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June 21, 2006

駒沢はセレブの地元、なのだそうだ

「ご当地セレブ」というのがあるらしい。gooのニュースに出ていた(記事)。みると駒沢も「地元」ということになるようだ。「駒沢在住かつ犬を飼っている女性の方をコマザワンヌ、さらにその愛犬はコマザワンコと呼ぶ」とある。

知らねぇよそんなの。

まあセレブでない私が知らないのは別に恥じることでもなかろう。そういうのだというなら、そう思うことにしよう。駒沢はセレブの土地なのだ。特別なのだ。やあよかったよかった。

うれしいので私も考えてみた。「セレブの土地駒沢」では、きっと女性や犬以外のものも特別にちがいない。

・コマザワリバシ
駒沢のラーメン屋では割り箸もリッチなのだ。ブランド木材をぜいたくに使い、使用後はリサイクルされて備長炭に化ける、といううわさがあるとかないとか。

・コマザワンタンメン
コマザワリバシで食べるは、もちろんコマザワンタンメン。地元の名物だ。丹精こめて育てられた黒犬の肉を贅沢に…おっとそれはここだけのヒミツ。

・コマザワカバマーク
お嬢様育ちの駒沢の若奥様は車の運転も初心者。助手席に愛犬を乗せ、おっかなびっくり駒沢公園通りを走る。コマザワカバマークは、若葉マークを犬の顔に見立ててデザインされた地元限定品。駒沢から2km以上離れると顔が消えて普通の若葉マークになってしまう。

・コマザワールドカップ
駒沢はスポーツの聖地。スポーツ好きの奥様も多い。今開催中のワールドカップは当然ながら話題の中心。奥様方が集まってサッカーのビデオを見ながらイケメン選手の品定めをするイベントを「コマザワールドカップ」という。

・コマザワラント
駒沢の奥様は運用上手。ちょっとリスキーなカバードワラントもやってみたい。そこで特別に開発されたのがコマザワンヌ専用商品「コマザワラント」だ。ちょっとだけリスキーで高利回り。火遊び好きにぴったり。

・コマザワッパ
駒沢にも「ガキ」としか呼びようのないワルガキはいる。彼らのターゲットはコマザワンコたち。そうしたガキどもを、コマザワンヌたちは半ばおそれ、半ばさげすみつつ「コマザワッパ」と呼ぶらしい。

・コマザワロス
コマザワンヌはインターネットもたしなむ。中には2ちゃんねるにはまる奥様も。しかし育ちのよさからか、笑いのツボが他の住人と合わず、ついつい地元民同士の交流になりがち。そうして生まれた駒沢ネット方言のひとつが「コマザワロス」。コマザワンヌにしかわからない笑い、らしい。

同じ理由により、コマザワンヌの間では特殊なネット・IT用語が発達している。それらを集めてみた。

・コマザワイドLANサービス
・コマザワイドQVGA
・コマザワイドXGA
・コマザワイヤスピード
・コマザワイヤードロジック
・コマザワイヤーフレームモデル
・コマザワイヤレスLAN
・コマザワイヤレスMMX
・コマザワイヤレスアクセスポイント
・コマザワイヤレスキーボード
・コマザワイヤレスネットワーク
・コマザワイヤレスマウス
・コマザワイルドカード
・コマザワーキングセット
・コマザワークグループ
・コマザワークグループネットワーク
・コマザワークシート
・コマザワークステーション
・コマザワクチンソフト
・コマザワークフロー
・コマザワード
・コマザワードカウント
・コマザワトソン博士
・コマザワードパーフェクト
・コマザワードラップ
・コマザワープロソフト
・コマザワープロ専用機
・コマザワーム
・コマザワり込みサービスルーチン
・コマザワり込みハンドラ
・コマザワ込み要求
・コマザワり付
・コマザワンクリックウェア
・コマザワンクリック詐欺
・コマザワンクリック特許
・コマザワンクリック料金請求
・コマザワンストップショップ
・コマザワンストップ行政サービス
・コマザワンセグ
・コマザワンタイムパスワード

そろそろ飽きたのでこのへんにする。まあ正直なところ、「コマザワンヌ」もこれとたいして変わらんという感じがするね。考えた人には悪いけど。

※2008/1/25追記
2008年1月8日付朝日新聞にて語源を確認。こうある。

コマザワンヌは、04年秋ごろ、宝島社(千代田区)の女性ファッション誌「イン レッド」の編集会議で提案された。
読者アンケートやライターからの情報に「駒沢公園」や「犬」という言葉が目立つようになっていた。「うちの代表的な読者層は、駒沢あたりに多いんじゃないか」「犬と駒沢に住んでいるおしゃれな女性を、コマザワンヌと名付けよう」
駒沢周辺で一人暮らしをする、20~30代の仕事を持った女性。自然体でカジュアルな服装、緑の多い住環境を好み、犬とのスローライフを楽しむ「都会の本当のぜいたくを知った女性たち」。そんなイメージとともに、ドッグカフェや家具店などを紹介する企画を展開した。
それをテレビやほかの雑誌が追いかけた。駒沢公園に来る愛犬家が、犬にどれだけ高いお金をかけているかを紹介する番組や記事が相次いだ。

ふうん。私はてっきり主婦層を指すと思っていたのだが、20~30代で一人暮らしで仕事を持ってないといけないのか。となると、平日の昼間に犬を連れているあの人たちはちがうわけね。休日もあのあたりを通ったりするが、それっぽい人なんて悪いけどほとんど見ないよ。犬たちは平日昼間ずーっと家でお留守番なわけね。それもなんだかなぁ。

なんでこんなに気にいらないんだろうと考えたら、コマザワンヌもシロガネーゼと一緒で、なんともお安い感じがするんだな。かっこ悪くない?自分が仮にその立場だとしても、そう呼ばれたらきっと鳥肌が立つね。ま、好みの問題だからいいんだけどさ。

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