「Otaku University」の話
「英語で!アニメ・マンガ」に出ていた情報。そのスジの人にはもう知れ渡ってるだろうが、自分用にメモ。
2007年秋、米アリゾナ州フェニックスで「Otaku University」というカンファレンスが開かれるらしい。
サイトをみると、こんなイベントらしい。
Otaku University is a full-fledged anime conference where industry, universities, and professionals come to act as mentors to those who are serious about obtaining a career in the entertainment industry.
プレスリリースにはこんなことばが。
Otaku University is not an anime convention. It is a school-style conference. Otaku University’s main goal is to help lead you, the hardworking fan, toward your dream job in the entertainment industry.
マジなのだ、彼らは。本気なのだ。サイトの感じからみて、大きな組織がバックについている感じではなさそうだ。何せかの地においては増えたとはいえまだまだほんの一握りでしかない(こんなあたりをみると、たいへんだよなぁ、と思う)。今いろいろなところにアプローチしているようだから、今後どのくらいのイベントになるかわからないが、日本で考えるほど大規模なものとは考えないほうがよかろう。
しかし、こういう動きが出てきたこと自体、大きな意味があると思う。彼らが考える「career」が日本にあるとすれば、日本のアニメ産業にとって新しい働き手が出てくる可能性(労働条件の面でけっこうたいへんだろうと思うが)が出てくるわけだし、もしアメリカでとなれば、アメリカ発の「アニメ」が生まれるかもしれないわけだ。どちらにせよ、「作り手」層が加わることで、アメリカにおけるアニメの観客層はこれまで以上に拡大する可能性がある。それは、全体としてみれば、日本のアニメ産業にとって、市場の成長余地の存在を示唆するものではないだろうか。今後の動向を要ウォッチ!というわけで、メーリングリストに登録してみた。
ちなみにだが、日本アニメの情報サイト「Anime News Network」は1日90,000PVあるらしい。多いのか少ないのかわからないが、それなりにそれなり、という印象はある。
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