GDC2日め
GDC2006の2日め終了。引き続き「ブログ」ふうにメモ。今日はいろいろ収穫も。
今日参加したセッションは6つ。
1. Xbox Live Marketplace and Future Directions
2. Disrupting Development
3. What's Next in Design
4. We learned the Hard Way So You Don't Have To: How to Outsource Successfully
5. Competitive and PvP Systems in Massively Multiplayer Games
6. Online World as Online Nation: Unraveling the Legal Tangle of DRM
1はマイクロソフトの人。Xbox Live Marketplaceの説明。よく知らなかったので「へぇ」と。2は任天堂の岩田社長。昨日のソニーのときと同じ巨大な会場で同様の満席立ち見。受けはこちらのほうがよかったが、会場の興奮が最高潮に達したのは、やはり来場者全員に「大人のDSトレーニング」のアメリカ版「Brain Age」を配布する、と発表したときだった。会場の巨大なスクリーンにあの川島隆太教授の「ほっほっほっ」という顔が映し出されてけっこう受けていたので、アメリカでも人気者になるかも。本日の収穫1つめ。
3はEAのWill Wright。今やっている「Spore」の開発に関するもろもろ。アメリカ人には大受けだが、早口でよくわからないのは英語力のなさのせい。コンセプトやら設計思想やらはたいへん面白い。業界の人には話題騒然なんだが、商業的にはどうなんだろうか。4は中国へのアウトソーシングの話。このあたりは業界特有というより、アウトソーシング一般に通用する話なので特段新味なし。5はPvPの話。「Large political system」について議論するラウンドテーブルというふれこみで期待したのだが、実際にはPvPにおける「フェアネス」の概念に関する議論に終始。アメリカ人にとって「フェア」であることがとても大事なことであるという当たり前の事実を確認した。何が「フェア」かの定義をしないままで、そこで食い違いが起きていたのだが、指摘するのもめんどくさいので静観。6は「Second Life」のLinden Labの開発トップであるCory Ondrejka。ユーザーの作ったコンテンツを取り入れることで話題を集めている「Second Life」だが、逆にいえば今のところ過半数のユーザーがコンテンツ制作に関与するやや特殊なコミュニティといえる。昨年の無料化以来急速に会員を伸ばしたが、今後さらに伸びていくかどうかは、「消費者」層が流入してくるかどうかにかかっているかもしれない。とりあえず名刺交換などして、これが本日の収穫2つめ。
夜は梅田望夫さんと。日本では食べられない米国産牛肉をごちそうしていただいた。「ウェブ進化論」にサインしてもらうというミーハーなまねなどして、これらが収穫の3つめ。ブログにも書かれていたアメリカの大学生のネットワーキングの話やら、日本企業とアメリカ企業の比較の話や、その他もろもろ。
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