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January 26, 2007

「教授秘書」について考えた、という話

最初にことわっておくが、人材募集広告ではない。今の職に就いて初めてわかったことだが、大学教員というのは傍から見るよりずいぶんといろいろやることがある。正直、外部から見ていたころはなんだかのほほんと暮らしていそうなイメージだったのだが、今の状態は締切を既にすぎた仕事が山積み、という状態だ。もちろん、自分が無能であるというだけのことなんだが(じゃあなんでブログとか書いてるんだ?と思うだろうが、追い込まれると別のことをやりたくなる癖なのだ)、あちこちに「申し訳ない」を連発している毎日というのもずいぶんストレスフルだ。

そんなとき、とあるサイトのアドセンスで「教授 秘書」という広告を見つけてしまったのだ。つい血迷ってクリックしてしまったのを責めないでいただきたい。

リンク先のサイトはここ。㈱キャリアパワーという人材派遣会社だが、学術事業部というのがあるらしい。

大学でのお仕事の人気の秘密は、アカデミックな環境や雰囲気の良さ、またスキルアップにつながる仕事内容や周りの方に刺激されて向上心やモチベーションがアップする点にあるようです。

なんてことが書いてある。「アカデミックな環境」はby definitionでそうだとして、その他の部分についてはコメントを差し控えたい。まあ「美しい夢」を描いていただければ。その下にいろいろな職種がイラストつきで紹介されている。「大学や事務局での一般事務」、「図書館司書」、「会計事務」、「就職相談カウンセリング」、…おお「教授秘書」もあるぞ。イラストでは教授らしきメガネの男性に、秘書らしき女性が妙に寄り添っていて、なんだかそこはかとなくやらしいのだが、それは本題ではない。

下のほうに「最新のお仕事情報」欄がある。

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…なんだ「教授秘書」はないではないか。残念。思わず「お仕事の仮登録はこちらから」のボタンを押しそうになった(押すとこのページ)。ちがうちがう逆じゃん。気が収まらないので、グーグルで「教授 秘書」と入れて検索してみた。上位に横浜国立大学大学院環境情報学府・研究院長尾研究室の秘書募集のページがある。「長尾研究室では,お一人の秘書の方が2006年3月末に退任されるため,新規の秘書の方を1名募集します」だそうだ。「お一人」ということは複数いるということだよな。「教授」はこの方らしい。もう締め切られているのだが、条件を見てみる。

募集人数 女性1名
業務内容 ワープロ・表計算などの一般事務,経理事務,出張・謝金手続きなどの事務処理.コピー,授業配布資料の印刷など
採用条件 キーボード入力に支障がなく,ワープロ(Word)や表計算(Excel)などのソフトを使用できること.
勤務形態 パート(事務補佐),3日/1週(日数については応相談)
勤務曜日 応相談
勤務時間 10:00~16:00(12:00~13:00昼休み,午前・午後にそれぞれ休憩時間あり)を基本としますが,ご相談に応じます.
勤務開始日 2006年4月1日を予定(もう少し早い時期から,謝金として試験的に雇用することもあり得ます)
勤務期間 採用決定後とりあえず3ケ月間(勤務に支障がないようなら継続勤務)
時 給 1,000円前後(本学の基準に順ずる(学歴・年齢等に依存))
交通費 全額支給(近隣にお住まいの方)
(中略)
補 足 勤務にあたって秘書関連の専門的な知識は特に必要としませんから,これまで秘書関係の仕事をしたことがない方でも大丈夫です. 美しい緑に囲まれた横浜の丘の上にある横浜国立大学で,学問・研究に身近に接しながら研究室でアルバイトをしてみたい方はぜひご応募下さい! なお当研究室は情報系の研究室であり,コンピュータはたくさん置いてありますが,化学薬品・ボンベ・大型機械の類,気になる臭い・騒音・振動などはありませんので,それらを気にされる方も全くご心配ありません.また,通常の居室は教授室とは別の部屋(冷暖房完備)で,プライパシーも確保されています(長尾研究室の研究環境ページをご参照下さい).. 通常は,インターネットに接続され,電子メールも使用可能なコンピュータが置かれた秘書スペースのデスクに向かっての事務仕事となります. 興味がある方はぜひご応募下さい! まず見学だけを希望される方も歓迎致します.
なんだ「女性」限定かぁ。時給1000円てのはどうなんだろう。 しかし「教授室とは別の部屋」かぁなかなかいい条件じゃないかここもう締め切ったのかぁ…いやちがうってば。

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※番組の途中だが:
ここでとあるブログの記事を一部抜粋して引用していたのだが、ブログ主の方より「知りもしない他人にリンク貼られるのも私としては気持ち悪いし、迷惑である」旨の抗議(コメントは本人の申し出により削除)を受けたので、お詫びして削除することとする。大変申し訳ない。インターネットという公開の場に掲載された文章について、著作権法おより社会的に認められた一般的な引用のルール(こちらのサイトも参照のこと)にしたがって引用したことや、現在ネットで一般的に許容されているリンクのルールにしたがったリンクをはり、記憶にちがいがなければトラックバックも送ったものに対して「迷惑」といわれるのは心外だが、もとより「迷惑」と思われるためにやっていることではないので従う。

言論を生業とする者の立場でアドバイスさせていただければ、人に見られたくない文章をネットに公開するのはぜひやめたほうがよい。文章をネットに公開するということは、出版することとほぼ同じだ。その文章は「知りもしない他人」が読める場所に置かれ、書き手の手を離れて流通する。ネットに公開したということは、パスワード管理するとか引用のローカルルールを明示するとか、特段の措置を伴う場合でもなければ、こうした一般的なルールに暗黙裡に合意したとみなされる。あとから「勝手に転載するな」とか「人としてあいさつするのは当然」とかいわれるのは正直納得がいかない。「知りもしない他人にリンク貼られるのも私としては気持ち悪いし、迷惑である」ならば、現在のブログは必ずしもあまりいい道具とはいえない。

最後に、ルールに基づいた引用やリンクは、転載でも盗用でも剽窃でもない。「人として」とかいわれる筋合いのものでもない。この点ははっきりさせておきたい。
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…そろそろ目を覚まさねば。こういう姿は「教授」なる職業からイメージされるある意味「典型的」な姿なのかもしれないが、実際はそうではない。私が教授ではなく「助」教授であるという点を措くとしても、だ。職場で私に与えられた部屋も「研究室」ということになるが、ただの小さな事務室であって、秘書の机を置くスペースは当然ない。それにそもそも、研究室に秘書がつくのは、大部分が理系だ。文系の教員には普通、個人秘書はつかない(この差がなぜ生じるのかについては、正直わからない。仕事がちがうんだろうか。知ってる方ぜひ教えていただきたい)。少なくとも私の職場にはない。仮にあったとしても私にはそんな予算はない。たまった経費の精算をするのも、お弁当を温めるのも、当然ながら自分以外にやる人はいないのだ。あきらめて現実に向き合うんだチクショー。

というわけで、現実に向き合うため、本日ここまでとする。いろいろとお待ちいただいている皆さん、あらためてたいへん申し訳ない。

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Comments

 秘書といっても大学教授のそれの場合、雑用係ですからね。
 日程管理とか自分でやってるし・・・(「今日は来客があるから」って教授が秘書に伝えています)。

 秘書の名前に釣られたらだめですよ。「秘書検1級です」みたいな人が来たら幻滅するでしょうね。
 でも割り切れば楽な職場であることには間違いない(秘書される側の人間性にもよるでしょうけど)。

Posted by: ハンドルネームは名無しさん | January 26, 2007 09:10 PM

ハンドルネームは名無しさんさん、コメントありがとうございます。
ええと、私は以前会社員をやっていましたが、会社における秘書の役割もその大半は雑用係だったように思います。しかし実はこの「雑用」というやつが曲者ですよね。決して「重要でない用」ではないし時間はとるし。
「秘書の名前に釣られたらだめですよ」ですか。わかりました。秘書に応募する際には心しておきます。

Posted by: 山口 浩 | January 27, 2007 09:47 AM

削除済み

Posted by: 本人の申し出により削除 | January 27, 2007 04:32 PM

本人の申し出により削除さん、たいへん失礼いたしました。
一応、そちらのサイトには特段のポリシーが表示されていないことを確認の上、一般的な引用のルールに従ったつもりでしたが、ご意向を承りましたので、引用部分を削除しました。謹んでお詫び申し上げます。
なお、リンク自体は削除しておりませんが、もしリンク自体を拒否されるのであれば、お申しつけください。

Posted by: 山口 浩 | January 27, 2007 05:05 PM

削除済み

Posted by: 本人の申し出により削除 | January 27, 2007 05:59 PM

>ネット上の慣習とか、一般引用のルールというより
>『人として』挨拶のひとつでもすべきである

いや、そのりくつはおかしい。

Posted by: ふつうのひと | January 27, 2007 08:43 PM

本人の申し出により削除さん
ご指摘の趣旨はわかりました。
ご迷惑に感じられたこと、深くお詫び申し上げます。
ただ、「べき」論は、前提となるルールが共有できている中で通じるものです。私が従っているルールは、現在のブログ文化、ネット文化、もっと広くいえば「書き物」一般の文化においてごく一般的なものだと理解しております。それとちがうルールを適用するのはもちろん自由ですが、その場合はお互いのために、あらかじめ周知措置をとられたほうがよろしいかと思います。
私は、ブログがインターネットという場に公開された文書である以上、その一部をルールにしたがって引用する際にあらかじめ書き手へ通知をすることは、マナーの範疇には入らないと思っています。また、私の知る限り、本人の申し出により削除さんのようなお考えは、今のブログの書き手たちの多くには、ルールとしても文化としてもマナーとしても共有されているものではありませんので、不要なトラブルを避けるためにも、読み手への注意事項として書いておかれることをお勧めします。
もちろん、本人の申し出により削除さんにご不快な思いをさせたことにつきましては、重ねて深くお詫び申し上げます。リンクの解除等、ご要望がございましたらお申し付けください。

つうこうにんさん
人によりいろいろな考え方がありますね。あらかじめ書いといていただけると無用なトラブルを防げるんですが。

Posted by: 山口 浩 | January 27, 2007 08:58 PM

両方読んでますが。(山口注。削除)さんはすんごく怒ってるわけじゃなくて、せめてTBするとかして、こちらの存在を知らせてほしかったんだと思います。実際、(山口注:削除)教授のお話は(山口注:削除)さんのフィクションなのですが、そのことは山口さんの転載では抜けてますよね。リンクを辿ればやっとフィクションなのだ~と気がつく人は気がつくでしょうが。
ネット上の常識では山口さんがTBするとか、(山口注:削除)さんに挨拶するとか、そんな義理立てはしなくてもいいことなのかもしれませんが、こう、なんでも理屈や正論で返せばいい、ってことじゃないと思いますが。

Posted by: つうこうにん | January 28, 2007 12:35 AM

すいません。TBはされていたのですね。上記読み落としておりました。
だとしたら、そんなに失礼ってことでもないですね。
ただ、転載って難しいですね。一つの記事を丸ごと転載したつもりでも、フィクションの部分だけが抜け落ちた状態で、実際のことであるかのように他所で語られてしまうと、そこだけが一人歩きしてしまうんですね。ブログって改めて難しいなあと思いました。

Posted by: つうこうにん | January 28, 2007 12:43 AM

つうこうにんさん、コメントありがとうございます。
私は根っから不注意な人間なので、いろいろなところでいろいろなことを読み落として失敗しています。
なのでおそらくご指摘のとおりなのだと思うのですが、私が最初にあちらのブログを見たとき、フィクションだという記載が見当たらなかったのです。疑う趣旨ではまったくないのですが、「あれぇどこに書いてあったんだろう」というのが正直な印象です。あと、「転載」ではなく「引用」です。そもそも匿名のブログでしかもフィクションならなぜそれほど後で気にしなきゃいけないような書き方をしたんだろうとかも思ったりしますが、すべては後の祭り。確かにブログもいろいろ難しいですね。

Posted by: 山口 浩 | January 28, 2007 01:12 AM

削除済み

Posted by: 本人の申し出により削除 | January 28, 2007 05:20 AM

本人の申し出により削除さん
ご意向に従い、関連記述およびコメントを削除しました。そちらのブログに私が書いたコメントも削除していただいて結構です。私の考えは本文に記載しました。ご迷惑をおかけしたことは大変申し訳なく思っておりますが、言論界およびネットにおいて一般なルールに従ったものなので、その点はご理解いただきたく存じます。繰り返しますが、インターネットは、全世界に開かれた場です。文章で取り上げた当人が読むかもしれません。無用なトラブルを避けるためには、事前にそれなりの対応をとられたほうがよろしいかと思います。

Posted by: 山口 浩 | January 28, 2007 07:42 AM

山口さん、ご無沙汰してます。

???なんだかもめてらっしゃったみたいですね…。

 それはさて置き、ホントに公的機関専門の人材派遣ってあるみたいですね。私の職場にもいらっしゃいます。
 …が、かなりの期限付きの場合が多く、大体6ヶ月ごとに変わられます。あれ?仕事覚えた頃では?どこいった?となることもしばしば。でもどうにかまわっていってますのでスゴイです。
 
 公的機関には憧れが大きいような気がしますが、大学~理系~ということもありコミュニケーション取りづらい人々が結構いるのも事実。環境もいいし、のんびり出来ますし、休みも結構自由なのでいいのですが。

 それにしても横浜国大の募集は細かいですね。そんなに言わなくても…。私の職場では先日、一切PCに触った事のない方が秘書として雇われました☆引継ぎで前の秘書さんのなさった事は、まず「PCの電源を入れてメールが読めるようにしましょう」だそうです。ちゃんとスキルのある人は、もっと給与や条件の良いところに行くよね、というのが暗黙の了解です。

 しかし、何故文系の研究室には秘書がいないんでしょうね。理系にはほとんどの場合いるのに…。予算の金額がスゴイからでしょうか。文系の研究室出の私、理系の学生さんに学会参加のための旅費とかが出てるのが信じられないです。文系は自腹ですもの~。

Posted by: derya | January 30, 2007 04:39 PM

deryaさん、コメントありがとうございます。
半年ごとというのは、けっこうきついですね。教える側もけっこう負担ですからね。
横浜国大のは、おそらく教授の方の性格、なんでしょう。ていねいにしないと気がすまないタイプなのではないでしょうか。しかしそれよりも、「メールが読めるようにしましょう」という引継ぎのほうがすごいですね。何をするつもりで応募してきたんでしょうか。
文系、理系の件は、文化の差なんですかね。理系だと、研究室というのは大きな組織で、教授の下にたくさん人がいるんですよね。文系だと単に個人事務室のことを指すようです。学部の事務局というのはあるんですが、「秘書」ってわけじゃないですし。大学院生の旅費ってホントですか?なんか納得いかないですね。

Posted by: 山口 浩 | January 31, 2007 01:57 AM

 学生さんの旅費、出ますよ。
 その他、日当と宿泊費も付くのですよ★
 文系の院生でした私からは「なんですって!!」って感じなんですが…。今度の当研究所関連の学会は鹿児島ですので、一人あたり9万円くらいばんばん出ます。

 …仕事なので出してあげないとは言えません。

 研究室が個人(+学生)単位であることは文系も理系も変わらないような気がします。
 ですが、理系は研究室単位ではなく更に大きな組織「部門」や「施設」でお金を持っていることが多く、それを各研究室で分配して使うのですよ。

なので、お金持ちなのかもしれません。

Posted by: derya | February 01, 2007 05:49 PM

deryaさん
うむむ。やはりなんか釈然としませんね。実験機器とかが必要だから金がかかる、だから研究費を多く配分される、というのはわかりますけど、それと学生の出張費は必ずしも関係ないですよね?共同研究者だから?
うーんわからん。

Posted by: 山口 浩 | February 02, 2007 03:27 AM

揉めてらっしゃるようですが、修正前のブログにリンクを貼ったこんなページも存在します。
どちらの肩を持つ気もありませんが、他所での発言にも留意されたほうが宜しいかと。

ttp://b.hatena.ne.jp/entry/http://blogs.yahoo.co.jp/moonlight_tokyotower/44623000.html

このコメントは削除していただいて構いません。

Posted by: 通りすがり | February 25, 2007 12:37 AM

通りすがりさん、コメントありがとうございます。
「他所での発言」というのは何のことでしょうか。ご紹介いただいたページは、私が作ったものではありませんし私は発言してもいないのですが、「留意」というのは、それも私が留意すべきであるということですか?私にどうしろと?
すいません頭が悪いもので、何のことかさっぱりわかりません。

Posted by: 山口 浩 | February 25, 2007 01:14 AM

はてなブックマークの一番下に、ブログ主さんのコメントが載っていませんか?
そこに書かれたコメントは正に「正論」だと思います。
故に、たとえ正論であっても相手の感情を刺激するものはいかがかと思いまして。
だって、あのコメントは「ブログを勝手に引用されるのがいやなら、ブログなんてやるな」って書いているようなもんです。
まあ私もコメントの通りだとは思いますけどね。

関係ないはずの第三者が、それぞれの修正前のブログや揉める様子をログで残しているのは、その第三者の責任だとは思います。
しかし結果として、ブログ主さんと相手ブログさんの揉め事の経過が私のような部外者にも丸わかりになるんですから、これは後味悪いですよね。
(自分が同じ立場なら後味はよくないですよ)

なので「ルール」や「マナー」がどうのと書く前に、最初から相手に対して思いやりを持った対応をすべきでは?ということです。
逆に言えば、無用のトラブルを避けるためには余計な気を使わなきゃいけないってことでしょうかね。

夜中で意識半分飛び気味で書いてますから意味不明かもしれませんが、ルールやマナーではなくても相手には気を使ったほうが後のトラブルを回避できるって思うですよ。

あ、このコメントも削除していただいて構いません。

Posted by: 通りすがり | February 25, 2007 02:02 AM

それから追加でもう一点。
ブログにも著作権が存在します。
よくあるニュース素材をそのまま転記したブログは別ですが、一般的な内容のブログを引用・転載する場合には相手に対してTBなりコメントなり残したほうが宜しいかと思います。
あくまでも私個人の意見ですが。

Posted by: 通りすがり | February 25, 2007 02:11 AM

通りすがりさん
ええと、ご指摘のコメントは私のものではありません。確かめずに指摘するのは「思いやり」という観点でどうなんでしょうか?先方がどう思ったか知りませんが、ルールやマナーを守ったものに対して「思いやりがない」といわれるのは正直心外です。私は無用なトラブルを好むものではありませんが、今回の件は「ふりかかった火の粉」であると認識していますので、避けようとするばかりに萎縮してしまうほうがよくないと思っています。
念のためですが、もしこのやりとりを削除してほしいのであれば、そのようにご指示ください。私は別に削除する必要を感じていません。

Posted by: 山口 浩 | February 25, 2007 02:23 AM

それは大変失礼いたしました。
はてなのコメント欄にあった<「転載」と「引用」は違うと思います。あと、引用不可と明記しない限り知らないところで引用されるのがインターネットのブログというものです。それが気持ち悪いならブログというツールは合わないということでは。>はブログ主さんのコメントかと思っておりましたので。
ここに訂正とお詫びをさせていただきます。

ところで「ふりかかった火の粉」と書かれていますが、火の収まった火事場に油を注いだのが双方のログを記録した第三者だとしても、私から見ると最初に撒かれた油の上にうっかりマッチの火を落としたのはブログ主さんではないかと思いますよ。

個人のブログの著作権についてはどのようにお考えでしょうか。
ぜひご意見をお伺いしたいと存じます。

各コメントは削除する必要がなければ、このままでも結構です。

Posted by: 通りすがり | February 25, 2007 02:37 AM

おっと、ブログの著作権についてはブログ主さんの修正したブログのほうに詳しく書かれていましたね。
これは釈迦に説法でした。失敬。

Posted by: 通りすがり | February 25, 2007 02:51 AM

通りすがりさん
個人のブログだろうが何だろうが、著作物である以上著作権は基本的に同じです。ルールを守った引用は許されるとするのが著作権法の規定ですし、それ以前に今の慣行でもあります。「転載と引用はちがう」というのは私もそう思いますが、意見ではなく事実です。もちろん、引用不可と書いてあれば、それが著者の意思でしょうから、法的に引用が可能であっても、まずはお伺いをたてるのが常識です。
ブログというシステムは、コメントやトラックバックの機能を持つこと、各ページが独立していて、個別ページへの直リンクを可能にしていることが技術上の特徴とされています。これによって、ウェブページ間の連携をしやすくするのが目的です。ですからブログという道具を使うこと自体が、そうした結びつきに価値を見出していると理解するのは筋ちがいではないと思います。そう思わないのでしたら、そのように設定するとか、普通のホームページを使うとかすればすむ話ですから。
インターネット上でアクセス制限のない状態のページを公開することは、全世界に公表するということであり、誰が見ても引用してもいいという暗黙の同意をしたことを意味します。これは、水の入ったコップをさかさまにすれば水がこぼれるのと同じくらい当然なことで、インターネットを利用される方であれば、まず理解しなければならない基礎中の基礎です。

Posted by: 山口 浩 | February 25, 2007 03:05 AM

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