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January 04, 2007

学生のエッセイ その4

先日に引き続き、ゼミ選考のために集めた学生のエッセイ第4弾。今回はすっぱいのと甘いのと。

まずは1つめ。

カップラーメン+?
by P.N ☆
中学時代、友人5人と「カップラーメンにお湯を入れる代わりに他の飲み物を入れたらどうだろう?」と言う話になり、好奇心からお湯の代わりになりそうな飲み物をカップラーメン(醤油)に入れて食べたことがある。
こうして始まった新しいカップラーメンの開発(?)
最初に入れたものは牛乳だった。
なぜ牛乳にしたかというと、『牛乳は意外とラーメンと合う』という噂を聞いたことがあったからだった。
牛乳を鍋に入れ沸騰させ、カップラーメンに注ぎ、3分待つ。
食べてみると意外と本当に美味しくて、クリームシチューに麺を入れたような味であった。
これが成功したので他のものでも試してみよう!ということで近所のスーパーへ行き、アセロラジュースとお茶を買っていざ挑戦。
牛乳の回と同様、鍋にアセロラジュースを入れ沸騰させ、カップラーメンに注ぎ、3分待つ。
結果は最悪。変な甘ずっぱさ+醤油味が奇跡のミスマッチ。
そこにいた全員がやる気をなくし、たった2回の挑戦ながら『やっぱりカップラーメンにはお湯だよね』という結論に至り、カップラーメンへの挑戦(?)は幕を閉じたのだ。
今思えばなんて勿体無いことをしたのだろう、と思うが、そのときはかなり真剣だったのだ。
こんな下らないことをして、ばかだったなあ。とも思うが、なぜだか私の中ではとても良い思い出になっている。
カップラーメンを食べるとき、いつもこの時のことが『ふっ』と蘇り、笑いがこみ上げてくる。
そして中学校のアルバムを開いては思い出に浸っている。

ぐえぇ。まったくなんてことを。
牛乳はともかく、アセロラジュースとは。しかも元のしょうゆ味の上にそれを足すと。中学生とはいえ、日本が誇る発明品であるカップラーメンに対してこのような狼藉に及ぶとは、まさに神をも恐れぬ振る舞いであろう。

あんまりだとは思うが、こう書かれたからには、やはり画像が欲しいではないか。味を確かめたいではないか。
しかたないので、やってみることにした。使うのはやはり基本中の基本、日清のカップヌードル。
さすがにアセロラジュースはどうかと思うので、入れるのは牛乳ということで。レシピに従い、温めた牛乳を入れて3分。
結果がこれ。
200701041141000

いやけっこうおいしかったりするんだなこれが。
確かに、クリームシチューのような味になる。麺との相性も悪くない。詳しくないが、こういう商品なかったっけ?と思うほど。もしないなら、これはけっこういいかも。メーカーの方よろしくー。

「実験」に用いたカップラーメンの元祖、日清カップヌードル。20個入りを大人買いだ!

続いて2つめ。

「食」について
by 慶
さて、今回のテーマは「食」についてなんですが、どこらへんの「食」で書こうかな。
私自身が好きな「食」はお菓子なので、今回はお菓子の中のチョコレートを中心に。
ひとえにチョコレートと言っても沢山の種類があるわけですが、最近よく耳にするのがカカオ成分が多く含まれるチョコレートが話題ですよね。
以前までは、カカオの成分が含まれていても、あまり味のしないチョコレートが主流でしたが、ストレスを多く感じる現代で、Gyabaなどの新しいチョコレートが開発される様になりました。
つい最近までGyabaのCMは放送されてましたね。宣伝文句は
「ストレスを感じる貴方に」
会社が舞台で、上司の文句に耐えられなくなったら一粒!みたいなCMは笑えましたね。
この商品自体、カカオが通常のチョコレートより多く含まれていることもあって、ミルクとビターの2種類の味がありますが、どちらともそれほど甘くありません。
むしろ、カカオ成分によるほろ苦さがあり、甘さと苦さがちょうどいい口当たりになってます。
高カカオで有名なのが、明治のチョコレートカカオ。72%や60%など、カカオがどのくらいの割合で含まれているのかが商品名でわかるようになってます。
カカオが多く含まれる程、チョコレートという割には甘くもなく、チョコという感じはしません。
カカオは健康にもよく、今ではカカオダイエットなるものも流行っています。
甘い物を我慢することなく痩せることが出来るなんて、女性には魅力的ですよね。
商品によって、期間限定で通常販売されている味とは違う物が販売されることが結構ありますよね。
最近頻繁に見かけるのが、NestleのKitKatの期間限定商品。
KitKatはどの世代にも馴染みのチョコレートだが、ここ数年、様々な味で発売されている。
例えば、コンビニなどでは二袋入りの食べきりサイズで、抹茶味や、冬の雪とかけてミルク味、ファミリーパックではオレンジチョコ、秋限定の和栗味など、商品開発が盛んに行われる様になった。
ショコラティエといって、有名パティシエの高木さんプロデュースによる商品も開発され、ストロベリー&ナッツや抹茶&きなこ味などがある。最近の新商品は、北海道小豆だ。
また、地方ごとに味が違う商品が販売されたり、消費者のニーズにあわせているかは定かじゃないが、まんねり化しないのはNestleの強みじゃないだろうか。
Nestleという会社は世界規模で展開してる企業ですが、これほどまでにKitkatに種類があるのは日本だけ。
日本人は何でも食べますからね。和洋中華、美味しいと思った物は食べる。
人間ってそんなものじゃないかとは思いますが、企業側にしてみればいい鴨なのかもしれません。
だって、新しい味で売り出せば、どんな物かわからないから買いますよね?
それで美味しければ続けて買うし、自分の好みに合わなければ次から買わない。
でも、最初の一回は試しで買う人が多いわけだから、どちらにせよ利益にはなる。
KitKatは名前を出せば、ほぼ誰でも知ってる商品ですし、新商品にせよ大きな外れはないでしょう。
新しい商品を出すことで消費者を飽きさせない。
会社側にとっては大事なことでも、私たち消費者にすれば踊らされてるだけかもしれませんけどね。
それでは、以上、食の中のチョコレートについてでした。

基本的に「です・ます」と「だ・である」は混ぜないでいただきたい、というのはまあおいとくにしても、チョコレートについての何を書きたいのかがあまりはっきりしてないという点は非常に気になる。「最近のチョコレート事情」ぐらいのテーマなんだろうか。国語の先生に添削していただきたいところ。

チョコレートは頭脳労働者の友だ。糖分が不足するととたんに頭の働きが悪くなるらしいし。私が研究室に常備しているのもそのためだ、というのは建前で、要するにチョコレート好きということ。「Gyaba」は「GABA」のことか。あれってなんかM&Mの感覚でついポリポリ食べ尽くしてしまうのが難。けっこう高いし。明治のチョコレートカカオはたまに買う。個人的には「86%」が好みだが、これもすぐに食べ尽くしてしまう。

というわけで、よく買うのがKitKat。ウェハーが入っているので腹持ちがよい。そういえば「Nestlé」が「ネッスル」でなく「ネスレ」になったのはいつだったろう、と調べてみたら、1994年のことだった。最近の大学生は知らないだろうなぁ。そういえば最近は受験のお守りにする人が多いんだそうな。まあ「テキにカツ」よりはよさそうだし。

というわけでけっこうKitKat好きな私だが、定番一本槍で、期間限定商品については全然知らなかった。日本独自なのか。へぇ。KitKatの公式サイトを見ると、確かにそういういった記載がある。最近では逆にこれらの日本限定フレーバーが海外のKitKatファンに人気なんだとか。

これがうわさの「Nestlé KitKat LE PATISSIER TAKAGI フランス ブルターニュミルク」。海外のお友達へのお土産にいかが。

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