ヒルズ族を引き合いに出すのはおかしいと思う
所得格差の話は皆さん関心が高い。前に書いたときはご批判もずいぶんいただいたのだが、個人的に興味あるテーマでもあるので、懲りずにまた書いてみる。これも片手間の「素人」考えだから、まちがっていたり足りなかったりするところがあるかもしれない。その節はご指摘いただければ。
所得格差の話は皆さん関心が高い。前に書いたときはご批判もずいぶんいただいたのだが、個人的に興味あるテーマでもあるので、懲りずにまた書いてみる。これも片手間の「素人」考えだから、まちがっていたり足りなかったりするところがあるかもしれない。その節はご指摘いただければ。
マンション等の耐震偽装疑惑問題で、建築確認の民間委託が原因であるとの議論が多くみられる。すでに多くの議論がなされているから素人の私がいうべき場所でもないのだろうが、ここだけはどうしてもいいたい。
「民間」をばかにするな!
ちょっと前、CNet Japanに「オンラインゲーム内の仮想財産は課税対象か--あるゲームマニアの挑戦」という翻訳記事が出ていた。元記事はこれ。
日本語の記事は何で尻切れトンボになってるのだろうか。
宣伝モード。Slash Gamesにインタビュー記事が掲載されたので、よろしく。
2月に開かれるオンラインゲームに関する国際カンファレンス「AOGC2006」。そのセッション「『ゲーム内経済学』とその意義」の講師、財団法人 国際金融情報センター山口浩氏にお話を聞いた。山口氏によれば、経済学をツールとして利用することで、オンラインゲームの内外に発生する様々な問題をよりスムーズに扱えるようになるという。
米国産輸入牛肉に危険部位がみつかって再び輸入停止となった問題(「米産牛肉、安全確認まで再び輸入停止・危険部位混入で」)で、「輸入牛肉の全量検査「物理的に不可能」 農水次官表明」だそうな。
まあそうだろうね。で、素人考えなんだが、だったら自分たちでやればいいんじゃない?検査。
第78回アカデミー賞の時期が近づいてきている。Hollywood Stock Exchangeではノミネート予測市場が開設されていて、だんだん情勢は固まりつつある状況にみえる。
世の中、次から次へといろいろな問題が起こるが、それに対する議論の流れがいつも似ているように思う。なんでなんだろうといつも疑問だったのだが、共通の思考回路はこのあたりにあるのではないか、と思い当たったので、書いてみる。
「責任」というものに対する考え方だ。
自分が関心をもっている領域がいくつかあって、それらをくくるキーワードをずっと考えていたのだが、なんとなく、見え始めてきたような気がする。
「金融技術と情報技術の次世代型融合」とでもいえばいいのではないか、と。
以下は主に自分のためのメモ書き。「インスパイヤ」歓迎。フィードバックはもっと歓迎。ただしかなりハイコンテクストかつ非常に流動的。すぐ修正したり撤回したりするかもしれない。だいいち大半の人は読んでも楽しくないと思う。あらかじめ念のため。
松井孝典著「松井教授の東大駒場講義録―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」、集英社新書、2005年。
帯に「東京大学では、こんなに面白い講義やってます。あなたも受けてみませんか!」とある。
受けてみたい!みたいぞ!
Nkkeibpのサイトに日下公人氏の「現実主義に目覚めよ、日本!~グローバル・スタンダードの罠に陥るな!~」という連載のコラムがあって、その第13回は「アメリカの『仕掛け』にすべて乗る必要はない」というタイトルがついていた。
読んでいて、本当に世界は広いものだ、と思った。自分がいかに無知であるかも。
国の中の所得格差の度合いをあらわす指標で、ジニ係数というのがある。めんどくさいので定義は省略するが(こちらのサイトなどをみていただければ)、0から1の間の数字で、1に近いほど所得格差が大きいわけだ。
よくいう割に、実際に見たことのある人ってけっこう少ないのではないかと思ったので、ちょっと書き出してみた。
経済産業研究所(RIETI) コンサルティングフェロー である関志雄氏による「中国におけるマルクス経済学の凋落― 資本主義化の当然の帰結 ―」が興味深い。
容易に想像できる状況だし、実際それらしい情報にふれることもあるから、別に驚くべきことは何もないのだが、こうして記述されると「やっぱりそうかぁ」と改めて思う。
少し前のことになるが、あるイベントで宗教学者の島田裕巳氏が出ているのをみた。オウム真理教事件当時は日本女子大教授だったはずだが、なんだかわからんが「映画評論家」という肩書きがついていた(東京大学先端科学研究センター特任研究員とご本人のサイトにはあるのだが、先端研サイトの研究者リストには名前が出ていなかった)。
で、その「映画評論家」島田裕巳氏のいうことにゃ、「物語は1種類しかない」のだそうだ。
大和証券SMBCは1月13日、三井住友フィナンシャルグループの株式を誤って売り注文を出したと発表した(ニュースはこちら)。三井住友FG株を三井住友海上保険株とまちがって売り注文を出したもの。損失は報道によれば約3億円とか。
「証券会社の管理体制が問われる」っていうお決まりのコメントがあちこちで聞かれるわけだが、そろそろそういう建前論から離れたほうがいいのではないか。
世界経済フォーラム(WEF: World Economic Forum)という組織がある。サイトには「The World Economic Forum is an independent international organization committed to improving the state of the world by engaging leaders in partnerships to shape global, regional and industry agendas.」なんていう説明が出ているが、 いわゆる「ダボス会議」をやってるところ、といったほうが通りがいいかもしれない。
このWEFが、「Global Risks Prediction Market」という予測市場を始めている。
不勉強なもので、なかなか現実についていけないことが多い。一瞬あれ?と思い、おかしいじゃん!と憤り、ひょっとして?と疑問がわき、ああそうかと納得する。一連のプロセスにずいぶん時間がかかってしまったり、どうかするとわからずじまいだったりするのだ。
今回もひょっとしたらその一例。
NHK改革論議がいろいろなされていて、最近はとても政治臭い動きになっている。この問題はたくさん専門家がいて、これまでも長い議論をしているので、そういう細かい論点について、素人がいえることはさしてない。
素人にできることは、「国民」としての意見なり考えなりを表明することだ。素直な信頼、率直な批判、現場で見聞きした事実、それに直感。そのあたりなら、建設的である限り、世論の一部として、わずかでも改革論議に参加できるのではないかと期待したりする。聞いてもらえれば、だけど。
というわけで、以下は私の「一国民」としての考え。
知っている人は知っているだろうが、ゲーム理論に「合理的な豚」というモデルがある。McMillanの「Games, Strategies and Managers」という本に出てくるもの。これを人に説明するための練習をここでやってみる。知ってるぞという方は、おかしな説明があったらご指摘いただければ。知らないぞという方は、これを読んでわかるかどうか試していただければ。わからない人に説明してわからせるのが目的なので、これを読んでわからなければ、私の「負け」ということ。
2006年1月6日付朝日新聞「新社会のデザイン」と題した対談コーナーがあって、「人口減社会は明か暗か」というテーマで東京学芸大の山田昌弘教授と作家の堺屋太一氏の対談が出ていた。
けっこう読みごたえあったな、これ。
先日Linden Labの人から聞いていた「Second Life」の話があったのだが、書くタイミングを待っているうちに、なんだか妙な具合になってきたという話がTerra Novaにアップされていた。
といってもこれだけでは私以外には何のことだかわからないだろうが。
毎回楽しみにしているnikkeibpの森永卓郎氏のコラム「小泉構造改革をどう生きるか」だが、どうも私の頭が悪いのか、第12回「『逆バブル崩壊』がやってくる今こそ株の買い時!~日銀の量的緩和政策解除が最大の懸念~」がよくわからないまま年を越してしまった。
わからないので、自分なりにメモをとるつもりで書いてみた。
2005年1月1日の朝日新聞に「耐震偽装防止、建築主に保険加入を義務付け 国交省検討」という記事が出ていたのだが、書いていて気づかなかったのだろうか。これだとあまり役に立たないと思う。
以前からそうだが、最近とくに、政府(ここでは基本的に役所の意味で使う)の人たちは肩身が狭いように思う。規制が多すぎるといって怒られ、規制がされていないといって怒られる。うまくいけば「そこはいいが別のところがだめだ」と批判され、うまくいかなければ「これがうまくいかなければ他がすべてよくてもだめだ」となる。国民の批判にさらされることは、もちろん悪いことではない。権力は監視されなければならない。とはいえ、いいことばかりでもないように思う。
というわけで、あえて書いてみるのだが、政府の失敗を許してみてはどうだろう。
政府のためというより、私たち自身のために。
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