学生のエッセイ その7
先日に引き続き、ゼミ選考のために集めた学生のエッセイ第7弾。今回は「誤字で遊ぼう」の巻。
まずは1つめ。
☆駒大食べ歩き街道☆ by 名無しさん4号
駒澤大学、そこは食べることが大好きな私にとっては天国のような場所である。駒澤公園方面から駒澤大学へと続く道にはお洒落で味もイケてるレストランやカフェが多く、毎日の昼食が楽しみです。 そんな駒大食道から何軒かselectしたお店を紹介します。
まず入学してすぐ、サークルの先輩に連れて行ってもらった☆夢のジェラート屋さん☆「La Belina」を紹介します。
・「La Belina」駒澤公園通り店 入店してすぐ店員さんは「いらっしゃいませ、チャオベリーナ♪」と挨拶してきます!「チャオベリーナ」の意味が全くもって分かりませんが、私の推測ではジェラートの発祥地イタリアの言語「チャオ」と「ラベリーナ」を掛けたものだと思われます。 数十種類とあるアイスを大理石で混ぜ合わせ作るジェラート屋さん。季節によって限定メニューが出たりと飽きることは無いです。 ちなみに私のオススメは「ワラビもちのジェラートです。
次にお洒落な洋風カフェレストラン「バワリー」を紹介します。
・「バワリー」 ペット同伴可なお洒落でくつろげる洋風カフェ「バワリー」。イギリスにありそうな外観の中、私は「さばの煮そみ定食」をいただきました。完全場所と空気が読めていないかと思いきや、「さばの煮そみ」も洋風になってでてきました。さばが重なってお皿の上に置いてあり、間には臭みをとるジンジャーが引いてあり普段食べている「さばの煮そみ」も手間取ってしまいました。味もとてもおいしくボリュームも女性にはちょうど良いでしょう。 おそらくデザートも食べられると思います。ここのお店では、ワッフルがとてもおいしいと有名で数多くの雑誌に掲載されています。一度お試しあれ!
最後に安くボリュームたっぷり、しかもおいしいと評判の「駒澤大学の食堂」を紹介します。
・駒澤大学「食堂」 とにかく安い。男性にはもってこいのボリュームで人気です。最近「駒大食堂」で感激した料理は「秋刀魚の蒲焼丼」です。お茶碗二杯分位のご飯の上に秋刀魚の蒲焼が3切れ位乗り濃厚なたれがかかった蒲焼丼、これで240円はかなり安いです!!!本当に学生思いの食堂では期間限定・季節限定メニューなどがある。最近では今では頼めない「お子様ランチ」定食がありました。もちろん国旗つき♪ ピラフにオムレツ・ハンバーグにデザート…と沢山付いて370円って!!!?恐らくデパートで頼むよりかは安くなっているだろう。
このように大学以外にもたくさんおいしいカフェやレストランがある。ここに紹介したのは本当にほんの一部に過ぎない。これからもどんどんお昼休みを利用し、おいしい料理を堪能していきたいと思います。まさに「ランチの女王」です。
残念ながら、ここで紹介された3軒とも、私は行ったことがない。「La Belina」はかねてから目をつけていたのだが、「チャオベリーナ♪」とか言われちゃうのか。イタリア語にはうといが、「チャオ」は「ciao」で挨拶だよな。「la」は女性名詞にかかる定冠詞だったっけ。で、「ベリーナ」は「belina」で、「かわい子ちゃん」ぐらいのイメージなんだろうか。おまけに「♪」までついてる。やだやだそんな挨拶されたら逃げて帰る。仙台あたりには言葉尻に「ぽんぽこぽ~ん」とつける決まりがあるお好み焼き屋というのがあるらしいが、「チャオベリーナ♪」はその上をいく恥ずかしさではないか。
それはまあいいとして、2軒めの「バワリー」。ええと、「さばの煮そみ定食」というのは、「さばのみそ煮定食」のことだろうか。それともひょっとして、本当に「煮そみ定食」というのだろうか。とするといったいどんな料理なのか!?材料が「さば」というのはわかる。とすると「煮そみ」は調理法。「煮○○」といえば、たとえば「煮しめ」がある。Wikipediaによれば「煮汁が残らないように時間をかけてじっくり煮る調理法」とある。「煮しめ」と「煮そみ」はよく似ているから、似た調理法にちがいない。「しめ」はイの段とエの段で2つ離れているが、「そみ」はオの段とイの段で3つ離れている。ということはきっと、煮詰まり度が低いのだ。煮汁が完全になくなる直前の、まだ少しだけべちゃっとした感じで止める料理法、なんだろう。なんかまずそう、というご意見もあろうが、そういうつっこみに耐えるほど考えた結果ではないので無視して次へ。
3軒めがなんと学食。「おいしいもの紹介」で学食が出てくる文章にはなかなかお目にかからない。教員としては、学食はなかなかにハードルの高い場所なのだが、そうかそんなにうまいのか。しかし「お子様ランチ」とは。お子様ランチのある学食なんて聞いたことないぞ。いったい誰が食べるんだ!?まさか学生がお子様、なんてそんな悪い冗談でもあるまいし。これは侮れんな。ひょっとして精進料理なんかもあったりするんだろうか。一度行ってみなければ。ともあれ「ランチの女王」様には、今後もさまざまな「女王様のランチ」を探していただきたいものである。
さて2つめ。
「食」:納豆とは!? by 納豆MAN
私は普段から納豆がすごく好きで3食納豆でもいいくらい食べています。そこで、世間では知られていない納豆の知識について説明していきたいと思います。 まず、皆さんが知るように納豆は大豆からできていますよね。それと最近では納豆パワーという言葉が出ているほど納豆が体に良いとも聞きます。そんな納豆が体に及ぼす効力は、女性の天敵といわれる便秘の改善、今でも悩ましい生活習慣病に関連する高コレステロール血症や高中性脂肪の改善効果が見られているというのです!! また、「納豆の取りすぎは体には良くないよ・・」と最近、いわれるのですが、私独自に調査をしたところによると、「日常的に食べている豆腐や納豆などの伝統的な大豆食品による摂取量では安全性への懸念はなく、納豆1パックあたり49g~50gだから、2パック程度で超えてしまう。また大豆食品の食べすぎで影響が出たなどは聞いたことがない。」とある学者言っているそうです。 そのほかの意見によれば、納豆にはエネルギー源をエネルギー化させる栄養素が豊富に含まれ、細胞の働きを高め、血流をよくする疲労回復につながる食品だそうです。また、疲労回復の成長ホルモンの分泌を高めるそうです。具体的には、納豆は成長ホルモンの材料に適しており、アミノ酸が体内に豊富になると志望を分解したり、志望の年少を進めるのを活性化させ脂肪燃焼が高まり、活動をするためのエネルギー源も増加していくそうです。 つまり、納豆を年がら年中納豆や大豆食品を食べていても何も悪影響はでず、体が一方的に良くなり、そして、大越冬効果にもつながるのではないかという結論にたどり着きました。もしかしたら、近いうちに「納豆ダイエット」というダイエット方法でも編み出されていくのではないかと思っています。さぁ~みなさんも納豆を食べて健康になろう~!ちなみに、私は、死ぬまで納豆を主食にしていくつもりです。
「世間では知られていない」とは大きく出たね。世の中物知りな人は多いんだよ?ただ、この文章は11月ごろに書いてもらったものなので、つい最近話題になった「納豆ダイエット」の情報はまだ出回ってなかったはず。この文章でもそのものは含まれていないが、「志望」の「年少」(この誤字なんかいいね。よかった「死亡」の「年少」じゃなくて)を活発にするとかいうあたりを一応調べているわけで、なかなかではないか。ただ、いくら体によくても、そればかりだとさすがにまずいだろうという当たり前のつっこみもしておく。栄養のバランスが崩れるだろうし。まあ食べすぎにならないようほどほどの範囲内で納豆を食べまくって、「志望」を立派に「年少」させてくれ。
本日の教訓は、「文章を書くときはよく推敲しよう」ってことで。ゼミ応募用だからいいようなものの、就職活動でこれやられたらたまらんでしかし(やすし師匠風)。かくいう私も他人のこと這いえた義理蛇内んだが。
※2007/1/20追記
納豆ダイエットに関して、元ネタのテレビ番組で捏造があったという報道が出ているようだ。詳しく見ていないが、実験結果が事実とちがっていたらしい。ただ、方向性としてはちがっていないらしいので、本件の記載は当面修正しないこととする。
※2007/1/21追記
納豆ダイエットの件はさらに過熱。気になったのでちょっと調べてみた。「便秘」「高コレステロール血症」「高中性脂肪」の改善についてはこのあたりがネタ元か。「大豆食品の食べすぎで影響が出たなどは聞いたことがない」というのはちょっとわからない。量的に食べ過ぎれば栄養過多になるのは当然なので、ちょっと意味がわからない。成長ホルモンに関しては、納豆に含まれる亜鉛が成長ホルモンの分泌に好影響があるという話がこのページに出ている(これは日本テレビの番組のページなので同じ問題があるのかもしれないが)。脂肪の燃焼についてはいろいろなサイトに出ていて、アミノ酸の働きを介した間接的なものであるらしいのだが詳しいことは私にはよくわからない。
全体として、この文章ではソースが明らかでないので、この文章の内容の正確さについても、現状では残念ながら保証できかねる。そのつもりでお読みいただければ。私のコメントで「納豆ダイエット」に関連づけて書いた点については申し訳ない。ただ、納豆ダイエットが有効であるとか勧めるとかいう趣旨で書いたものではないことはご理解いただきたい。
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