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March 22, 2007

都知事選予測市場(3/21):石原再びトップに

都知事選予測市場の3月21日午後12時(日本時間)時点の状況を記録のためメモ。

Pm070321


表にするとこう。

銘柄価格変化
石原慎太郎39.94+2.84
浅野史郎39.56-0.96
その他17.54-0.89
吉田万三13.62-2.80
黒川紀章13.11+0.45

「浅野史郎」がやや下げ、「石原慎太郎」が再びトップに立った。しかしその差はごく小規模の取引で再逆転しうるほどわずかであり、ほぼ拮抗といってよい。その下は、「その他」、「吉田万三」、「黒川紀章」と順位変わらず。

これらの価格は各候補の得票率を反映するようにしているので、合計が100を超える部分はバブル。現時点では5銘柄の価格合計は123.77であり、昨日よりわずかに縮小。

3月21日付毎日新聞記事によると、「20日までに出馬の意向を明らかにしたのは16人」とのことだが、これまで出た以外の名前は伝わってきていない。同日付産経新聞記事では「首長経験者、タレント、易者らさまざまな経歴の候補予定者11人(20日時点)が事前審査を終え」たとしており、少なくとも2桁にはなりそうな情勢。

選挙は22日が告示日。公職選挙法第138条の3について気にする人もいると思うが、予測市場は、形式的にも実質的にも、公選法にいう「人気投票」ではない、と考えている(こちらも参照)。この規定が問題としているのは人気投票の「公表」なので、少なくとも、予測市場への参加自体が法的問題になることはない。

参加したい方向けに取引を行うための手順等についてちょっと書いてみたので、ご希望の方はこちらもご参照いただければ。

全然関係ないが、以前都知事選にも出馬した青森の羽柴秀吉氏が、こんどは夕張市長選に出馬する由。この方いろいろな選挙に出ているが、なかなか芽が出ずにいる。今回の「お国替え」で「天下取り」への一歩を踏み出せるか、注目。

以下はメモ。「Yahoo!ニュース(東京都知事選挙)」に出ている3月21日の主なニュースの見出しは以下の通り。
- 慎太郎知事は余人をもって替え難い!?…都知事選インタビュー(スポーツ報知) (21日8時1分)
- 【首都の選択 都知事選07】告示直前ヒートアップ(産経新聞) (21日8時0分)
- <夕張市長選>青森の羽柴氏、正式出馬表明 北海道(毎日新聞) (21日2時16分)

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Comments

選挙先物取引所
http://www7.tok2.com/home/aaaaaaaaaaa/cgi-bin/ft.cgi
を運営している者です。
こちらは得票率ではなく当選確率を扱っていますが、うっかりURL継続手続きをミスって以降、参加者がいなくなってしまいました。トップ争いが拮抗しているだけに、残念です。

Posted by: A-11 | March 22, 2007 11:06 PM

A-11さん、コメントありがとうございます。
前にもコメントをいただきましたね?その際、教えていただいたリンク先のサイトが見つからなかったと記憶しております。復活しておられたわけですね。そちらの状況もまた教えていただきたく存じます。今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: 山口 浩 | March 23, 2007 03:50 AM

URLを失ってからの状況はお知らせした通りなので、失う直前のことを述べます。


こっちの市場は空売り有りの指し値取引なのですが、
ある時、次回参議院選での共産党の獲得議席数が価格になる銘柄に7ポイントでの大口買い注文が入りました。当時(今でもだと思う)共産党が7議席以上獲得することは考えられなかったので、何人かのプレイヤーが大口の空売りを浴びせました。結果、共産買いの方の資金が殆ど減らないうちに空売りをした側の資金が尽き、価格上昇の歯止めが無い状態となりました。
何故かというと、追証の実装を省くため、空売り時に要求される保証金が、低価格が予想される共産銘柄と高価格が予想される自民銘柄で同じ価格(=参議院の改選議席数)だったからです。このため、空売り側は共産買いの方の14倍の資金消費を強いられました。
幸い共産買いの方がその後売りに回ったので価格上昇は止まりましたが、「追証無き空売り」システムでは価格上限・下限付近の価格は、参加者の予想より中央に寄ってしまうという問題が実証されてしまいました。

一方、「当選したら100ポイント、落選なら0ポイント」のような、命題の真偽が価格になる銘柄ではこの問題が目立たないので、「共産の獲得議席数」銘柄も「4議席以上獲得したら100ポイント、未満なら0ポイント」のような銘柄(を並べたもの)に移行しました。現在、こっちの市場の銘柄の殆どは命題型の「確率が価格になる」ものが大半です。

確率が価格になる銘柄の正しさは実証が困難です。しかし、我が国の選挙制度が互いに独立な小選挙区を基本にしていることを考慮すると、例えば自民の獲得議席数の確率分布は、各小選挙区での自民の勝率の畳み込みとなり、小選挙区が多ければ正規分布に近づくはずです。また、投票日が近づくほど不確定要素が単調減少するので、先の確率分布の分散は単調減少するのでは? この市場が、予測市場の示す「現時点での確率」の正しさを実証する役に立てば幸いです。

単純に「価格が60%の銘柄を沢山集めて、結果を追跡する」のが正攻法かな。

Posted by: A-11 | March 27, 2007 08:45 PM

A-11さん、コメントありがとうございます。
貴重な情報ですね。「破産」問題は他の予測市場でも運営面でけっこう重要な問題となっています。inklingの場合は空売り分の時価額を使用不能にすることで、実質的な借入禁止としているようです。
教えていただいた事例は、thin market問題と呼ばれているものの1つだと思います。撹乱者の行動を吸収できるだけの厚みが市場にないと、実際に市場を動かしてしまうという問題です。それでも活発に取引が行われていれば次第に吸収される可能性があるわけですが、上記の破産問題への対応策があるために取引もなかなかできないとなると、影響は深刻になります。
その意味では、やはりある程度の人数の参加があるほうが望ましい、ということですね。特に撹乱者が多く現れそうなテーマの場合は。

Posted by: 山口 浩 | March 28, 2007 12:00 PM

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