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September 22, 2006

君は「ゲーム用ホームページ」を知っているか

今日は東京ゲームショウ2006の初日。ビジネスデイにはけっこう面白いイベント(ビジネス向きの、ね)をやっているのでぜひと思っていたのだが、行けない。どうしても、行けない。くやしい。

ともあれ、ゲームにちなんで、「ゲーム用ホームページ」の話。小ネタなので念のため。

業界の人は、たぶん「?」となるのではないだろうか。いったい何だ、「ゲーム用ホームページ」って。

先日、テレビをブラウズしていて、NHK教育テレビのところで思わず「!?」と目が留まった。「趣味悠々」という、「大人のための趣味番組」だ。テレビ版のカルチャースクール、みたいなものをイメージすればいいだろうか。一時期にいくつかをやっていてそれが定期的に入れ替わっていくようだが、目が留まったのは、「中高年のためのパソコン講座:もっと楽しめる!パソコンライフ」というやつだ。

この「中高年のためのパソコン講座」、なかなかがんばっている。

まだ、パソコンをはじめて間もない方でも、どうしたらパソコンと楽しくつきあうことができるのか?が簡単にわかるようになっています。
まずは、パソコンに触ってパソコンで何ができるのかを知ることが大切です。
レッツ!トライ!!

だそうだ。この「レッツ!トライ!!」というのがほほえましいではないか。思わず応援したくなる。デジタルデバイド解消への貢献を期待したい。がんばってレッツ!トライ!!してくれ。

で、本題の「ゲーム用ホームページ」ということばだが、2006年8月29日放映の「中高年のためのパソコン講座」のテーマは「ネットゲーム」だった。

もうおわかりの方も多いだろう。「ゲーム用ホームページ」とは、要するにゲームポータルのことだ。ハンゲームみたいなやつ。なるほど。わかってもらうためにこういう言い方をするのか。まあ「ブログ(簡易型ホームページ)」、みたいな言い換えだ。「ポータル」ということばがわかりにくいだろうから、ということなんだろうな。次々に新しい横文字が出てきてわからん、というおなじみのアレだが、やはり無視できないわけだ。

ここで連想する。わかりやすい呼び名をつけるっていうことは、ゲームにおけるユニバーサルデザインみたいなものの一部かと思う。ゲーム業界でも、家庭用ゲーム機の分野では、子供向けの商品も多いから、このあたりの配慮はかなりされている。翻ってオンラインゲームの分野だと、そこまでいっていないのかもしれない。しかしゲームポータルにあるようなカジュアルゲームは、こうした中高年層が大きなユーザー層になるわけで、この種の配慮はもっとされてもいいのかもしれない。なんせ少子化が続くこのご時勢、ゲーム業界としても、これから大量にリタイアしてくる団塊の世代の皆さんは魅力的なターゲットだろう。将来的には、老人たちが大活躍するMMORPGだって出てくるかもしれない(この点についてはまた機会を改めて)。それにゲームポータルなら、物販や金融サービスとかにだってつなげやすいから、話はゲームの外に広がりうる潜在性がある。

というわけで、ゲームポータルは今後「ゲーム用ホームページ」と呼ぶことに決定(!?)したわけだが(してないって)、他にはあるだろうか。この種の言い換え候補が。まあ「オンラインゲーム」の代わりに「ネットゲーム」、「アバター」の代わりに「キャラクター」なんていうあたりもそうだな。あとは…

「アイテム」→「品物」(こうとでもいうしかないよなぁ)
「アカウント」→「会員資格」(これはまあ定番だろう)
「ログイン」→「接続」(これもこれだよなぁ)
「サーバ」→「ゲーム会社のコンピューター」(最後の「ー」がポイントね)

このあたりまではまあいいんだが、だんだん難しくなる。

「ギルド」→「サークル」(なんかお気楽な感じ)
「スキル」→「技術」(確かにそうなんだろうけど、なんかね)
「アイテム課金」→「物品販売型代金徴収」(うーん)
「モンスター」→「化け物」(なんか和風の外見をイメージしてしまう。そういえば、なんで「モンスタ」じゃないんだろ)
「ロールプレイングゲーム」→「役柄演技ゲーム」(?)

以下のあたりは、けっこう難度高いのではないか。

「FPS」→「見たまんま射撃ゲーム」(「一人称視点」ってわかりにくいよね)
「経験値」→「年功加算」(給料かよ。かえってわかりにくいって)
「PK」→「キャラクター殺害」(刺激強いなこれ)
「ネカマ」→「偽女性キャラクター」(…)

疲れたのでこのへんでやめとく。代案、他のご提案があればいただきたく。

…ともあれ、ユーザーベースを広げるために、オンラインゲーム業界においてもユニバーサルデザインをより強く意識しては、と無理やり結論づけて、終了。

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Comments

「ギルド」→「組合」
「スキル」→「技能」
「モンスター」→「怪物」
「ロールプレイングゲーム」→「なりきりゲーム」
「FPS」→「なりきり射撃ゲーム」
「PK」→「キャラクタ殺し」
「ネカマ」→「ゲームおかま」


Posted by: Hiroshi | September 22, 2006 12:37 PM

国立国語研にそういうページがあったなぁと思って調べてみました。
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1_4/index.html

上に挙げられている例のうち二つの語句を発見。

ログイン→接続開始
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1_4/Words/log-in.gen.html
スキル→技能
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1_4/Words/skill.gen.html

ご年配の方にとって一番聞き慣れないのが「ユニバーサルデザイン」だったりして。

ユニバーサルデザイン→万人向け設計
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1_4/Words/universal_design.gen.html

Posted by: yan | September 22, 2006 01:08 PM

コメントありがとうございます。

Hiroshiさん
確かにそちらのほうがいいですねぇ。「なりきり」が2箇所で別の意味に使われてるのは問題があるかも、ですね。

yanさん
ありがたいんですが、別に日本語での言い換えを考えてたわけじゃないんです。外来語でもわかりやすければいいんで。「ゲーム用ホームページ」はうまいなぁ、と思った次第。ちなみに私、未だに「ログイン」と「ログオン」のちがいがわかりません。

Posted by: 山口 浩 | September 23, 2006 01:17 AM

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