FRB次期議長:ダークホースは誰?
もともとこのテーマをこのサイトで最初に取り上げた10月11日時点で動きがみえていたのは、「その他」だった。その時点では、コーン氏の名は出てはいたものの、有力と目されるには至っていなかったようだ。コーン氏はその直後の12日、Wall Street Journalの記事に取り上げられて突然値上がりしたわけだが、「その他」のほうもじりじりと値を上げていた。それが24日、突然「その他」のほうがコーン氏の価格を追い越し、気配値ベースではバーナンキ氏に次ぐ第2位となったのだ。
まずは10月24日午後10時22分(JST)時点の価格を。
証券 | 買い | 売り | 最終 |
バーナンキ | 38.5 | 38.9 | 38.9 |
リンゼー | 5.1 | 6.8 | 6.0 |
フェルドシュタイン | 13.0 | 13.3 | 13.0 |
マクティア | 0.2 | 1.5 | 1.0 |
ハバード | 12.2 | 16.1 | 15.0 |
ファーガソン | 0.2 | 2.0 | 0.9 |
テイラー | 0.2 | 2.0 | 0.9 |
コーン | 15.0 | 17.9 | 18.0 |
ジョンソン | 3.6 | 4.8 | 6.0 |
ルービン | 0.5 | 1.9 | 1.3 |
その他 | 20.1 | 26.0 | 13.9 |
合計 | 108.6 | 130.8 |
で、InTradeのグラフも。まずはコーン氏。
次に「その他」。
10月24日に暴騰したのがおわかりいただけると思う。この時点で最終売買価格は13.9%だが、気配値でいえば20-26%となっている。もちろんこれもバブルですぐに崩壊する可能性は充分ありうる(実際、全銘柄の合計価格は108.6-130.8でずいぶん「バブリー」だし、これまでも短期的なバブルはあちこちで発生しているし)が、最終売買価格の13.9にしたって充分に高い。何より、だんだん値を上げているのだ。
わからないのは、ここに名の出ている以外でいったい誰が候補なのだ?という点だ。ぱらぱら見た限りでは特段ニュースに出ているようすもないし。私はFRBのトップ人事についてなんらの専門知識もないので、同僚の専門家に聞いたが、やはり特段思いつかないという。まだ名の挙がっていないダークホースがいるのかも、というわけだ。いやしかし、InTradeの参加者はどいったいんな情報を得たのだろうか。
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