エラーのコスト
いわゆるタイプ1エラーとタイプ2エラーというのがあるが、どちらが望ましいかはいちがいにはいえない。当然、目的とか満たさなければならない条件とかによって異なるからだ。それにたとえるとさ(どっちがどっちというのは文脈から察してね)、「タイプ2エラー」の可能性が騒がれているからといって、「タイプ1エラー」を度外視していいのかというのは、あんまり言われないようだが、ぜひ言っておきたい気がするな。だってさ、「タイプ1エラー」のコストって、みんなが払うんだよ?「タイプ2」をなくしますってえらそうに胸張って言われると、正直なんだかかちんとくる。手柄じゃないだろう、と言いたくなる。
もちろん「タイプ1」も「タイプ2」もないのがいいわけで、それが「期待値」だったのにね。
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Comments
まったく、見当違いのことを私が理解しているのならごめんなさい。
私自身の考えとしては、原則的にルールは性悪説に沿った方がいいと思います(もちろん例外もあります)。今回は、一応きちんと精査すべきだと思います。さらに、"大声を出す人を主に向いて仕事を進める"という"事なかれ主義"を継承するやり方には、納得いきません。
Posted by: のひ | July 10, 2007 02:53 PM
のひさん、コメントありがとうございます。
まあ、お察しの件です。もともと充分な金がないどうしようっていう話だったはずなのに、いきなりそれがふっとんでいかに多く払うかみたいな話になっちゃってたのがいかがなものかと思った次第です。
Posted by: 山口 浩 | July 11, 2007 01:30 AM