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November 08, 2005

Yahoo!の検索ってうざくないか?

検索業界では、「sponsored search」が人気らしい。ごくあらっぽくいえば、検索結果に合わせて広告を表示するやり方、ということになろうか。検索エンジンは通常無料のサービスなわけで、ビジネスである以上なんらかの方法で収益をあげなければならないのはわかる。

わかるのだが、そのやり方にもいろいろある。で、思うのだが、最近のYahoo!の検索、ちょっとうざくなってないか?

ここでいっているのは、最近ロボット検索に変わったYahoo!の検索アルゴリズムのよしあしだとか、検索キーワードと広告のマッチングのチューニングだとか、そういった高度な内容ではまったくなく、単にユーザーとして検索エンジンを使っていての感想だ。検索ヲタではないので、通常はGoogleとYahoo!ぐらいしか使わない。そういう前提の話なのでそこんとこよろしく。

検索エンジンを使うと、それに合わせた広告が同時に表示される。これ自体はいい。検索システムをただで使わせていただいているのだから、そのくらいは甘受すべきだし、お世話になっているお礼も兼ねてクリックしてみる、なんてこともたまにはやる。もちろん、有益な広告が表示されることも少なくないから、実際に役にも立つ。

とはいえ、企業によって、その広告の現れ方はちがう。ひとことでいうと、Yahoo!の場合は広告が目立ちすぎるのだ。検索結果のトップと一番下にスポンサーサイト、右横に広告とここにもスポンサーサイト。もちろんちゃんと「スポンサーサイト」と表示されているからわかるのだが、それでも表示のしかたが似ているから、つい先に広告のほうへ目がいってしまう。検索エンジンを使ったとき、せいぜい最初の数件でだいたい用が足りることが多いから、そういう使い方に慣れてしまっている。集中して読んだら広告だった、というのはなんとも疲れる。

Googleの場合、広告は右横に表示される。注意していなくても広告であることはすぐわかるから、検索結果にざっと目を通した後に、「さてどんな広告かな?」と目をやる余裕が生まれる。全体として、Googleのほうが広告が控えめになっていて、検索するという作業を阻害しにくいのだ。

2つの検索エンジンでちょっとした比較をしてみた。キーワードは「メディアとコンテンツ」。あまり広告にはなじみそうにないキーワードかもしれない。

YahooSearch
まずYahoo!による検索結果はこれ。最初の3件(背景の色がちがう)と右側に広告が出ている。しかも、検索キーワードとはかなりかけ離れた内容。これはあんまり。オプション設定で表示を消せないかいろいろみてみたが、うまくいかなかった(もし私が知らないだけなら、お詫びして訂正する)。

で、次にこちらがGoogleによる検索結果。
GoogleSearch
この場合、キーワードに合う広告がなかったのかどうか知らないが、右横にも表示されなかった。単にマッチする広告の出稿がなかったのかもしれないが、少なくとも、関係ない広告を表示されてうんざりさせられることはなかった。

別にYahoo!に恨みはまったくないし、ぜひ今後とも使い続けたい。しかしこのスポンサーサイトの表示のしかたは少々「しつこい」とはいえないか。Yahoo!に金を払っていない身でこういうことを書くのはずうずうしいだろうか。少なくとも、Googleではこういうことを気にかけずにすむ、というメリットがある。じゃあだまってGoogleを使えよ、という声が聞こえてきそうだが、Yahoo!も捨てがたいがゆえに書いているのだ。

同じようなことを考えている方はいるのだろうか。

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