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August 23, 2005

大学の見本市が開かれるという話

見本市にもいろいろある。車やらAV製品やらといった「モノ」や、アウトソーシングやらセキュリティやらといった「サービス」。ありとあらゆる業界で、売り込みをはかる企業が見本市に参加する。

しかし今回目にしたのは「大学の見本市」だ。

もちろん、大学の身売りとか、そういうことではない。正確にいうと、「大学で生み出される『知』の見本市」だ。もちろん知っている人は知っている。「イノベーション・ジャパン2005」というイベントだ。実際、主催者側が「大学の見本市」と呼んでいるから、そう呼んでさしつかえないだろう。9月27~29日の3日間、東京国際フォーラムで開かれる。

私は知らなかったが、実は今年で2回目になる。ふれこみは「国内大学の最先端技術シーズと産業界のマッチングイベント」。要は産学連携を推進するための場。大学が開発した、あるいは開発中の技術と、それを活用したい企業との「お見合い」というわけだ。主催は科学技術振興機構(JST)とNEDO技術開発機構(新エネルギー・産業技術総合開発機構)。

次世代技術のタネが目白押し、なのだろうか。ちょっとプログラムをのぞいてみる。出展者一覧をみると、要するに「理系」の方々だ。大学ゾーン、TLOゾーン、大学発ベンチャーゾーン、大学発ベンチャー支援ゾーン、研究機関ゾーン、主催者・共催者ゾーンに分かれている。大学ゾーンはさらにナノテクノロジー・材料、ライフサイエンス・バイオテクノロジー、医療・福祉、IT、環境・エネルギー、製造技術・ロボット、知財本部に分かれている。

「新技術説明会」というのもある。大学側からのプレゼンだ。タイトルと発表者名しか書いていないので、門外漢の私には内容はわからないがどうにも面白そうなものをいくつか拾ってみる。

・コエンザイムQ10は抗加齢の切り札か?(「あるある大事典」が取材にくるねぜったい)
・障害のある下肢で駆動する次世代車椅子(足で動かすのかぁどうやってやるんだろう)
・天日干しの旨みを再現するソーラードライの開発(天日干しとソーラードライってちがうの?)
・分子模型キット、分子模型インテリア用おきもの(「おきもの」って…これって最新技術なのか?)
・バイオ人工臓器を用いた生体代替シミュレーション(おおっいよいよサイボーグか?)
・超低価格拍動型人工心臓の開発(超低価格ってどのくらいなんだろうか。まさか100円、なんてことはないよね)
・ストレス社会に対応した「生活空間刺激ロボット」の開発(「ぼく○○えもん!」なんて名乗ったりするのだろうか)
・人間を超える脳の実現を目指した無線通信三次元集積技術(人間を超える!超人類の登場か!?いったい何?)
・弾性表面波を用いた皮膚感覚提示デバイスの開発(何に使えるのだろうか?)
・電子ペーパー:紙の読みやすさを備えた情報表示媒体(早く実用化してほしいなぁ)
・人工知能Qちゃんとの対話(Qちゃん!なんで「Qちゃん」?毛が3本なのか?マラソンができるのか?)
・ユビキタス人体通信(身体を媒介とした情報伝送技術)(おおあれだあれだ聞いたことあるぞ)
・乾燥地でのCO2固定を目的とした植林に関する研究(よみがえれ緑の大地よ)
・電磁気的手法を用いた地震予知法(なんでもいいから予知してくれぇ)

セミナーもなかなか面白そう。ベンチャー起業志望のプレゼンにいろいろ指導するセッション、なんてのもある。将来性豊かな技術への「スペシャル・アワード」なんてのも。各研究室のブースでは先生やら助手やらが所在なげに立ってたりするのだろう。時間があればぜひひやかしに…じゃなかった産学連携の現状を視察に行ってみたいものだ。

考えてみると、「文系」分野ではこういう産学連携のイベントってあまりないがなぜだろうか。よっぽど役に立たない、ということだったりして…とほほ。

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