「ガールズガード」と呼ぼう
名前のイメージがあまりよくないということで問題なら、名前を変えてしまえ、という発想はよくある。あまり効果的でないことも多いので必ずしも賛成するわけでもないのだが、これは賛成したい。
これからは「ガールズガード」ということでよろしく。
「ガールズガード」というのは、産婦人科医の赤枝恒雄氏が推進している、若い女性を性病等から守るための活動名でもあり、そのために同氏が出演しているラジオ番組の名でもあるが、ここでは当該目的に有効とされる例の「合成樹脂製品」(名を書いてしまうと妙なコメントとかトラックバックとかを呼び込んでしまうので書かないが)を指す。この「ガールズガード」という呼び方は今に始まったものではなく、赤枝氏らが数年前から使っており、「ガールズガード」と名づけられた商品も存在するのだが、11月1日から、これを全国のサークルKサンクスで販売する由。
問題が問題だけになかなか取り上げにくい要素はあるが、しゃれじゃすまない重要な問題だ。未成年だからといってタブー視するのは、「今そこにある危機」を無視する態度でかえってよくない。女性として自衛手段を講じるのはむしろ誇るべきことだと思う。
当該製品は日本が誇る工業製品ではあるものの、その「現場」における利用状況は必ずしも満足できる状況ではないらしい。日本での最大の問題は語れる雰囲気がないことであるわけで、呼び名を変えることがたとえ不充分であるにせよ少しでも効果があるのであれば、やってみる価値はあると思う。それに、この呼び方は、女性が自らこの製品を使っていくのだという主体性が感じられるし、男性にとっても使用目的(それは責任感のあらわれでもある)をはっきりさせる効果があるだろう。
というわけで、「ガールズガード」をよろしく、と勝手に広告しておく。サークルKサンクスに走れ!
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