「サトちゃん」には妹がいる、という話
「サトちゃん」といえば、佐藤製薬㈱のマスコットとして長く親しまれているゾウのキャラクターだ。薬局の前につきものとなっている「オレンジ色の憎い奴」なのだが、このサトちゃんに「妹」がいたとは知らなかった。
サトちゃんの妹は「サトコちゃん」という。佐藤製薬の「サトちゃん」だからてっきり苗字だろうと思っていたら、なんと名前のほうだったとは。とするとやはり苗字は「佐藤」なのだろう。つまりサトちゃんは「佐藤サト」、妹は「佐藤サトコ」ということになるな。兄のサトちゃんはオレンジ色だが、サトコちゃんはピンクだ。異母兄妹、だったりするのだろうか。それにしても「ピンクのゾウ」ってのはなんだか深読みしたくなる。
ちなみにサトちゃんは1959生まれ(ゾウのキャラクターが初めて使われたのは1955年)、対してサトコちゃんは1982年生まれ。なんと23歳離れだ。さすが長生きのゾウだけのことはある。実際、ゾウのキャラクターが採用されたのは、「ゾウが長生きだから」という理由だそうだ。じゃなんでカメじゃないのか、なんてことはいいっこなし。というか、これも異母兄妹説の傍証だったりして。
佐藤製薬のサイトには、「サトちゃんタウン」というサトちゃん公式サイトがある。さすが人気者。サトちゃんの歴史とかいろいろコンテンツがあるのだが、やはりここにもあるのだ、ゲームコーナーが。現在遊べるのは「サトちゃん&サトコちゃん しりずもう」と「サトちゃんのばいきんバスター」。「しりずもう」ではサトちゃんになってサトコちゃんと対決する。サトコちゃんにはなれないようだ。「ばいきんバスター」は「スペースインベーダー」みたいなシューティングゲーム。このほか、「サトちゃんの水晶占い」もある。
このサトちゃん、海外にも幅広く進出しているらしい。今年46歳になるわけだが、まだまだこれから、といったところか。「サトちゃんムーバー」の愛用者であった私としては、さらなる活躍を熱望するものである。かくなるうえは世界制覇、とまではいかなくとも、ゾウの「本場」のインドやらタイやらでも「日本のゾウここにあり!」と存在感を主張してもらいたい。企業キャラクターもここまで有名になれば、多少は企業から離れた活躍もあっていい。アクションRPG「サトちゃんの野望」、なんてのはムリとしても。
The comments to this entry are closed.
Comments
じゃあ、親戚の子はべたで、イトコ、ハトコで。
Posted by: でんすけ | November 10, 2005 04:21 PM
いや、やはり親戚は「サトオ」とか「サトエ」とかじゃないですか。苗字はみな「佐藤」で。
Posted by: 山口 浩 | November 11, 2005 09:38 AM