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「誕生日」を祝おう

そういえば今日は5月3日。日本国民がこぞって祝うべき「誕生日」だ。いやめでたいめでたい。しかも今年はキリのよい「区切り」の年でもあって、各地で記念イベントが開かれているらしい。いろいろ都合が合って参加はできないが、私としても、ぜひお祝いを申し上げたい。

人間でいえばもう「いい歳」なわけだが、まったく古さを感じさせないのはさすが。誕生時に他国から有形無形の影響を受けたのは否定できないにしても、日本で受け入れられるためのさまざまな工夫がなされたのも事実だ。その後も基本線はきっちりと守りつつ、実際のあり方は時代に合わせて微妙に変化し続けている。その「出自」が外国だからといって嫌う人も多いが、やはり全体としてみればまぎれもなく「日本的」であり、「戦後日本の象徴」といえる。だからこそ日本人に愛され続けてきたんだろう。

その意味で、ほんの小さな変更も許さないという硬直的な考え方に、私は与しない。時代は変化する。変化に対応できなければ、社会から受け入れられなくなり、それ自体が否定されてしまうことになろう。それでは本末転倒ではないか。博物館に飾っておいてもしかたがない。皆に愛され、支持されてこそ存在を許されるという性質のものなんだと思う。

ただし、まったく同じ意味で、やみくもに変えればいいという考え方も支持しない。その基本線が長く変わらなかったのには、それなりに理由がある。戦後の日本人は、総体としてみれば、今に至るまで一貫して、「勇ましい」よりも「優しい」を選び続けてきたように思う。戦後教育のせいだという人もいるかもしれないが、私はむしろ、日本人がもともと持っていた性質に近いからなのではないかと想像する。

「作る側」の人たちの中には、過去にとらわれずに自分たちの手で作りたいと考える人もいるのだろうが、大胆な変革は、人々に支持されてこそ可能なものだ。自分たちの考えだけで独走すれば社会の反発を招き、結局失敗に終わるのではないかと思う。これだけ長く広く愛された存在は、当然のことながら「作る側」の人たちだけのものではなく、日本全体の「財産」なのだ。

性急な結論に走る前に、やはりここはまず、きちんと勉強するところから始めたい。現在だけでなく、過去のこともできる限り知っておこう。まずは現状の確認から。歴史については、Wikipediaにけっこう詳しい解説があって参考になる。


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Tracked on May 04, 2007 at 08:01 PM

Comments

ほっとするエントリーです、激しく同意。
各政党の織り込みたい「権利」というものに現時点では理解できるのですが納得できるまではいかない案が多いのは[>やみくもに変えればいいという考え方も支持しない。]というのに尽きる気がします。やっとスタートラインに着けるという気でいいのではと思います。
個々の問題で性急に決めなければいけないという意見もあろうとは思いますがコンセンサスを得なければ失敗すると思われますから。

Posted by: wood | May 05, 2007 at 01:32 AM

woodさん、コメントありがとうございます。
「この問題」に関して、各政党の方々が本当のところどのように考えていらっしゃるか、不勉強でよくわかりません。今の政治家にとって身近な存在ではないでしょうし、正直、よく見たこともない、という人が多いのではないかと思ったりします。

Posted by: 山口 浩 | May 05, 2007 at 09:45 AM

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