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大人にいいたいこと:かんきょうにやさしい自動車って何ですか

「かんきょうにやさしい自動車って何ですか」 4年1組 山口 浩

今日、じゅ業で、かんきょう問題についてべん強しました。ぼくたち人間は、たくさんのごみをすてたり、むだなエネルギーを使ったり、川や空にきたないものをたれ流したりしています。そのために、ごみしょ分場がいっぱいになったり、地きゅう温だん化が進んだり、川や空気がよごれたりしています。この問題をかい決するために、いろいろな会社がかんきょうにやさしいものを作るようにしています。自動車も、ハイブリッドカーという、電気とガソリンを使う新しい車があって、これはガソリンをあまり使わなくてすむ、かんきょうにやさしい車なのだそうです。

ぼくは、すごいなと思いました。みんながハイブリッドカーに乗るようになれば、かんきょうおせんがなくなるかもしれない、と思ったからです。

それで、家に帰って、お父さんに「ハイブリッドカーって知ってる?」と聞きました。お父さんは「知ってるよ。さい近よく見るよね」と言いました。ぼくは、「ハイブリッドカーはかんきょうにやさしいんだって。うちもハイブリッドカーにしようよ」と言いました。

そしたらお父さんは、「かんきょうにやさしい車って何?」と聞きました。ぼくは、「知らないの?ふつうの車は、ガソリンをたくさん使うし、空気をよごすでしょ?でもハイブリッドカーはちがうんだよ。とよ田君のうちもほん田君のうちもハイブリッドカーだから、いっぱいドライブしてもだいじょうぶなんだって」と言いました。

そしたらお父さんは、「ふうん。じゃあ、ハイブリッドカーはガソリンをぜんぜん使わないの?」と聞きました。ぼくは「そうじゃないよ。でもすこししか使わないんだって」と言いました。そしたらお父さんは「じゃあハイブリッドカーに乗ったら空気がきれいになるの?」と聞きました。ぼくは「そうじゃないよ。でもあんまりよごさないんだって」と言いました。

お父さんは、こんどは「じゃあどのくらいちがうの?」と聞きました。ぼくが「わからないよ」と答えたら、「じゃあ調べてみよう」と言って、インターネットで調べてくれました。「ほら、このハイブリッドカーはガソリン1リットルで36キロメートルも走るんだって」とぼくが言ったら、お父さんは「こっちの車はガソリンで走る車だけど、ガソリン1リットルで30キロメートル走るんだねぇ」と言いました。

ぼくは「あれ?」と思いました。すごくちがうと思ったのに、あんまりちがわないからです。お父さんは「これは小さい車だね。ほら、近所のすず木くんのうちにある車だよ」と教えてくれました。「でも、うちの車はもっと大きいよ。ほら、ガソリン1リットルで12キロメートルしか走らないってインターネットに出てる。ハイブリッドカーの3ばいも多くガソリンを使うんだよ」とぼくが言うと、お父さんは「ほんとだねぇ」と言いました。

「じゃあ、うちの車のほうがとよ田くんやほん田くんのうちの車より地球をよごしてるのかな?」とお父さんは聞きました。「えーと、こないだ車に乗ったのはいつだっけ?」

ぼくは、「お正月におばあちゃんのうちに行ったときだよ」と教えてあげました。するとお父さんは、「そうだったねぇ。そういえば、とよ田くんのうちはよくドライブしてるみたいだね。こないだスキーに行ったんじゃなかったっけ?」と聞きました。きのうぼくが教えてあげた話です。「そうだよ。とよ田くんのうちはまいしゅうスキーに行ってるよ。今年は雪がないから遠くまで行かなきゃいけないんだって」

そしたらお父さんは、「ほん田くんのうちも、お正月におばあちゃんの家に行ったんだろ?どこにあるんだっけ?」と言いました。ぼくは「ほん田くんのおばあちゃんは、三重県に住んでるんだって。道ろがじゅうたいするから、いつもとっても長い時間がかかるらしいよ」と教えてあげました。

お父さんは、しばらく考えて、「とよ田くんやほん田くんのうちの車と、うちの車は、どちらがかんきょうをよごしてるんだろう?」と聞きました。「うちって車はあるけど、あんまり乗らないよねぇ。乗ったとしても、それほど遠くにはいかないし」ぼくは、「そうだよ。お父さんが車の運転がきらいだからでしょ。すぐねむくなるからって」と言いました。

でもたしかに、かんがえてみると、とよ田くんのうちやほん田くんのうちは、ぼくのうちよりずっとたくさん車に乗っています。きっと3倍い上だと思います。そうだとしたら、ぼくのうちの車より、とよ田くんやほん田くんのうちの車のほうが、たくさんかんきょうをよごしていることになります。

「わかった?」と聞かれてぼくが「うーん」と考えこんでいると、またお父さんが言いました。「本とうは、『かんきょうにやさしい車』なんてないんだよ。ハイブリッドカーだって、かんきょうをよごしていることは同じでしょ?ガソリンで走るふつうの車より少しはまし、というだけのことなんだ」

「そうかなぁ。今の車よりハイブリッドカーのほうが、ガソリンを使わなくてすむんでしょ?だったらやっぱりハイブリッドカーのほうがいいんじゃない?」とぼくは言いました。

お父さんは、「今の車がだめになって、買いかえなきゃいけなくなったら、そのときはハイブリッドカーにすればいいね。でも今はまだ、うちの車はそんなに古くないでしょ?そのために買いかえる方がむだだと思わないか?それに、今ハイブリッドカーに買いかえたら、今の車は捨てるんじゃなくて、他の人に売るんだよ?他の人が運転するんだったら、やっぱりかんきょうはよごれるじゃない。新しく買ったハイブリッドカーの分も考えたら、買いかえたほうがかんきょうには悪いんじゃないかな」と言いました。

ぼくはやっとわかりました。ハイブリッドカーだからといっていつも乗りまわしていたら、やっぱりかんきょうはよごれてしまいます。車がぜんぶハイブリッドカーになっても、車の数がどんどんふえていったら、やっぱりかんきょうはよごれてしまいます。だから、大じなのは、どんな車に乗るかということより、どれだけ車に乗らないですませるか、ということです。

「でも、電車とかバスとかがあんまりないところもあるよね。そういうところはしかたがないと思う。でも、東京には電車もバスもたくさん走ってるよね。だったらできるだけそっちに乗ったほうがいいのはあたりまえだろ?」とお父さんは言いました。

「そうか。一ばんいけないのは、車に乗らなくてもいいのに、自分が楽をしたいからといって車にばかり乗っていることなんだね」とぼくは言いました。お父さんは「そうそう。だからうちでは、どうしてもひつようなときい外は、車に乗らないようにしているんだ」と言いました。「だから、こんどディズニーランドに行くときも電車で行こうね」

ぼくは「うん、そうだね」と答えました。本とうは、車で行くほうがらくですが、かんきょうをよごさないためには、しかたありません。でも、よく考えなおしてみると、ひょっとしたらお父さんは、車を運てんするのがめんどくさいだけなのかもしれません。なんだかだまされたような気もしますが、いろいろ教えてくれたので、こんどだけはがまんしようと思いました。

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Comments

小学四年生の山口浩くんは、国語をもっとしっかり勉強しないといけませんね。四年生で習った漢字で書けていないものがあります。先生にオコられていませんか?

それはさておき。

誰か(小飼弾さんだったかな?)が「三人寄らば文殊の知恵だけど、三億人集まると世紀の愚行」と言っていたのを思い出しました。
ハイブリッドカーだって、世界中でたくさん乗り回されれば環境に貢献するどころじゃないですよね。おっしゃるように、いかに代替手段を確保すべきかというあたりが肝要と思われます。
まあ、京都議定書にいつまでたってもサインできないかの大国はそれどころじゃないんでしょうけどね。

Posted by: ふじたやすし | March 08, 2007 at 04:26 PM

 きょう,ボクは,エンジンをかけたまま人が乗っていないで停まっているプリウスを見たよ。もう,何がエコなんだか,わかんないよ。

Posted by: kazgeo | March 09, 2007 at 12:33 AM

ふじたやすしさん、こんにちは。
たしかにぼくはかん字があまりとくいではありません。でも、ぼくがかん字をあまり使わないようにしているのは、もっと小さい子どもも読めるようにしたいからです。ぼくはもう4年生なので、小さい子どもにはいろいろ教えてあげなくちゃいけない、と先生が言ってました。ふじたやすしさんが書いていることは、ぼくにはちょっとむずかしくてよくわかりませんが、「小飼弾さん」っていう人は頭のいい人なんですね。お父さんに聞いたら「ヒゲの人だよ」と教えてくれました。ぼくも大きくなったら、ヒゲをはやしてみたいです。

kazgeoさん、こんにちは。
せっかくハイブリッドカーにしたのに、エンジンをかけっぱなしにしたら、ガソリンをむだ使いしちゃいますね。もったいないよね、とお父さんに話したら、買っただけで安心する人がいるんだよね、と言ってました。でも、そういうお父さんも、げんえんしょうゆをおとうふにじゃぶじゃぶかけていたので、人のことは言えないな、と思いました。

Posted by: 山口 浩 | March 09, 2007 at 01:37 AM

>とよ田

こんな書き方すると池内ひろ美さんに「あなたも期間工?」と言われそうな。

Posted by: 佐藤秀 | March 09, 2007 at 09:54 AM

佐藤秀さん、こんにちは。
ぼくは池内ひろ美さんという人を知りませんが、こわい人なのですか?

Posted by: 山口 浩 | March 10, 2007 at 12:02 PM

まあ↓あたりを参考に読んでいただければと。
http://www.j-cast.com/2006/11/21003918.html

Posted by: 佐藤秀 | March 10, 2007 at 10:36 PM

佐藤秀さん、こんにちは。
かん字が多くてよく読めなかったのですが、池内ひろ美さんのうちが火じになってしまったのでしょうか。たいへんですね。
お父さんに聞いたら、「火のもとには気をつけないとね。万一火が出てしまったら、早めに消さないとだめだよ」と言っていました。ぼくも、気をつけようと思います。

Posted by: 山口 浩 | March 10, 2007 at 11:18 PM

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