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October 02, 2005

「総選挙はてな」参加者アンケート集計速報(2)

「総選挙はてな参加者アンケート」集計速報の2回め。

実は今回利用したアンケートのシステムが、クロス集計のできないものであったという、私にとってはたいへん衝撃的な事実を知り(ちゃんと調べとけよ!)、かなり落ち込んでいるのだが(何しろ急いでいたので…とほほ)、それはそれとして、ともあれ結果のご紹介。

このあたりから、取引行動についての設問。

問10.1回の取引の平均的なサイズは?

サイズ人数比率
1株ずつ5318.1%
10株以下10134.5%
100株以下10335.2%
100株超 3612.3%
合計 293100.0%

なんだかずいぶん「きれい」に分布している。「元手」は1,000ポイントだったから、まあこんなものか。いちかばちかみたいな大きな「賭け」に走るという雰囲気でなかったことはよくわかる。


問11.取引の頻度は?

選択肢人数比率
ほとんど取引はしなかった12743.3%
ふだんはしないがまとめて取引をした7425.3%
数日に1回程度取引をした5017.1%
1日に1度程度取引をした248.2%
毎日何度も取引をした186.1%
合計 293100.0%

取引はけっこう少数の人に集中しているようだ。なんだかべき乗則っぽい感じもするがどうだろう。はてなアイデアを利用していた方も少なくなかったろうが(ああこれも聞いておけばよかった!)、なかなか入りづらいのかもしれない。


問12.取引のスタイルは?

選択肢人数比率
新聞やテレビなどの情報を元に、価格と見比べて取引をした3010.2%
自分の信じた価格に近づいていくという信念に基づいて取引をした5117.4%
自分の支持する政党の価格を上げる(または支持しない政党の価格を下げる)ために取引した268.9%
もっぱら市場での価格の動きのみに着目して取引をした6120.8%
そのときどきによってちがった6120.8%
その他6421.8%
合計 293100.0%


いろいろなタイプに分かれている。市場の動きのみに注目していた人が2割。この層の人はいわゆる流動性トレーダーになるのだろうか。「信念型」は情報トレーダーか。「支持政党」型はマニピュレーターといえるだろう。もし価格がマスコミの情報に直接・間接に影響されていたとすると、「新聞・テレビ情報」型の人が市場を動かしていたことになるがどうだろうか。ともあれ、こういういろいろなタイプの参加者がいることは、世論調査ならあまり好ましくないだろうが、市場ではむしろ好ましい場合が多い。今回のケースでは、少なくともぱっとみた限り悪い影響があったようにはみえない。


問13.市場価格が自分の予測とちがうときは?

選択肢人数比率
市場価格の趨勢に従って自分の予測を修正した5518.8%
自分の予測のほうが正しいと思ったので予測を変えなかった5719.5%
正しく予測するよりも自分の政治的信念のほうが優先した4415.0%
ときによってちがった6421.8%
上記以外7324.9%
合計 293100.0%


期待の修正がどのように起こっているかを問う設問。私からみると「修正」派が少なめのように思えるのだが、取引ボリューム的にはもう少し大きかったりするのだろうか。ともあれ「信念」派や「自分を信じる」派が3割を超える。「ときによる」派は、どっちもあったということなんだろう。まあそれはわかる。それにしても「上記以外」ってどんなのだろう。


問14.予測にあたって参考にした情報源は?

情報源人数比率
新聞13947.4%
テレビ・ラジオ11840.3%
雑誌268.9%
インターネット(含むブログ)17559.7%
政党・政治家からの情報299.9%
身近な人からの情報196.5%
その他6923.6%
合計 575
n=293
複数回答。比率は回答者数293に対するもの。

もう1つ続けて。


問15.予測にあたって最も参考にした情報源は?

情報源人数比率
新聞5619.1%
テレビ・ラジオ4314.7%
雑誌51.7%
インターネット(含むブログ)12542.7%
政党・政治家からの情報82.7%
身近な人からの情報31.0%
その他5318.1%
合計 293
n=293
複数回答。比率は回答者数293に対するもの。

これはなかなかおもしろい。参考にした情報源として挙げられたものの中で最も多かったのがインターネット(含むブログ)だ。で、新聞、テレビ・ラジオと続く(「その他」は除く。他にもあったか。不覚)。最も参考にしたのもやはりネット。新聞やテレビ・ラジオは、「情報源」としての評価がインターネットにかなり近いのに比べ、「最も重要な情報源」としての評価は大きく差をつけられている。人々はマスメディアに対して「依存せざるを得ないがあまり信用もできない」といっているようにもみえる。このあたり、マスメディアの世界の方にはなかなかつらいところなのではないだろうか。

もちろん、これを見たまま鵜呑みにするのは危険だ。インターネットの情報は、たとえばニュースサイトに流されたマスコミの情報であったり、マスコミの情報を紹介するブログ記事であったりする可能性がかなりある。ブログ記事の中で独自の見解を示したりする人もいるし、あるいはまったく独自に取材した情報を載せていた人もゼロではなかったろうが、少なくとも実感として、ネットの情報は、マスメディア情報の「増幅器」的要素が強いと考えるほうが安全だ。

しかし、たとえおおもとの情報源がマスコミだったとしても、参加者の方々がその情報を新聞紙面でなく、テレビ画面でもなく、ネットで見たと答えていることは重要だ。参加者にとって、その情報がマスメディア発であろうがネット独自のものであろうが、一次的なインターフェースがPC画面であったということを意味するからだ。ネットのフィルターを通過する際に、情報にはひょっとしたらちがった色がつくかもしれない。情報を発信する側は、今後そのことを肝に銘じておかなければならなくなるのではないか。さらにいえば、多くのマスメディアにとって生命線である、本来の情報に添えて広告を提供するというビジネスモデルの有効性に、今後さらなる疑問符がつけられることになるかもしれない。


問16.マスコミの情報の投票行動への影響は?

選択肢人数比率
影響した(もとの考えから変えて、優勢と伝えられた人・党に投票した)6020.5%
影響した(もとの考えから変えて、劣勢と伝えられた人・党に投票した)227.5%
影響しなかった(もとの考えを変えず、そのまま投票した)21172.0%
合計 293100.0%

もう1つ続けて。


問17.「総選挙はてな」の情報の投票行動への影響は?

選択肢人数比率
影響した(もとの考えから変えて、価格の高い党に投票した)3311.3%
影響した(もとの考えから変えて、価格の低い党に投票した)165.5%
影響しなかった(もとの考えを変えず、そのまま投票した)22476.5%
合計 293100.0%

マスコミの情報によって投票や投資の行動が変わったかを問う設問。影響はなかったという意見が大半を占めている。公職選挙法が人気投票を禁止する背景にはそれが投票行動に影響を与えるおそれがあるという懸念があるわけだが、少なくとも「自己申告」ベースでは影響がないわけだ。


問18.最終的なポイント数は?

選択肢人数比率
20,000pt超113.8%
10,000pt超 20,000pt以下134.4%
10,000pt以下29391.8%
合計 293100.0%

これは完全に質問ミス。10,000ポイントでなく1,000ポイントとかそのあたりを区切りにすべきだった。しかし20,000ポイント超の方もいるとは。それはそれですごい。


問19.「総選挙はてな」で政治への関心は高まりましたか?

選択肢人数比率
おおいに関心が高まった4013.7%
やや関心が高まった10836.9%
あまり関心は高まらなかった10134.5%
まったく関心は高まらなかった3612.3%
かえって関心を失った82.7%
合計 293100.0%

過半数の方が、関心が高まったと回答している。もともと関心があった方も多いわけだから、はてなが意図した「政治への関心を高める」という目的に対して、まあまあ効果があったといえるのではないか。「関心を失った」派の方は、選挙結果に不満足か取引がうまくいかなかったか、はたまた市場運営のやり方が気に入らなかったか。


問20.「総選挙はてな」に参加した感想は?

自由回答。以下の通り。

・初めてでルールが十分に飲み込めなかった。次にまた挑戦してみたい。
・支持政党とも実際に投票した政党とも異なる株を中心に、ポイントを儲ける事を最優先して取引した。参加した実感としては、政治や選挙とは関係がないというのが適当だと思う。
・法的にはグレーゾーンにも関わらず予測市場の試みをこれだけの規模で行ったのははてなが日本で初めてだと思うので評価している。
・面白かった
・あまり楽しいものではなかった。
・面白くもないし、意味もないと思った。
・すばらしい方法を適用される試みだと思います。さらに、このような予測方法が発展することを期待しています。私、現役を退きましたが、山口さんに期待します。
・値段の上限値が外された後に、値段が跳ね上がったがこの時の値段がグラフに残ってしまって今の値動きが分からなくなった。
・今回は途中でルール変更が多かったので、難しかったです。
・おもしろくもなんともなかった。システム自体がマズすぎた。もっときちんと構成を練ってから行うべきだった。
・とても良いきっかけになったと思うので続けて欲しい.他の人の考えを知りたかったから。
・面白そうだった。
・途中でルールを変えるのは良くない。(初めてだから仕方ないけど。)バンドル販売はいいアイデアだった。次の選挙もやってほしい。
・ルールを途中で変えちゃだめでしょ。最初のルールのポイント配分だと、参加者全員が損をするものでしたけど、それを予見できなかったのですか?
・システムの一部に問題があると思う。1株あたりの売買が切り上げられて計算され、損をしていると思う。それが原因で、途中で嫌になった。
・今後も続けて下さい。
・総選挙はてなのメールを見逃していたので、事前のアンケートには参加できませんでした。個人も党も、信頼できずに消去法で選ぶしかない現状が不満です。
・お疲れさま
・よく仕組みが分からない
・株取引の仕組みがよく分からず、イマイチ参加できませんでした。これを機に、以前から関心があった株に少しでも慣れたかったですが、一人で取り組むにはややこしかったです。
・あまり、利用方法がよく分からなかった。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/16/news084.htmlは記者の読み方が浅い。ハズれたのは「全ての議席を比例区的な見積りをしてしまったはてなユーザーが多かった」からだ。
・途中のルール変遷がチトわかりにくかったです。
・低価格株での連続10株売りがかなり嫌な感じ。
・あまりおもしろくなかった。平均価格と平均配当金額が違って、株を保持するメリットがなかった気がした。
・新党日本は改選議席数を守れませんでしたが、この価格動向は政党への関心の動向を反映していました。新党大地が無かったのでもう少しメンテ頻度が高ければと思いました。次回も期待しています。
・途中から政党、株数が増えて。最初から買いたい物が買えなかった。株価の上限が変わった。途中から変えずにいて欲しかった。
・面白かったよ。興味があったから
・擬似株トレードとしては面白いがゲームとしてはいまいちだった。仕方がないといえば仕方がないが人気のある政党(株)がまったく流通していなかったように感じた。
・選挙という極めて短い期間の中で、もっと敏感に値が動くシステムにしないと投資の意味がない。ただの支持政党アンケートにしかなっていなかったように思う。
・当初、会意方がよく解らなくて戸惑った。
・単純に面白い試みだなと思った。ただ、自分は株式市場についての理解度が低い為、ポイントを増やすにはどうすればよいかが分からなかった。
・途中で追加があったり、と難しい。途中追加なら、無償割り当て交付にするべき。
・価格順位が総選挙の結果と大体同じになったというところに興味を惹かれた
・申し訳ありませんが総選挙はてな未使用です。参加しようとしましたが取引方法がわからず断念しました。政治に関心あるのに参加できない人もいたことを知ってほしく投稿しました。
・アンケートについて。自分はセットで購入したので、どこの政党がいいとかではないです。あと、ネット証券の話か総選挙の話か分からない設問がありました。
・今回の選挙に大きな関心を持ったため。
・郵政の民営化は庶民にどんなメリットがあるの小泉に馬鹿にされているような感じ無理に白紙投票した庶民はなにを考えているのだろう。
・暇だったから
・さあ
・こういったシステムは面白いと思いました。選挙に限らず、いろんなジャンルでやって欲しいです。
・得にない。
・当初ルールが固まりきっておらず、そのため、急速に興味をなくした。次回の選挙時に向けて、問題点を検証し再度実施していただきたい。
・特になし
・こういったものにあまり慣れていないので、どうやったらいいのかわかりませんでした。
・自分の仕事に関係する総選挙だあったので、投票に行き、「総選挙はてな」に関心があったため参加し、面白いシステムだと感じました。
・ファイト
・初めて
・取り引きの仕方が判らず、一度購入したきり、取り引きせずに終わった。もっと分かりやすく、説明を読まなくても、直感的にわかる仕様にしてほしい。
・ポイント減らしちゃったよ・・・TT
・イマイチ盛り上がらなかった
・新しい手法であり、今後何らかの形になる事を期待したい。
・システムをもう少しわかりやすくした方がいいですね。
・楽しかったです。はてなのようなちょっと偏ってる?(笑)かもな人たちの結果は、やはり、実際とは、ずれるだろうな?という予想通りですね。でも、WEBと実際とのずれの目安になるのではないでしょうか?
・最初の数日を除いては、大きく株価が変動することもなく、塩漬けにするユーザーが多かったのではないか。新規株購入は一回までに制限し、市場で株が廻るような環境にすれば、もっと面白く、有意義になったのでは。
・詳しいチャートが欲しかったですね。24時間、72時間、1週間、全体ぐらいあるともっと面白かったかも。
・売り買いがよくわからなかった。
・選挙結果からも分かるようにある政党に偏りすぎておりその他の政党への投資=損失的な要素が強すぎて、あまりおもしろくなかった。
・よくわからんうちに気がついたら終わってた
・unnko
・予測市場という考え方を『フューチャー・オブ・ワーク』で読んだばかりで、面白そうだから参加した。
・面白かった。独自サービスとして色々予測できるよう立ち上げてほしい。また社内提案制度に使えるように外販してもらえると嬉しい。
・ポイントゲームとしては非常に面白くなかった。
・レートに変動が無く、ルールも変わったのがネック。まぁ、投資になれてないんで。ゲームや、関心を引き出すのなら多くの人がとっかかり易いようにシンプルなルールが一番。
・(仕様確定後は)値段の変化の幅が小さすぎるため、堅い勝負しか出来ないのがつまらなかった。各政党の価格が100倍なら、勝つにしても負けるにしても面白みが大きかったと思う。
・先物取引を初めて経験した。もっとしっかりした取引システムを作って、またやってほしい。
・不具合が多かったのと市場が停滞して予定調和に向かっているように見えた。結果的には現実が予定調和を上回ったわけだが。
・値下がりが発生しなかったので買えなかった。アイディアポイントが共通であるのでスタート時点でポイントがなかった。
・「スタートダッシュが大切」というのをまざまざと見せつけられました。総選挙に関心が行ったというより、実際の株式取引に興味がわきました。
・熱烈なシンパの人が複数いると容易に値を吊り上げられるシステムですね。逆に下げるのは大変。
・初期に自由民主を買った者勝ち。新しい政党追加でもアナウンスがないからノリ気になれなかった。
・総選挙はてなのポイントははてなアイデアとは別にした方がはてなアイデアでのポイントの多少によらず取引でき良かった。また、売買がほぼ停止状態になっていた自民党、立候補0の平和党、自由連合が気になった。
・売買に際して、議席数と株価の対応が分かりにくく、合理的な希望価格を決められなかった。小選挙区制による・ボラリティの増加が市場の予測を超えていた印象。(id:Insite)
・価格変動がほとんどおこらず一回取引したのみで終了してしまったのが残念。基本的には非常におもしろかった。
・不適切な市場設定が散見された。仮想でも「市場」なのだから,市場のルールを変更する場合,周知期間を設けるべきであった。試み自体は有意義なので,次回に期待する。
・blog等による積極的な意見表明ではなく、予測市場という形で集団の傾向を可視化したことは、大変興味深い取り組みだったと思う。
・このアンケート、設問が多すぎて面倒くさい。もっと気軽にこたえれるものの方がいいのでは?いいアンケート結果も敬遠されて逆に得られませんよ。
・仕組みがいまいちわからないままだったけど、全額突っ込んだ自民党が大勝してとっても増えたので面白かった。
・市場価格と売買希望価格に格差が大きかった割りに、結果的に殆ど値が動かなかったという印象です。
・何だか訳のわからないように終わってしまいましたが、面白いゲームのようで楽しかったです。10代には政治的というより、株式などに興味を持ったのではないかともいます。
・政治、選挙に多くの人の意識が向くといういみでいい取り組みだったと思う
・http://i.hatena.ne.jp/idea/5204が期間中に実装されなかったのが残念
・株価の変動が少なかった。どのように売買すればポイントを増やせば良いか、試行錯誤してみたが、増えるばかりか減ってしまった。ポートフォリオの算出方法が判らなかった。
・自分の周りでこういう話題について意見を交換する場が無かったので自分にとってとてもいい刺激になった
使い方が判りづらく、ほとんど取引を行なわなかった
・自由にと言いながら文字数制限が厳しすぎ.はてなアイデアと分離されていなくて使いにくかった.途中で仕様変更されて,価格が大きく変動したのは×
・もともと「はてなアイデア」での仮想株式の投資の仕組みがわかっていないまま参加してしまったので、市場予測に全く関係なく「人気投票」的なノリで参加してしまいました。
・アイデアポイントは逐一値動きを見てちまちま増やしても儲かった感覚が得られない気がする。あまり遊ぶ気にはなれなかった。
・公職選挙法に違反するのではないかとヒヤっとしました。
・私は運良く株式公開時に購入でき、転売でポイントを増やせたので正直その後は市場動向は無関心でした。ネットで最も参考になったのは国民審査です。判例などを検索したり、blogを読むなどして参考にしました
・ポイントが増えてよかった
・1) 予測市場と人気投票の区別の付いていない参加者が多いのにはうんざりさせられた。2) 途中で一連のルール変更が行われたが、あれの80%以上は見当違い。
・配当期待値より平均価格が高い時にバンドルセットを買ってすぐに売るのを繰返して、300ポイントくらい稼いだ。高い値段はつくけど売れない公明党とか売っても下がらない民主党とか、党毎の違いが見えて楽しめた。
・市場の仕組みがわからない人ひとには難しかったので若干敷居が高かったと思う。しかしこれをきっかけに政治に興味を持った友人もいたのでよかった。
・システムにいくつか不備はあったが、後半はそれなりに機能していたので、良かったのでは?いずれにせよ、それなりに楽しませていただきました。
・直接金銭にからむこともないので、「予測市場」という言葉には正直戸惑う。特別な考えを持って参加したわけではないので特に感想はない。
・思っていたよりも、それほど活発な取引ではなかったと思います。もっと流動的に取引が行われるような形だと、より面白いのでは・・・。
・政治がどうかよりシステムに興味がいった。民主党惨敗であまり得しなかった。ありえない高額での取引で得したからよかったけど。大政党と小政党でどう売り出すかが検討課題かと。

期待、提案、批判、不満、さまざまある。身びいきっぽいが、期待される方が多いようにみえるのは心強い感じ。運営に関する不満が多いのは、途中でのシステム変更など、理解できる。私としても、ぜひ続けていってもらいたいなぁ。改善要望もいろいろあるし。

さて、まとめてみていえそうなことは何だろうか。

予測市場にさまざまなタイプの「投資家」が集まっていて、それで市場が成り立っていることがある。頻繁に取引する人もいれば、1回だけの人もいて、それはそれでいい。市場の動向によって予測を変えていく人ばかりではないが、それでも価格はそこそこ変わっていく。

しかし、予測市場への参加によって、自分の投票行動までを変えるケースは少なく、その意味で「有権者にあらぬ影響」を懸念する向きにはご安心を、ということになる。

参加者は情報の一次的なインターフェースとしてインターネットを活用しており、今後ネットがさらに普及していくと、人々のメディアへの接し方のバランスが変わってくるかもしれない。

さらに、予測市場への参加によって、対象となるものごとへの関心が高まる可能性も充分にある。

というわけで、設問作成時の仮説は、かなり支持された結果になるのではないかという気がしている。ほかにもあるかもしれないが、おいおい考えていきたい。

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ともあれ、「総選挙はてな」へのご参加、お疲れさまでした。
また、本アンケートへのご参加、ありがとうございました。
この結果は、ぜひ有効に活用させていただきたいと思います。またその節はご報告させていただきます。

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1 序
 私の個人的な感想としては,「総選挙はてな」の試みは,「選挙予測市場」が最終的には破綻せずに(無事に)終わった点,マスコミの予測と同程度の精度での予測が最終的になされた点で十分に評価に値すると思う。もっとも,様々な問題点があったことも間違いない。「はてな」が主体になるかどうかはともかくとして,次回以降の同様の企画の立案に当たっては,これらの問題点を解決した市場設計をする必要があると思われる。
なお,以下では,選挙予測市場が公職選挙法に違反するかどうかという論点には踏み込まない。

2 問題点
(1) 問題点1
 ルール変更適用前の事前告知の欠如
 「総選挙はてな」は,日本初の選挙予測市場であったため,数々の問題点を抱えていた。そのためにルールを変更せざるを得なかったことは確かである。価格上限の撤廃,配当基準の変更,バンドルの発行などは,正常な予測市場として機能させるためには,必要な措置であったと思う。また,外部的要因として新党の結成があった以上,それを反映させることは当然必要である。
ただ,「予測市場」というのが市場を模して行われている以上,ルール変更については事前告知が欠かせないものと考える。そうでないと,たまたまルール変更が適用されたときに,そのことを早く知った参加者が著しく有利になるからである。「はてな」のスタッフの方々は基本的にはプログラマーの集団であって,この点についての認識が大幅に欠如していたように思えてならない。
プログラムのバグの変更とは性質が異なり,一刻も早く修正すれば良いものではない点は強く銘記されるべきである。

・解決策
そもそもルールの変更を行わないのがベストであるが,変更を行わないと市場が機能しないときには,事前告知を少なくともメールで行うのが必要であろう。
総選挙はてなの参加者がどのくらいの頻度でインターネットに接続し,メールを確認するかなどにもよるが,ルール変更の適用の1日前には,予告メールを参加者に一斉送信するのが適切だと思う。
#なお,総選挙はてな利用ユーザー向けに,本日○時時点の株価をメールで一斉送信するサービスもあってもよかった。

(2) 問題点2
配当の決定方法が直感的ではなく,参加者の一部にはわかりにくかった。

・取ることのできた改善策
「総選挙はてな」においても,現在の株価の絶対値が議席数をどれくらいかを見積もったものかを常に表示し続ける方法も(技術的には)とりえたであろう。

(3)問題点3 端数処理の問題
総選挙はてなでは,株の取引の際に移動するアイデアポイントを整数に限るにも関わらず,1議席≒0.04ポイントという配当システムを最終的に採用したため,端数処理の不具合が(特に中小政党の取引において)深刻な問題となった。
すなわち,売買の注文は10株以上で行う(ただし残注文の処理などで10株未満の取引が行われることがある。),株の売買で移動するポイントは整数値に限り,小数点以下の端数は切り上げるとの処理がされていた。
そのため,ある政党が丁度1議席取れるであろうと予測したときに,その政党の10株を0.04ポイントで購入注文をすると,10株を0.1ポイントで購入してしまう不具合が発生した(なお,25株を0.04ポイントで購入するとの注文を出しても,売りが10株単位でなされると,結局10株を0.1ポイントで購入する羽目になった。)。
これは,今回の総選挙の場合,かなり致命的な不具合であった。なぜなら,自民党から離党した前議員などで結成した新党などが,果たして何議席取れるかも注目を集めていたからである。

・解決策
小数点以下のアイデアポイントを容認すればいいわけだが,プログラムの処理上難しい問題があったのかもしれない。

(4) 問題点4
表示上,最低売却希望価格≧最高購入希望価格となっているのに,売買が成立しないことがある。
これは,購入希望を出していたユーザーが退会した場合や,購入希望を出していたユーザーが他の株に投資をした結果,残高が足りなくなった場合に起こっているものと推測される。
なお,この不具合は,今のところはてなアイデア本体でも修正されていない。

(5) 問題点5
総選挙はてな開始時に参加者が持っていたポイントが均一ではなかったこと。
予測市場の精度うんぬんとは関係がないが,不公平感はぬぐえない。

3 まとめに替えて
以上つらつらと問題点を挙げてきた。これらの問題点を眺めると,はてなアイデアという既存のシステムを流用したために出てきた問題が多いことを改めて実感できる。
次回以降,もし,「はてな」が総選挙はてな類似のサービスを提供するのであれば,「はてなアイデア」のシステムを流用できるところは流用しつつも,「はてなアイデア」とは分離したサービスとして提供されることを希望したい。

Posted by: soj | October 02, 2005 08:48 AM

sojさん、コメントありがとうございました。
はてなの方もこのサイトをご覧になることがあるようですので、ご意見は伝わると思います。
ご指摘のルール変更や事前告知、証券や市場の設計など、いずれもまっとうなご指摘と思います。
いろいろ改善して、ぜひ続けていってもらいたいですね。

Posted by: 山口 浩 | October 02, 2005 10:57 AM

総選挙はてなの反省を活かし、
議席予測市場を新たに立ち上げました。
http://s1.stex.phys.tohoku.ac.jp/~st8101/
で公開していますので、どうぞ御利用下さい。

Posted by: A-11 | February 01, 2006 01:38 PM

A-11さん、コメントありがとうございます。
ご紹介いただいたサイトを何度か試してみたのですがどうしてもアクセスできません。
何か問題があるのでしょうか?

Posted by: 山口 浩 | February 02, 2006 09:30 AM

遅くなって申し訳ありません。
私側のブラウザがここのページに対応していなかった(クラッシュすてたんです)のと、クラッシュした中継サーバの内側から私はページをテストしていたので、外からのアクセス不能にまでなっていたとは思いませんでした。
現在は大手の無料スペース
http://www21.tok2.com/home/aaaaaaaaaaa/index.html
を使っています。ブラウザもちょっと変えました。
今後とも、問題を見つけましたら是非お知らせください。

Posted by: A-11 | March 23, 2006 03:41 PM

A11さん
今度は見られました。ありがとうございます。今は出先でネット環境があまりよくないので、改めて見せていただきます。

Posted by: 山口 浩 | March 24, 2006 03:48 PM

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