調べたところ、12個からミシン針の一部が見つかったとのことで、8月4日に回収・検査を告知している。

今回針が発見されたのは「一体」で、しかも内部検査の段階で発見している。で、サイトで公表するだけ(ニュースリリースなんかは出しているだろうが)でなく、ファンの会員組織「ポケモンだいすきクラブ」向けメールでも告知している。そつのない対応ではないだろうか。ポケモンたちは「学んで」いるのだ。何が大事かもわかっている。リスクマネジメントという観点からみても、参考になると思う。

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