邱永漢(の本のタイトル)で学ぶ日本経済史
邱永漢、という人がいる。
この人の肩書きには必ず「作家」がつくのだが、私はこの人の小説というのを見たことがない。それもそのはずで、一般的には「マネー評論家」とか「お金儲けの神様」とか称されることの方が多いだろう。長期間にわたってとにかくものすごい数の本を書いているが、そのほとんどはマネー関連だ。
で、思った。この人の本を並べてタイトルを眺めるだけで、日本経済のたどってきた道を振り返ることができるのではないか、と。
もちろん、こじつけだが、まあちょっとしたお遊びということで。「雑誌目次をみる」の番外編、といったところだ。いうまでもないが、邱氏を貶めるつもりはまったくないのでそこんとこよろしく。
プロフィールによると、邱永漢氏は1923年3月、日本統治下の台湾台南市に生まれた。1945年に東京大学経済学部を卒業している。台湾、香港にて銀行員、貿易商など国際舞台の第一線で活躍し、1954年より日本に住み、1955年に小説「香港」で第34回直木賞を受賞した。以来、作家・経済評論家・経営コンサルタントとして活躍している。書き手として知名度が高いだけではなく、自分でも多数の会社を経営している、のだそうな。
ちなみに、この人の奥さんは料理研究家 邱苑蘭(きゅう・えんらん)氏、娘は一時占星術などの本を出していた邱世賓 (きゅう・さいぱん)氏。以下では、邱苑蘭、邱世賓両氏の著書も入っている。このあたりがすでにいいかげんだったりするわけだが。
で、Amazon.comで引いたら、この3人が著者名に入っている本は確か356冊あった。他にもあるかもしれない(紀伊国屋のデータベースでは380ぐらい出てくるはず)が、まあだいたい網羅しているとはいえる。時系列に並べてみる。何も書いていないものは「邱永漢(著)」だ。興が乗ったので、日経平均と名目GDPの推移グラフの上にいくつか作品名を落とし込んでみた。日経平均は日銀サイトから、名目GDPは内閣府経済社会総合研究所サイトから旧68SNA・平成2年基準のGDP参考系列をとった。棒グラフがGDP、線グラフが日経平均。
ではスタート。
60年代以前 2冊
・濁水渓(1954年12月・現代社刊)
・香港(1955)(『大衆文藝』昭和30年8月号~11月号
後のほうが直木賞受賞作。前のほうもたぶん小説だが、読んでいないので確たることはいえない。2作ということで、ペースもまあのんびり。もちろん実際には日本経済が最も活況を呈した時代ともいえるわけだが、それでも今と比べれば気持ちにゆとりがあったのではないか、などと思ったりする。まあ、お金のことなど出てこない「古きよき時代」ということになろうか。邱氏も文学の道をまっしぐら、だったかどうかは知らないが、ともあれ直木賞のおかげで一生残る「作家」の肩書きを得たわけだ。
70年代 11冊
・株の体験―株で儲けるために (1970/12) 徳間書店
・象牙の箸 中公文庫 (1975/01) 中央公論新社
・食は広州に在り 中公文庫 (1975/01) 中央公論新社
・西遊記 1 実力狂時代の巻 (1) 中公文庫 (1977/01) 中央公論新社
・西遊記 2 三蔵創業の巻 (2) 中公文庫 (1977/02) 中央公論新社
・西遊記 3 出たり入ったりの巻 (3)中公文庫 (1977/03) 中央公論新社
・西遊記 4 風餐露宿の巻 (4) 中公文庫 (1977/04) 中央公論新社
・西遊記 5 色は匂えどの巻 (5)中公文庫 (1977/05) 中央公論新社
・西遊記 6 経世済民の巻 (6) 中公文庫 (1977/06) 中央公論新社
・西遊記 7 道遠しの巻 (7) 中公文庫 (1977/07) 中央公論新社
・西遊記 8 ああ世も末の巻 (8)中公文庫 (1977/08) 中央公論新社
70年代に入ると、著作のペースが上がってくる。最初の「株の体験」は第1次オイルショックの前、株ブームのころだ。この時期に調子に乗せられて株に手を出した人の中には大損をこうむった人もいるはずだが、まあ昔のことだ。その後日本経済の成長ペースが落ち始める。この時代は「西遊記」シリーズ。物語の世界にひたって現実を忘れてください、ということか。
80年代前半 40冊
80年代に入ると、もっぱらマネー本の著者に特化したかのようだ。80年代前半は株価が一時足踏みしたものの、その後力強く成長していく。この流れを受け、邱氏の著作もどんどん「強気」になっていく。「私の金儲け自伝」など、なかなか自分で書く度胸のある人は少ないだろう。「もっと上手に儲けなさい」と煽られ、「先の見えない者は滅びる」と脅されれば、誰しも投資に走らざるを得ない。といっても邱氏はお金だけのために生きていたわけではもちろんなく、人生を楽しむためにある程度の金があったほうが、というお考えだったようだ。「賢者は中金持ちをめざす」路線といえる。
・香港・濁水渓 中公文庫 (1980/01) 中央公論新社
・食前食後―漢方の話 中公文庫 (1980/01) 中央公論新社
・たいわん物語 (1981/01) 中央公論新社
・奥様はお料理がお好き 中公文庫 (1981/01) 中央公論新社
・お金の使い方 (1981/01) 中央公論新社
・もっと上手に儲けなさい―80年代の利殖戦術 SUN BUSINESS 日本の進路シリーズ 邱 永漢・竹村 健一(著)
・社長学入門 Q-books (1982/01) 日本経済新聞社
・私の金儲け自伝 Qブックス (1982/04) 日本経済新聞社
・東洋の思想家たち Q-books 日本経済新聞社
・奔放なる発想―時代を読む・経済を見抜く
・子育てはお金の教育から―お金で失敗しない親子関係 ワニの本 (1983/01)ベストセラーズ
・邱永漢の株入門 ゴマブックス (1983/01) ごま書房
・日本で最もユニークな経営者―小林一三伝 Q-books 日本経済新聞社
・人生後半のための経済設計 Q-books 日本経済新聞社
・新・借金学入門 Q-books 日本経済新聞社
・漢方の話―食前食後 Q-books 日本経済新聞社
・朝は夜より賢い―私の体験的ピンチ脱出法 (1983/01) 実業之日本社
・事業家・資産家のための節税の実際 最新版 Qブックス 日本経済新聞社
・再建屋の元祖―新説・二宮尊徳 Qブックス 日本経済新聞社
・メシの食える経済学 単行本 (1984/01) グラフ社
・まんがでわかる節税法 邱 永漢 (著), 古城 武司 (イラスト)
・何をたよりに生きようか ワニ文庫 (1984/01) ベストセラーズ
・食指が動く―世界の美味食べ歩き
・先の見えない者は滅びる (1984/01) グラフ社
・金銭処世学
・妻の財産づくり―家族ぐるみで経済感覚を身につける法 Q-books 日本経済新聞社
・人の集まる所に金が集まる―経済の先を読む Q-books (1984/01) 日本経済新聞社
・成功の法則―金儲け論語・31講 Q-books (1984/01) 日本経済新聞社
・邱家の中国料理 中公ミニムックス (22) 邱 永漢・邱 潘苑蘭 (著) (1984/01) 中央公論社
・邱永漢の商売入門―こうすればかならず成功する! ゴマブックス (1984/01) ごま書房
・野心家の時間割―チャンスは自分の手でつかめ 人生の勝者となるための行動学 PHPビジネスライブラリー (1984/07) PHP研究所
・金銭読本 中公文庫 (1984/09) 中央公論社
・努力しないで金持ちになる法
・女もお金で勝負する (1984/10) グラフ社
・絶対トクする お金おもしろものしり雑学事典 邱 永漢 (編さん)
・賢者は中金持ちをめざす (1984/11) 読売新聞社
・女の商売 成功の秘訣 Q-books 日本経済新聞社
・サラリーマン出門 ワニ文庫 (1984/12) ベストセラーズ
・イラスト版 メシの食える経済学 邱 永漢 (著), 土器修三 単行本 (1984/12) グラフ社
・金銭通は、人間通
80年代後半 84冊
いよいよバブル期。85年のプラザ合意と円高不況、その対策としての低金利政策、逼迫するオフィス市場などいくつもの要因が重なってバブルが発生したのはご存知の通り。この時期邱氏はフル回転。書いて書いて書きまくった。幾多の小金持ちを不動産投機に走らせた「名著」である「不動産が一番」が書かれたのもこのころ。その翌年に出た「株が本命」も併せて買った人は、「いったいどっちが一番いいんじゃ」と悩んだろう。このころの正解はむろん「どっちも」だった。借りまくって買いまくった者の勝ち。90年のピーク時には「お金いっぱい夢いっぱい」。アドバイスにしたがって借りまくり買いまくった人たちもまさに夢の絶頂だったろう。
一方、娘の邱世嬪氏は、この時期を最後に占いの世界から「足を洗った」。このタイミングで未来を語ることから手を引いたのは、事後的にみて、実に賢明な判断だったのではないだろうか。
・銀行とつきあう法 Q-books (1985/02) 日本経済新聞社
・離婚とお金の心配 トライアゲイン 邱 永漢 (編集) (1985/03) グラフ社
・金銭通は、人間通。
・女の財布―自立をめざす金銭感覚 (1985/03) 世界文化社
・おんなの経済学―イラスト版 邱 永漢 (著), おかべりか 単行本 (1985/03) グラフ社
・お金の貯まる人はここが違う ゴマブックス (1985/03) ごま書房
・食べて 儲けて 考えて PHP文庫 (1985/05) PHP研究所
・貧しからず 富に溺れず (1985/06) 実業之日本社
・お金の使い方 中公文庫 (1985/06) 中央公論社
・財を築く ハワード・ラフ (著), 邱 永漢 (1985/07) エムジー出版
・国際感覚をみがく法―私の海外投資術 Q-books (1985/07) 日本経済新聞社
・途中下車でも生きられる―現状維持だけが人生ではない! PHPビジネスライブラリー (1985/08) PHP研究所
・定年という名の始発駅 トライアゲイン (2) 邱 永漢 (編集) (1985/09) グラフ社
・金儲けの神さま邱永漢流 楽しく一億円ためる法 ベストビジネス 石井 勝利 (著) (1985/09) ベストブック
・日本人が見えてくる―エスニック人間の日本人論 (1985/10) グラフ社
・もうけ話 Q-books (1985/10) 日本経済新聞社
・篭いっぱいの価値ある情報 (1985/10) PHP研究所
・マネーブック 邱 永漢・今井 森男 (著)
・悪い世の中に生きる知恵 Q-books 日本経済新聞社
・邱飯店のメニュー 中公文庫 (1985/12) 中央公論社
・メシの食える経済学―お金に恵まれる人生への手引き ふくろうブックス (1986/02) グラフ社
・金とヒマの研究―遊びながら儲け儲けながら遊ぶ Qブックス (1986/02) 日本経済新聞社
・若気の至りも40迄 (1986/04) 中央公論社
・失敗の中にノウハウあり―金儲けの神様邱永漢が儲けそこなった話 (1986/04) グラフ社
・花の中年 お金の分別 講談社ビジネス
・変わる世の中変わらぬ鉄則 (1986/04) 実業之日本社
・お金も人もまっしぐら―借りて運んで楽しんで
・子育てはお金の教育から Qブックス 日本経済新聞社
・私の金儲け自伝 PHP文庫 (1986/06) PHP研究所
・先の見えない者は滅びる―モノ・カネ・ヒトの流れをつかむ方法 ふくろうブックス (1986/07) グラフ社
・こんなに違う金銭感覚―邱永漢のマネー・インタビュー
・家計と借金の法則 (1986/07) グラフ社
・賢者は中金持ちをめざす―月収手取り100万円になるノウハウ集 知的生きかた文庫 (1986/11) 三笠書房
・変化こそチャンス Q‐Books (1986/11) 日本経済新聞社
・邱永漢・今井森男のマネーブック〈’87〉 邱 永漢・今井 森男 (著)
・食指が動く―世界の美味食べ歩き 中公文庫 (1987/01) 中央公論社
・お金との優雅な関係
・一家に一台、火の車 (1987/02) 文化出版局
・成功の法則―金儲け論語31講 知的生きかた文庫 (1987/03) 三笠書房
・金銭処世学 中公文庫 (1987/03) 中央公論社
・七転び八起きQ転び―邱家の子育て親育て 邱 世嬪 (著)
・いま、お金絶対常識―恐れていてはお金はつかめない プレイブックス (1987/05) 青春出版社
・12宮占星術―ほっぷ・すてっぷ・スランプ 困ったときの星占い 邱世嬪の星占い入門 邱 世嬪 (著) (1987/06) グラフ社
・いま、波に乗る財産づくり―小さなお金で大きな望み (1987/07) 徳間書店
・金儲けの神様が儲けそこなった話―失敗の中にノウハウあり ふくろうブックス(1987/08) グラフ社
・邱永漢のおカネ八目 (1987/09) 読売新聞社
・野心家の時間割―人生の勝者となるために PHP文庫 (1987/09) PHP研究所
・みんな同じわけがない―人間に関心を持てば世界が見える
・自分の財布は自分で守れ―お金・この手を使えば間違いない プレイブックス (1987/10) 青春出版社
・みんな同じわけがない―人間に関心を持てば世界が見える
・邱永漢・今井森男のマネーブック ’88 (1988) 邱 永漢 ・今井 森男 (著)
・円高に克つ―実践経済研究 (1987/11) 小学館
・不動産が一番 (1987/12) 実業之日本社
・マンガ 今、金持ちになる法 邱 永漢 (著), その他 (1988/01) 青人社
・邱永漢の金持ちニッポン論 (1988/01) 毎日新聞社
・お金の値打ち 徳間文庫 (1988/01) 徳間書店
・「国富論」現代の読み方 (1988/03) 講談社
・金とヒマの研究 徳間文庫 (1988/03) 徳間書店
・生き残る道を探せ―変化に適応できれば不景気知らず (1988/03) リクルート出版
・死に方・辞め方・別れ方 PHP文庫 (1988/04) PHP研究所
・金持ちへの早道 単行本 (1988/05) 読売新聞社
・チャイナ・キッチン 邱 世嬪 (著) (1988/06) 文化出版局
・株が本命 (1988/07) 実業之日本社
・世界で稼ぐ―実践経済研究 (1988/08) 小学館
・邱永漢と語るマネー人生観
・仕事師は仕事を選ぶ 単行本 (1988/11) リクルート出版
・くたばれ!税金―サラリーマンが「酷税」から身を守る法 邱 永漢 (著), その他 (1988/11) プレジデント社
・金儲け未来学 徳間文庫 (1988/11) 徳間書店
・付加価値論 Part1―何が日本人を世界一の金持ちにしたか (1) (1989/01) PHP研究所
・何が日本人を世界一の金持ちにしたか 付加価値論
・株は魔術師
・いま、波に乗る財産づくり―小さなお金で大きな望み 徳間文庫 (1989/03) 徳間書店
・途中下車でも生きられる―実力社会でどう勝負するか PHP文庫 (1989/04) PHP研究所
・邱永漢のシルバーグレーの金銭学―賢く財産を育てる研究 (1989/06) 中経出版
・邱永漢・お金のエッセンス (1989/07) グラフ社
・ゼイキン息災学 (1989/08) 講談社
・死ぬまで現役 (1989/09) 実業之日本社
・子育てはお金の教育から PHP文庫 (1989/09) PHP研究所
・邱永漢・株のエッセンス (1989/09) グラフ社
・金遊・人遊―お金あまり・時間あまり時代の40の視点(1989/10) PHP研究所
・あなたはいまの自分と握手できるか―自分の夢を必ずかなえる成功秘訣! アンソニー ロビンズ (著), 邱 永漢(翻訳) (1989/10) 三笠書房
・アジアの風―実践経済研究 (1989/11) 小学館
90年代前半 85冊
90年代に入っても、邱氏は書きまくる。株価は90年初頭以降下落基調となるが、不動産はまだ慣性が効いていた。しかしさすが「お金儲けの神様」。邱氏の視線は次第にマネーから微妙に距離を置き始める。「お金があっても偉くない」と諭し、「アジアの曙」と海外へ目を転じる。それはみるみる目減りしていく投資資金から目を離すことのできない人々にとって、大いなる癒しとなったかもしれない。でも今さら「自分の財布は自分で守れ」といわれてもなあ、と思った人もいたとは思うが。
・金持ち日本人は何をすべきか 付加価値論 (1990/01) PHP研究所
・海の向うが面白い (1990/01) 中央公論社
・人生、熱く生きなければ価値がない! A.L. ウイリアムズ (著), 邱 永漢 (翻訳) (1990/02) 三笠書房
・お金いっぱい夢いっぱい (1990/02) 小学館
・お金があって気がきいて (1990/03) 日本経済新聞社
・金儲け発想の原点 (1990/04) 光文社
・「人生という学校」で何を学び、どう生きるか―わが息子へ ジョン グレアム (著), 邱 永漢 (翻訳) (1990/05) 三笠書房
・奔放なる発想―時代を読む眼・経済を見抜く眼 PHP文庫 (1990/06) PHP研究所
・アジアで一旗―海外で成功する着眼点 実日ビジネス (1990/06) 実業之日本社
・邱永漢・今井森男のマネーブック〈’91〉 邱 永漢・今井 森男 (著) (1990/10) 実業之日本社
・七転び八起きQ転び―邱家の子育て親育て PHP文庫 邱 世嬪 (著) (1990/12) PHP研究所
・企業家誕生―四十歳からでは遅すぎる (1991/02) PHP研究所
・篭いっぱいの価値ある情報 PHP文庫 (1991/02) PHP研究所
・邱永漢・経済学のエッセンス (1991/03) グラフ社
・八宝菜々 邱 世嬪 (著) (1991/04) 中央公論社
・怒れ、消費者―こうすれば豊かさが実感できる (1991/07) PHP研究所
・女の財布―自立をめざす人のための金銭学レッスン PHP文庫 (1991/09) PHP研究所
・賢者は中金持ちをめざす 邱永漢ベスト・シリーズ (1991/10) 実業之日本社
・邱永漢のおカネ八目 邱永漢ベスト・シリーズ (1991/10) 実業之日本社
・らっきょと邱の健康道場 (1991/11) 東京放送
・邱飯店のメニュー 邱永漢ベストシリーズ (1991/11) 実業之日本社
・金持ちニッポン論 邱永漢ベスト・シリーズ (1991/11) 実業之日本社
・お金持ち気分で海外旅行―ケチケチするな、バカ見るな PHP文庫 (1991/11) PHP研究所
・お金があっても偉くない (1991/11) 実業之日本社
・旅が好き、食べることはもっと好き (1991/12) 新潮社
・変わる世の中・変わらぬ鉄則 邱永漢ベスト・シリーズ (1991/12) 実業之日本社
・いま世界経済大変動―地球スケールで時代の先を読む (1991/12) PHP研究所
・いどばた論語 邱永漢・ベストシリーズ 新書 (1991/12) 実業之日本社
・チャイナ・キッチン 徳間文庫 邱 世嬪 (著) (1992/01) 徳間書店
・貧しからず富に溺れず 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/01) 実業之日本社
・金持ちのアキレス腱 (1992/01) 日経
・嫉妬の世の中をどう生きる (1992/02) 中央公論社
・いま波に乗る財産づくり―小さなお金で大きな望み 邱永漢・ベストシリーズ (1992/02) 実業之日本社
・食指が動く 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/03) 実業之日本社
・私の株式投資必勝法 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/04) 実業之日本社
・香港;濁水渓 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/05) 実業之日本社
・ジャパニーズ・ドリーム 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/06) 実業之日本社
・朝は夜より賢い―私の体験的ピンチ脱出法 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/07) 実業之日本社
・人財論―お金儲け、次の着眼点はこれだ (1992/08) PHP研究所
・金銭通は、人間通。 PHP文庫 (1992/08) PHP研究所
・ズルきこと神の如し 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/08) 実業之日本社
・星占い―邱世嬪の12宮占星術 邱 世嬪 (著) 本 (1992/09) グラフ社
・邱永漢の株入門 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/09) 実業之日本社
・借りて運んで楽しんで 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/10) 実業之日本社
・生きている意味―老年期の空白はこう埋める (1992/10) グラフ社
・死ぬまで現役 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/11) 実業之日本社
・邱永漢の実務手帖 93 (1992/12) 実業之日本社
・ゼイキン息災学 邱永漢ベスト・シリーズ (1992/12) 実業之日本社
・株の体験 邱永漢ベスト・シリーズ (1993/01) 実業之日本社
・みんな年をとる―老齢化社会を生きる知恵 (1993/03) PHP研究所
・中国人と日本人 (1993/03) 中央公論社
・何をたよりに生きようか 邱永漢ベスト・シリーズ (1993/03) 実業之日本社
・朝は夜より賢い―私の体験的ピンチ脱出法 PHP文庫 (1993/03) PHP研究所
・食前食後―漢方の話 邱永漢ベスト・シリーズ (1993/05) 実業之日本社
・バブルの後の物語―アジアの時代に生きる知恵 (1993/07) 小学館
・途中下車でも生きられる 邱永漢ベスト・シリーズ (1993/07) 実業之日本社
・みんな同じわけがない―人間に関心を持てば世界が見える PHP文庫 (1993/08) PHP研究所
・私は77歳で死にたい―逆算の人生計画 (1993/09) 中経出版
・日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう (1993/09) PHP研究所
・香港の挑戦―日本経済人への警告 邱永漢ベスト・シリーズ (1993/09) 実業之日本社
・邱永漢の実務手帳 (1993/10) 実業之日本社
・自分の財布は自分で守れ 邱永漢ベスト・シリーズ (1993/11) 実業之日本社
・君の会社は大丈夫か―人手不足から大量失業時代へ (1993/11) 実業之日本社
・日本天国論 邱永漢ベスト・シリーズ (1994/01) 実業之日本社
・邱永漢 短篇小説傑作選―見えない国境線 (1994/01) 新潮社
・付加価値論〈Part1〉何が日本人を世界一の金持ちにしたか PHP文庫 (1994/02) PHP研究所
・原則がわかれば生き残れる―目から鱗のおちる邱永漢セオリー(ソフトカバー) (1994/02) グラフ社
・付加価値論〈Part2〉金持ち日本人は何をすべきか PHP文庫 (1994/03) PHP研究所
・象牙の箸 邱永漢ベスト・シリーズ (1994/03) 実業之日本社
・香港発・娘への手紙 (1994/04) 中央公論社
・日本人はアジアの蚊帳(かや)の外 (1994/04) PHP研究所
・株が本命 邱永漢ベスト・シリーズ (1994/05) 実業之日本社
・お腹の引き出し 邱 世賓 (著), Kyu Sai Pan (原著) (1994/05) 中央公論社
・電卓と二人連れ (1994/06) 新潮社
・アジアの勃興―アメリカに諸行無常の鐘が鳴る (1994/06) PHP研究所
・会社社会ニッポン 邱永漢ベスト・シリーズ (1994/07) 実業之日本社
・わが青春の台湾 わが青春の香港 (1994/08) 中央公論社
・四十歳からでは遅すぎる―野心家のための方法論 PHP文庫 (1994/09) PHP研究
・仕事師は仕事を選ぶ 〔邱永漢〕ベスト・シリーズ (1994/09) 実業之日本社
・アジア共円圏の時代―さらばアメリカ 邱 永漢・渡部 昇一 (著) (1994/09) PHP研究所
・アジアの曙 (ソフトカバー) (1994/10) グラフ社
・邱永漢の実務手帳 ’95庫 (1994/10) 実業之日本社
・日本人の堕落―諸悪の根源は金である 邱永漢ベスト・シリーズ (1994/11) 実業之日本社
・成熟ケチケチ社会―価格破壊を乗りこえて生きる (1994/12) PHP研究所
・旅が好き、食べることはもっと好き 新潮文庫 (1994/12) 新潮社
90年代後半 75冊
この時期、バブル崩壊はどんなブルの目にも明らかとなった。90年代半ば、わずかに頭をもたげた景気もあっという間に腰折れし、やがて98年の金融危機を迎える。こんなときでも、邱氏はいわゆる「アニマルスピリット」を忘れない。「一番悪いときが一番のチャンス」だからだ。たとえその「一番のチャンス」に至る前に「一番のピンチ」が訪れていたとしても、「一番のチャンス」をもってしてもそれまでの損失を取り返せないとしても、チャンスはチャンスだ。起きてしまったことはしかたがない。とにかく前を向いて進もう。そんな感じだろうか。
・金儲け 発想の原点 邱永漢ベスト・シリーズ (1995/01) 実業之日本社
・日本脱出のすすめ―アジア的スケールでものを考えよう PHP文庫 (1995/03) PHP研究所
・サムライ日本 邱永漢ベスト・シリーズ (1995/03) 実業之日本社
・クレイジー日本 邱永漢ベスト・シリーズ (1995/05) 実業之日本社
・アジアで稼ぐ50の法則―注目の中国投資戦術 邱 永漢 (著), 日本事業通信網 (編集) (1995/03) 太陽企画出版
・お金としあわせの組み合わせ (1995/05) 中央公論社
・「引き潮」の経済学―新しいお金の発想を持ちなさい 邱 永漢・竹村 健一 (著) (1995/06) PHP研究所
・立て直しの原則 (1995/07) 実業之日本社
・株の発想―株式投資の実際 邱永漢ベスト・シリーズ (1995/07) 実業之日本社
・アジアの蜜は甘いぞ!―日本の経営と技術を活かす道 唐津 一・邱 永漢 (著) (1995/07) PHP研究所
・天の力地の力―東洋人の心とからだ 邱 世賓 (著) (1995/09) 婦人画報社
・大変動を生き抜く知恵 (1995/09) 小学館
・死ぬまで現役 PHP文庫 (1995/09) PHP研究所
・食は広州に在り 邱永漢ベスト・シリーズ (1995/09) 実業之日本社
・邱永漢の実務手帖’96 (1995/10) 実業之日本社
・日僑の時代―世界の富をもたらす新しい伝道者たち (1995/11) PHP研究所
・被害者は誰だ 邱永漢ベスト・シリーズ (1995/11) 実業之日本社
・商売の原則 邱永漢の基本法則 (1995/12) ごま書房
・株の原則 邱永漢の基本法則 (1996/01) ごま書房
・一家に一台、火の車 邱永漢ベスト・シリーズ (1996/01) 実業之日本社
・中国人と日本人 中公文庫 (1996/02) 中央公論社
・チャイナリスクに賭ける―中国投資で成功する法(ソフトカバー) (1996/03) プレジデント社
・失敗の中にノウハウあり―金儲けの神様が儲けそこなった話 PHP文庫 (1996/03) PHP研究所
・国富論―現代の読み方 邱永漢ベスト・シリーズ (1996/03) 実業之日本社
・生き方の原則 邱永漢の基本法則 (1996/03) ごま書房
・若気の至りも四十迄 邱永漢ベスト・シリーズ (1996/05) 実業之日本社
・みんな年をとる―老齢化社会を生きる知恵 PHP文庫 (1996/06) PHP研究所
・生きざまの探求 (1996/06) グラフ社
・こちら北京探題 (1996/07) 新潮社
・中国歴史人物傑作集 邱 永漢 (著), その他 (1996/08) 講談社
・たいわん物語 邱永漢ベスト・シリーズ (1996/08) 実業之日本社
・食は広州に在り 中公文庫 (1996/09) 中央公論社
・商売繁盛 目のつけどころ―大不況の暗闇の中で勉強したこと (1996/09) PHP研究所
・生き残る道を探せ 邱永漢ベスト・シリーズ (1996/10) 実業之日本社
・邱永漢の実務手帖 ’97 (1997) (1996/11) 実業之日本社
・惜別亭 邱永漢ベスト・シリーズ (1996/12) 実業之日本社
・怒れ、消費者―こうすれば豊かさが実感できる PHP文庫 (1996/12) PHP研究所
・鮮度のある人生―年齢を重ねても飽きず挫けず本 (1997/02) PHP研究所
・奥様はお料理がお好き 邱永漢ベスト・シリーズ (1997/02) 実業之日本社
・1997香港の憂鬱 (1997/03) 小学館
・旅は電卓と二人連れ 新潮文庫 (1997/04) 新潮社
・利殖は常識に従うな―お金儲けは地球規模で (1997/05) 中経出版
・日本人はアジアの蚊帳の外 PHP文庫 (1997/05) PHP研究所
・ダメな時代のお金の助け方 (1997/05) 文芸春秋
・女の国籍〈上〉 邱永漢ベスト・シリーズ (1997/05) 実業之日本社
・女の国籍〈下〉 邱永漢ベスト・シリーズ (1997/05) 実業之日本社
・変わる世の中 変わるビジネス (1997/06) PHP研究所
・日本よ 香港よ 中国よ (1997/07) PHP研究所
・不動産が一番 邱永漢ベスト・シリーズ (1997/08) 実業之日本社
・YENよ、いまが出稼ぎの時―アジアから日本を見れば (1997/08) 日本実業出版社
・邱永漢の実務手帖 98 邱 永漢 (1997/10) 実業之日本社
・オトコをやめる話 邱永漢ベスト・シリーズ (1997/10) 実業之日本社
・お金の原則―邱永漢の基本法則〈4〉 邱永漢の基本法則 (4) (1997/11) ごま書房
・中国人の思想構造 (1997/12) 中央公論社
・東洋の思想家たち 邱永漢ベスト・シリーズ (1997/12) 実業之日本社
・固定観念を脱する法 邱永漢ベスト・シリーズ (1998/02) 実業之日本社
・お金としあわせの組み合わせ 中公文庫 (1998/02) 中央公論社
・一番悪い時が一番のチャンス (1998/02) ひらく
・人の集まる所に金が集まる 邱永漢ベスト・シリーズ (1998/04) 実業之日本社
・香港発・娘への手紙 中公文庫 (1998/06) 中央公論社
・騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる (1998/08) 実業之日本社
・邱永漢の実務手帳 99(1998/10) 実業之日本社
・マネーゲーム敗れたり―ドルに翻弄される時代は終った (1998/12) PHP研究所
・中国茶を召し上がれ いいものみつけたASIA 邱 世賓 (著), その他(ソフトカバー) (1998/12) 雄鶏社
・まだやってんの―あなたの商売感覚が180度変わります (1999/04) 中経出版
・勝つのはお金かマルクスか (1999/04) 小学館
・楽天家でなければ生きられない―自分に合った生き方の選択 (1999/05) PHP研究所
・4000年を学ぶ 中国名言読本 講談社ことばの新書 志田 唯史 (著), 邱 永漢(ソフトカバー) (1999/05) 講談社
・景気浮揚は夜の街から 唐津 一・邱 永漢 (著) (1999/07) PHP研究所
・お金に愛される原則 (1999/09) PHP研究所
・銀行とつきあわない法 (1999/10) 幻冬舎
・邱永漢の実務手帳 2000 (1999/10) 実業之日本社
・一番悪い時が一番のチャンス―こんなチャンスは、六十年に一度あるだけ 知的生きかた文庫 (1999/10) 三笠書房
・中華思想台風圏 (1999/11) 新潮社
・食べて儲けて考えて
・邱永漢・今井森男のマネーブック〈’89〉ホーム財テクで差をつける家計運用簿 邱 永漢・今井 森男 (著)
2000年代 61冊
2000年代に入り、さすがに著作のペースがやや落ちてきている。少し「解脱」したのか、「哲学が変わった!―物離れ、金離れ、日本人離れ」なんて本を書く余裕も生まれた。80年代後半に「銀行とつきあう法」を書いた同じ人が、今度は「銀行とつきあわない法」を書く。よほどひどい経験があったのだろう。2001年12月に出版された「私は77歳で死にたい」という本があるが、1923年生まれの邱氏の場合、77歳になるのは2000年3月だ。このあたりどう解釈したらいいのかわからないが、まあ何かふっきれたのかもしれない。しれっと「新しいビジネスを探しに行こう」と開き直れるのも、「生まれ変わった」邱氏ならではだ。視線の先には、いわずとしれた中国がある。エスニックアドバンテージを最大限に活かし、中国株投資の本を書いて書いて書きまくる。それが「いつか来た道」かどうかは、誰も知らないが。
・邱永漢・今井森男のマネーブック〈’90〉 邱 永漢・今井 森男 (著) (2000) 実業之日本社
・中国の旅、食もまた楽し 単行本(ソフトカバー) (2000/04) 新潮社
・もしもしQさんQさんよ―インターネットで生き方のヒント カッパ・ブックス(ソフトカバー) (2000/07) 光文社
・哲学が変わった!―物離れ、金離れ、日本人離れ (2000/09) PHP研究所
・中国人の思想構造―21世紀の中国を予見する 中公文庫 (2000/09) 中央公論新社
・株の原則 知恵の森文庫 (2000/09) 光文社
・邱永漢の実務手帳 2001 (2000/10) 実業之日本社
・新・メシの食える経済学―お金に恵まれる人生への手引き Seishun super books (2000/11) グラフ社
・いまの時代が読めますか―ACCESS for SUCCESS もしもしQさんQさんよ(ソフトカバー) (2000/12) PHP研究所
・お金の原則 知恵の森文庫 (2001/01) 光文社
・上海発アジア特急 (2001/03) 小学館
・銀行とつきあわない法 幻冬舎文庫 (2001/03) 幻冬舎
・お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ 邱 永漢・糸井 重里 (著) (2001/03/12) PHP研究所
・常識の破産―過去の経験は未来の物差しにならない (2001/04) 経済界
・仕事を変わりたくありませんか―もしもしQさんQさんよ (2001/04) PHP研究所
・ここ掘れ、ワンワン!―サービスの中に金脈あり (2001/05) 中経出版
・商売の原則 知恵の森文庫 (2001/06) 光文社
・ここが違う。ここも違う! (2001/06) プレジデント社
・生きるヒント生かせるヒント―もしもしQさんQさんよ (2001/08) PHP研究所
・デフレに強い知的金銭生活 (2001/10) PHP研究所
・邱永漢の実務手帳 2002 (2002) (2001/10) 実業之日本社
・生き方の原則 知恵の森文庫 (2001/10) 光文社
・あなたも賢者になれる―私は邱永漢さんの知恵を借りた 戸田 敦也 (著) (2001/11) グラフ社
・私は77歳で死にたい―逆算の人生計画 知恵の森文庫 (2001/12) 光文社
・こんな人いませんか もしもしQさんQさんよ (2001/12) PHP研究所
・「お金持ち気分」で老後を―人生を楽しむエッセンス (2001/12) PHP研究所
・いい仕事、見つかりましたか―もしもしQさんQさんよ (2002/02) PHP研究所
・お金の貯まる人はここが違う 知恵の森文庫 (2002/04) 光文社
・独立を考えてますか (2002/06) 徳間書店
・メシのタネはどこに行った―お金儲けの神様が教えてくれた次の鉱脈の探し方! (2002/07) 経済界
・騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる 知恵の森文庫 (2002/07) 光文社
・驚異の漢方「愈消散」―糖尿病に悩む人に 邱永漢中国4000年シリーズ 種 連進 (著) (2002/07) グラフ社
・メシの食える自信ありますか―もしもしQさんQさんよ Access for Success(2002/10) 徳間書店
・年のとり方、考えてますか (2002/10) グラフ社
・邱永漢の実務手帳 2003 (2003) (2002/10) 実業之日本社
・なぜいま中国か―本当の付き合い方、商売の仕方 邱 永漢・船井 幸雄 (著) (2002/11) 徳間書店
・中国の旅、食もまた楽し 新潮文庫 (2003/04) 新潮社
・驚異の漢方「天仙液」―ガンと闘う人のために 邱永漢中国4000年シリーズ 王 振国 (著) (2003/04)グラフ社
・まだ やってんの ―商売感覚を180度変える発想 知恵の森文庫 (2003/04/03) 光文社
・外国で働きたくありませんか (2003/06) 広済堂出版
・金儲けはグローバル化の巨象に乗って (2003/08) 広済堂出版
・デフレを明るく、楽しく、力一杯 (2003/10) 広済堂出版
・邱永漢の実務手帖 2004 (2004) (2003/10) 廣済堂出版
・中国株の基礎知識(ソフトカバー) (2003/11/14) 東洋経済新報社
・お金だけが知っている (2003/11/22) PHP研究所
・お金儲けについてズバリ答えます! (2003/12/04) 海竜社
・これであなたも中国通 (2004/01/23) 光文社
・新・メシの食える経済学―お金に恵まれる人生への手引き 知恵の森文庫 (2004/02) 光文社
・新しいビジネスを探しに行こう (2004/03) 広済堂出版
・見える景色の向こうを見よう (2004/04) 広済堂出版
・中国を昔の眼で見るな (2004/07) 広済堂出版
・君ならどうする?―中国に行きますか、日本に残りますか (2004/09) 広済堂出版
・口奢りて久し (2004/10) 中央公論新社
・邱永漢の実務手帖 2005 (2005) (2004/10) 廣済堂出版
・邱永漢の初めての中国株―中国株はやっぱりQさんに聞きたい! 広済堂ベストムック―お金の教科書シリーズ
・中国がクシャミをしたら―世界の工場から巨大消費市場へ (2005/01) 広済堂出版
・邱永漢の中国株で儲けましょう―ハジメくんの中国投資考察団レポート 邱 永漢・コンタロウ (著) (2005/03) 集英社インターナショナル
・中国で稼ぐヒント (2005/06) 広済堂出版
・お金持ちになれる人 ちくまプリマー新書 (015) (2005/07) 筑摩書房
・いちばん賢い中国株 広済堂ベストムック―お金の教科書シリーズ (81号) 邱 永漢 ムック (2005/10/04) 廣済堂出版
いやあすごい。とにかくこの数がすごい。邱氏はひょっとしたら10人ぐらいいるんじゃないだろうかと思わせるほどだ。で、過去のタイトルを眺め、日経平均とGDPのグラフにちらちら目をやったりしていると、これまでのさまざまなことが走馬灯のように…というほど多様な経験をした私ではないが、それでも思い出すことがある。いろいろあったなぁ、と。
80歳を超えてまだまだ現役の邱永漢氏。これからも走り続けて、日本経済の明日を描ききってもらいたい。最も新しい著書へのリンクを最後に張っておく。
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Comments
面白かったです^^。
いつもながら山口さんの頭の柔らかさは気持ちいいです。
Posted by: でんすけ | October 15, 2005 04:21 PM
でんすけさん、コメントありがとうございます。
最近あちこちで「今はバブル直前の状況に似ている」という話が聞かれます。もちろん「当時とはちがう」という声も一方であるわけですが、私自身の実感は「似ている」派のほうにやや近いです。邱氏の動向やいかに!?乞うご期待!です。
Posted by: 山口 浩 | October 16, 2005 01:25 AM