門倉氏のブログがあった!
第一生命総研で地下経済の専門家として名をはせたエコノミスト門倉貴史氏。同研究所を退職した後どうなったのか気にしていたのだが、独立されていた。で、なんとブログを始めておられた。いや知らなかった。
ともあれひそかに門倉ファンの私としてはうれしい限り。というわけで勝手に応援。
ブログのタイトルは「門倉貴史のBRICs経済研究所」。サブタイトルに「日米経済やBRICs経済についてのタイムリーな分析レポートの提供。」とある。なるほど。BRICsと謳っているだけあって、「新規加入者数が急増するインドの携帯電話市場」(12月21日)とか「加入者4億人間近!世界最大の携帯電話市場となった中国」(12月19日)とかもあるのだが、やはり真骨頂は「地下経済関連」のほうだろう。最近のものを拾うだけでもこのとおり。
「ブルセラと「出会い系サイト」の橋渡しとなったデートクラブ」(12月21日)
「裏口入学の相場」(12月18日)
「痴漢が増加。痴漢被害を装った小遣い稼ぎも増加。」(12月15日)
「違法外国人エステの市場規模は2089億円」(12月14日)
「「援助交際」を助長するロリコン男性の存在」(12月13日)
「密航ビジネスの市場規模は200億円」(12月12日)
いずれ劣らず関心をそそるではないか。内容も充実。たとえば裏口入学についてはその取引過程まで詳細に解説。まるで見てきたような。これであなたも安心して裏口入学できますってわけだ。ちなみに地下経済関係の記事のまとめページはこちら。
最近の活動のページをみると、なかなかご活躍のようす。うれしいではないか。第一生命とは縁が切れてるようだが、「古巣」の浜銀総研とはまだつながっているらしく、寄稿などされている。みてると「ネタ系経済分析」に対する批判めいた記事も書かれているが、このあたり、最近とみにネタ系経済分析への傾斜を強める第一生命総研への突っ込み?とみるのは邪推だろうか。
今やフリーのエコノミスト・作家として講演・執筆活動に専念されている由。最近、この年代のプロフェッショナルの方々で会社を離れて活躍されているケースをちょくちょくみかけるようになった。こういう身軽さはうらやましいなぁ。今後もさらなるご活躍を期待したい。関連分野にご興味の向きはぜひご用命を。
以下は蛇足。同氏のサイトのデザインだが、フレームを使っていて、トップページにはコンテンツが出ていなかったりするような、ひと昔前によくあったスタイルのページになっている。みたらGoogleのPageRankも0/10になっているし、こういうのはSEO的にあまりよろしくないかと思う。せっかくアフィリエイトもやってることだし、有名人なのだから、もっとアクセスを集める工夫をすることをお勧めする。いっそブログをトップにしてしまえばいいのではないか。
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Comments
山口様 はじめまして、門倉です。応援&いろいろ紹介していただきどうも有り難うございます。私は2005年6月に退社しまして、現在は独立し執筆・講演活動をしています。私のHPやっぱりショボさが炸裂してますよね(笑)。いずれ改善しようと思ってますが、とりあえずはこれで我慢してくださいまし。定期的にレポートなどを発信する予定ですので、たまにご覧いただけると幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by: 門倉貴史 | December 23, 2005 02:02 AM
門倉さん、コメントありがとうございます。
ご本人にコメントいただきうれしいです。ホームページ、ショボいとは思いませんが、もっと目立たせることができるのではないかと思いました。諸方面でのさらなるご活躍をお祈りしております。
Posted by: 山口 浩 | December 23, 2005 02:54 AM