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March 17, 2007

個人的に「正しい日本食」を認証してみる

政府が海外の日本食レストランを認証する制度を設ける計画は、取りやめになったらしい。農水省委託の「有識者会議」(またかよ)がまとめた基本方針で、「日本食の定義付けは難しい」という理由だそうだが、どうもあちこちから反発があったらしい。提唱者は某大臣だそうだが、最近いろいろとめんどくさいことになってるし、こんなことやってられんという事情もあるんだろう。で、各国・地域の実情に応じて民間組織が判断するようにするとか。

なぁんだ民間がやるのか。それなら誰がやったっていいじゃん、というわけで、自他ともに認める食音痴の私も参入して、個人的に「正しい日本食」を認証してみることにする。「日本食レストラン」だといろいろ差し障りがあっていかんと思うので、あくまで「日本食」ということで。まあ、「ドラフード」みたいなもんだな(あれは「政府」なのか一応?)。

実は私も、某大臣ほどではないが(海外に行ったら現地のものを食べたいほうなので)、海外で見かけた日本料理に対して「?」という経験をしている。とはいえ、私たちが日本で食べている「フランス料理」も「イタリア料理」も「中国料理」も「インド料理」も、現地の人に言わせれば言語道断のものが少なくないらしいから、まあお互いさまではある。ただ、情報を発信するというのは悪くない考えだ。海外にも少なからずいるであろう「日本料理おたく」の皆さんが正しい薀蓄を垂れて悦に入ることができるようにしてあげるといい。

とはいえ、山岡士朗じゃあるまいし、マジ入っても浮くだけだし、どうせそっち系の知識などないし。というわけで、現代の日本人の生活に深く浸透しているという意味での「日本食」と思われるものを挙げてみる。「現代の日本を知るためにはこれを食べずしてどうする」という意味での「正しい日本食」。というか、まあ、要するにネタなので、マジに受け取らないように。

あんまり一度にたくさんは難しいので、当面10種類ほど。

(1)カレーライス
このページによると、日本人は平均して週に1.5回はカレーを食べているらしい。「日本の国民食」といわれるものはいろいろあるが、これをはずすことはできないのではないか。ここでいうのは、インド料理ではなく、日本で一般的に普及している「カレーライス」だ。台湾なんかだと「日式加哩」とかいうし、これは日本料理といって差し支えなかろう。当然、福神漬けも添えたいところ。

(2)ラーメン
カレーを出したら、ラーメンを忘れるわけにはいかないだろう。これもまた、まぎれもない日本の国民食。元は中国でも、もはや日本料理。ひとことで「ラーメン」とかいっても、麺にせよスープにせよ具にせよいろいろな種類があるわけだが、このあたりは地域性とか個人の好みとかが思いっきり出るので、とりあえず一般論としての「ラーメン」としておく。

(3)おにぎり
おにぎりは日本のソウルフード」。いろんな意味で、日本食の原点、といえるのではないか。具はこれまたいろいろありうるが、なんでも受け入れる懐の深さがまた魅力。ここでは一般論の「おにぎり」ということで。
個人的には、焼きおにぎり。

(4)あんぱん
日本の餡とパンの類まれなる融合。あの「日本の国民的ヒーロー」にもゆかりが深い食品。ふだんはそれほどでなくても、海外に出るとなぜか食べたくなったりするあたりも含め、これも「正しい日本食」からはずすことはできないだろう。

(5)牛丼
これがいかに「日本の国民食」であるかという点については、前にも取り上げたことがある。最近はだんだん本格復活に近づいているようで、いろいろ議論の余地があるのだろうが、数多くいるであろうファンにとっては喜ばしい限りだ。付け合せの紅しょうがもぜひ。昨年台湾で食べてみたが、牛丼はほぼ同じであるものの紅しょうがはちょっといただけない味だった記憶がある。
ご家庭ではこんな感じで。

(6)カップヌードル
これってラーメンじゃん、という抗議は受け付けない。なんせ「個人的」なんだし。カップヌードルは、ラーメンの一種といえばそうなのだろうが、麺類を「どこでも食べられる」食事として位置づけたという食文化面での革命的役割に鑑みれば、やはりジャンルとして別種ととらえるべきだ。その意味で、これまたいろいろなバリエーションがあるが、基本はこれ、ということで。

(7)たこ焼き
各地方にそれぞれ親しまれる「地域の味」も忘れたくない。たくさんあるので絞り込むのは難しいが、これまた個人的な好みでこれ。大阪の女性は嫁入り道具に必ずたこ焼き器を持っていくという噂が本当なのかどうか知らないが、ともあれ大阪の人は、少なくとも個人的に知る限り、たこ焼きにうるさかったりすることが多い。大阪以外の方は、この「たこ焼きファミリーセット」で。

(8)えびフリャー
もう1つだけ地域ネタ。「エビフライ」ではなく「エビフリャー」。名古屋にはたまに行くが、実際にこれをこう呼んでいる人というのを見たことはない。方言で「正しく」発音するとこうなる、とよく聞くが、実際の発音をぜひ聞いてみたいものだ。個人的にはみそカツのみそをつけて食べるのが最近気に入っているので挙げただけなんだが、「地元」ではこうするんだろうか?

(9)おでん缶
今や海外にも数多くいる「そのスジ」のファンの間で半ば「伝説」と化しているおでん缶。「聖地」に赴いた際にはぜひ、と思うらしい。まさに「Cool Japan」のホットな象徴、というわけ。非常食にもお勧め、とか。

(10)なんとか還元水
これは最新。ほんとかどうか知らないが、水の味にこだわるのは日本人ならでは、という話をよく聞く。それに、認証制度提唱者であるかの某大臣も、飲み水には特にこだわっておられるし。大臣氏がお持ちの品は500万円ぐらいするそうだが、楽天で探しても見つからなかったので、もう少し安い品を。たったの360,150円とは何とも「お買い得」ではないか。

残念ながら私の家にはこれほど豪華な機器はないが、浄水器ぐらいならある。ちょっと手軽な、こんな感じのやつだけど。


というわけで10ほど「認定」してみた。皆さんそれぞれご自分の「認定」食品をお持ちだろうと思うので、考えてみては如何。みんながそれをやって、その情報を集約したら、本当の「現代の日本食」がわかるかも。

※追記
・報道発表資料「海外日本食レストラン認証有識者会議の設置について」(2006年11月2日)
海外日本食レストラン認証について
・提言「海外日本食レストラン推奨有識者会議 日本食レストラン推奨計画」(2007年3月17日)

いつの間にか、「認証」が「推奨」に変わったらしい。おなじ「しょう」でも大きなちがい、ということか。ちなみに英語だと「認証」は「certification」と訳されている。

※追記
玄倉川さんから、「もとから農水省が考えてたのはこの程度のこと」だったとのコメントをいただいた。もともと「認証制度」云々はこの記事の元ネタとして利用するためのもので、これ自体についてどうこう書くつもりはなかったのだが、気になったのでちょっとだけ調べてみた。上に「有識者会議」のページへのリンクがあるが、そこの内容をざっと見渡す限り、「政府が認証」みたいな記載は見当たらない。ただ、当初「認証」だった名称がいつの間にか「推奨」に変わっている。批判を受けてのものなんだろうが、「認証」ということば自体が誤解を招いた要素はあるのかもしれない。日本人の常識からいうと、こういう場面で「認証」が出てくると、外郭団体設立→認証料徴収のビジネスモデル確立→天下り機関へ、というおなじみの流れになるはずで、皆そのあたりを想像したのかな。

一方、英語の記事なんかを追ってみると、どれも日本政府が「sushi police」を海外に「dispatch」して、日本料理店を「inspect」するみたいな書き方をしている。なんでだろうと思うのだが、Washington Postの記事「Putting the Bite On Pseudo Sushi And Other Insults」(2006年11月24日)なんかを見ると、こんなくだりがある。

Matsuoka said the most likely scenario would be the creation of government-sanctioned food commissions in major countries to evaluate a restaurant's "Japanese-ness" based on authentic ingredients, chef training, aesthetics and other criteria.

大臣氏がこういう発言をいつどこでしたのかよくわからないが、もしそうなのだとすると、大臣が「暴走」するのを農水省の事務方がなだめて、という図式だったのかもしれない。日本のマスメディアがこぞって「政府の認証」と報道しているのも、真相は知らないが、どこかでそれらしい発言があったりしたのでは?と推理してみる。

そのあたりはよくわからないのでどなたか事情をご存知の方ご教示いただきたい。それよりも、このWPの記事で最も気になったところは、大臣氏のこの発言。

"What people need to understand is that real Japanese food is a highly developed art. It involves all the senses; it should be beautifully presented, use genuine ingredients and be made by a trained chef," he continued. . . .

ほんとにこんなこと言ったんかね?もしそうなら、日本で日々庶民の口に入るすべてのジャンクフードに関わる皆さんと、それを愛する日本人の皆さんのために、この発言には深い遺憾の意を表したい。「なんとか還元水」のときもそうだったが、この人、庶民の暮らしというものを全然わかってないのではないだろうか。この人はふだんから立派な日本食を食べてるのかもしれないが、ふつうの日本人がふだん食べてる日本食って、そんなに「立派」なものとは限らないはずだ。美しく盛り付けられていなくても、添加物を使っていても、「芸術」じゃなくても、庶民に愛される「正しい日本食」は数多く存在するんだよ?


※追記
あったあった。2006年11月2日の大臣会見。「イタリア型」の制度が一番いい、と言ってる。イタリア型というのは、国が認証基準作成に関与するタイプの制度(この資料を参照)。大臣は「食品の輸出振興につなげる」という意味で挙げてるのかもしれないが、聞く側は「国が関与」のほうに反応した、という感じなのかな?該当のくだりを太字にして下線を引いた。

松岡農林水産大臣記者会見概要
(平成18年11月2日(木) 9:40~10:14 於:本省会見室)
…そこで私の方から、報告をさせていただきたいと思いますが、そのタイトルは、「海外日本食レストラン認証有識者会議の設置」についてでございます。これにつきましては、一部、昨日も報道されたこともあったかと思いますが、現在の世界的な日本食ブームを牽引しているのは海外の日本食レストランでございますけれども、その中には、日本食レストランと称しつつも、食材や調理方法など本来の日本食とはかけ離れた食事を提供しているレストランも数多くあると伺っております。
このため、海外日本食レストランへの信頼度を高め、農林水産物の輸出促進を図るとともに、日本の正しい食文化の普及や我が国食品産業の海外進出を後押しすること等を目的として、海外における日本食レストランの認証制度を創設するための有識者会議を設置することといたしました。昨日総理から「是非、進めるように」とのお話も承ったところでございます。
有識者会議は、有識者により構成し、認証のあり方、認証する主体・対象・基準、認証制度のPR等について検討を進め、来年2月中下旬頃には取りまとめていただき、19年度から認証をスタートする予定でございます。有識者会議の座長は、元フランス、また韓国、更にはベトナムの大使でもございました国際交流基金理事長の小倉和夫氏に依頼をしたいと考えております。
詳細については、後ほど事務方から皆さんに御説明させていただきたいと存じます。
簡単に端的に申し上げますと、私もずっとこの2年ぐらい何かそういったものができないか、というのは日本食は世界的なブームになっておりますけれども、どうも形だけが、言ってみれば利用されているというか、活用されて、中身は全く伴っていないのではないかという想いを持っておりまして、この世界的な日本食ブームを捉えて日本の食文化、そして食材といったものが、本当に世界的に行き渡るような本物の日本食料理といったものを世界的に広めるようなことができないかと。そこで思いついたのがミシュランの格付け制度でございまして、ミシュランはホテルとレストランで、ああいう星をつけているわけでありますが、それから思いを起こしまして、そして今回、そういったことでいろいろな比較、検討いたしまして、イタリア型の制度が一番、合っているかなということもございまして、日本型の日本食料理の認証制度を一つ、これを実施しようということでございます。そういったことで、今、申し上げましたようなことではじめたい。早速取り組みたい。そして19年度からこれを実施したい。こういうことでございます。
(中略)
Q: 和食のレストランの認証制度の件なのですが、先程、イタリア型の制度が日本に合っているのではないかとおっしゃったのですが、具体的にはどういう制度ですか。
A: これは、後でまた事務方から説明させていただきますが、ミシュラン型とか他にもいろいろあるんですね。そしてやっぱり国内の日本料理、食文化も含めて、そして食材も含めて輸出をしていく。そういう意味では、どうもイタリア型が一番合っているのではないかという判断なのです。 したがって、今度はそれの具体的な認証の仕方とかを含めていろいろと検討してもらおうということ。いろいろ検討を重ねました結果、どうもそこが一番やろうとしていることに適合しているのではないかという判断なのですが、内容についてはまた後でしっかりご説明させますので。…

「事務方からの説明」についてはウェブサイトに出ていないので、事務方がどう説明したのかはわからない。「スシポリスを海外に派遣」なんていう話がどこから来たのかもよくわからないのだが、ミシュランにも言及してるから、ひょっとするとミシュランみたいに覆面調査員を派遣する、と思われたりしたのだろうか。確かに、ミシュラン型の覆面調査員とイタリア型の厳しい基準に基づく認証制度を組み合わせると、「世界最強」の制度になりそうだ。海外の日本食レストランが震え上がるのも無理からぬ、かも?

※2007/3/18追記
「調査員の派遣」については、ひょっとしたらパリでJETROがやってる「日本食レストラン推奨制度」のイメージもあるのかもしれない(資料)。この制度では、NPOが認証主体となり、レストラン側の申し込みによって調査員を派遣する。これだと政府の関与が薄いのだろうが、一方で大臣が、認証基準作成において国の関与があるイタリア型を推してる。それに、JETROは独立行政法人だから政府そのものではないが、外部からみれば政府機関みたいなもんだし。そんなこんながあって、どこかでごっちゃになった可能性はある。

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Comments

30年位前でしたら、「ピーナッツ」なども多くの国民に親しまれておりました。なにせ、お金を数える単位(1ピーナッツ=100万円)になるくらい一般的でしたので・・・。

Posted by: Notorious | March 17, 2007 01:49 PM

Notoriousさん、コメントありがとうございます。
懐かしいですねピーナッツ。そういえばそのころは、「ジョニ黒」という通貨単位もあったように記憶しています。毎年夏と冬によく使われてましたね。

Posted by: 山口 浩 | March 17, 2007 02:07 PM

私は「海外日本食レストラン認証」が取りやめになったとは認識しておりません。
もとから農水省が考えてたのはこの程度のことだと思います。つまり「海外の良い日本料理店の選別・推薦」「日本の料理文化の普及、食材の輸出」です。
それをマスコミが(意図的に?)誤解して文化の押し付けだなんだと大騒ぎし、有識者会議で適切な方針が出ると「後退した」と書く。下らないマッチポンプとしか言いようがありません。

Posted by: 玄倉川 | March 17, 2007 07:13 PM

我が国では、ひろフードとして、以下を認定してみた。

みそ汁、鍋、赤飯、お雑煮、おせち料理
焼き魚定食、お好み焼き、刺身、焼き鳥
てんぷら


あと.. 黒胡椒せんべい。これはハズせない。

これ、おいしいです。我が国の定番です。
輸入するために、国家予算を組んでます。
http://www.osenbeiyasanhonpo.jp/shousai-usuyaki.html

Posted by: ひろん | March 17, 2007 08:48 PM

コメントありがとうございます。

玄倉川さん
「認証」制度自体はこの記事の本題ではなかったのですが、ちょっと調べて追記してみました。印象としては、大臣がやや暴走ぎみ、事務方は「無難」な線に収めようと画策、マスコミは思い込みで書く、といった感じに見えました。

ひろんさん
「黒胡椒せんべい」ですか。「国家予算を組んで」というのは、黒胡椒を輸入するためにですか?日本の?それともイタリア?すいませんがよくわかりません。

Posted by: 山口 浩 | March 17, 2007 10:36 PM

いえ、これは、CMにかこつけた、冗談です。
本気にしないでくださいまし。

"我が国" -> "我が家"
"国家予算" -> "おこづかい" とでも読みかえて
いただければと。

海外に行くと、レストランで食べるようなものでなく、
日常的に食べているものが恋しくなりますね。

あと、日本食に限らず、海外で食事をする(欧米系)
場合には量に気をつけたいですね。

ご経験があるかと思いますが、うっかり注文すると、
半端じゃない量が出てきますから。いくらダイエット
コークでも、1リットルも飲んでたら痩せないだろう、
お前ら間違ってる、といつも思います。

あと、デザートの甘さも、常軌を逸しているような
甘さのものがありますね。舌がシビレルような甘さ
とか...

ということが1週間くらい続くと、口直しに、みそ
スープではない、みそ汁が飲みたくなります。

認定云々には関係なく、いつも、普通に食べている
ものが、真の日本食ではないかと。

Posted by: ひろん | March 18, 2007 09:41 AM

玄倉川です。
記事の主題とは違うところでコメントしてしまい申し訳ありません。
「海外日本食レストラン推奨(認証)」について誤解ばかりの報道をするマスコミに腹が立っていたもので、つい山口さんに愚痴ってしまいました。わざわざ追記までしていただきありがとうございました。

たしかに松岡農水相の会見は言葉遣いが不用意ですね。誤解が生じた責任の半ばは松岡大臣にあります。
とはいえ、農水省のウェブサイトで「有識者会議」の資料と議事録を見ればそんなに変なことをやろうとしているわけじゃないのは分かります。薄っぺらな反対論を書いたマスコミはまともに取材してないのでしょう。

松岡農水相が「イタリア型がいい」と言ったのは、イタリア型では「イタリア製パスタ・オリーブ油…etc」を使うことが認証の条件になっているからだと思われます。日本産食材の輸出拡大を望む農水相としては自然な発想ですが、個人的にはイタリア型は厳しすぎる(日本にも数店しか認証店がない)のであまり賛成できません。

「有識者会議」の提言はすでに行われている「パリJETRO型」とほぼ同じです。パリでは消費者に好評のようなので、ぜひ世界各国でもうまくいってくれるよう願っております。

Posted by: 玄倉川 | March 18, 2007 09:53 AM

ひろんさん
アメリカ人の肥満については何度か書いたことがあります。
http://www.h-yamaguchi.net/2004/06/post_9.html
http://www.h-yamaguchi.net/2004/06/the_obesity_myt.html
http://www.h-yamaguchi.net/2004/11/post_28.html
http://www.h-yamaguchi.net/2005/02/cm.html

かといって、日本食が恋しくて現地の日本食レストランに行くということは私の場合ほとんどありません。どれだけちがうか見てやろう、といった興味本位の場合はありますが。アメリカの場合、西海岸と東海岸では日本への理解度がかなりちがいますので、そのあたりの地域性を見てほくそ笑む、というマニアックな楽しみ方もあります。(追記:「マニアック」ということでいうと、日本食レストランにおける「箸」は注意して見るようにしています。料理はよくても、箸は中国ふうの先まで太いやつだったりしますよね。

玄倉川さん
伝え方がよくなかったという点は否定できないですね。Washington Postの記事では、昨今の日本におけるナショナリズムの盛り上がりと結びつけて考える分析もあるようです。この件だけというよりも、日本に対するいろいろな情報やら印象やらデマやら中傷やらがいっしょくたになって、そういう「空気」を作ったんでしょうね。逆にいうと、情報発信にはそれだけ気を使わないといけない、ということかと。日本は、それだけ「大きな存在」なんだと思いますよ。

Posted by: 山口 浩 | March 19, 2007 09:40 AM

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