選挙に行こう
参議院選挙がこんどの日曜に迫っている。こんなことこのサイトで書いてもしかたないんだが、選挙権のある方はぜひ投票に行っていただきたい。もちろん法的には棄権することも自由なわけだし、政治的意思の表明として棄権したい人もいるんだろうが、少なくとも現状では、棄権は他人への白紙委任だ。政治に対して何か要望があるなら、それを投票という行動で示そう。要望がなくても、示そう。たとえ「黒と茶色のうち白いほうを選べ」みたいな選択であったとしても、投票すること自体に意味がある。有権者が「そこにいる」ことを示すこと自体が、政治家に対するプレッシャーになるからだ。
特に若年層の方は、「選挙に行く」という習慣をぜひ身につけていただきたい。「自分1人投票しなくても」と考える人もいるだろうが、そういう人は1人だけではない。同じことを10万人、20万人が考えたらどうなるか、想像してみよう。ものごとを「老人たち」の好きなように決められたくなければ、ぜひ自分の意思を表明していただきたい。
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Comments
<民主党立候補:自治労出身者>
☆相原久美子【参比例】(自治労組織局次長、元・年金員)
☆斉藤勁(つよし)【参・比例】(元・自治労横浜市従労組中央執行委員、1997年6月「万景峰92」号船長招待宴出席)
・朝日俊弘 【比例・改選無し】(自治労中央執行委員)
・高嶋良充【参・比例】自治労書記長⇒大阪自治労の不正処理、裏金問題
・峰崎直樹【参・北海道】 自治労北海道本部調査室長
・金田誠一【衆・北海道8区】自治労函館書記長
年金への怒りで民主党に投票すれば、社保庁の諸悪の根源である自治労出身者が当選するという皮肉。
Posted by: dullahan | July 27, 2007 05:09 PM
参議院選挙立候補締切がとっくの昔に過ぎている。こんなことコメントで書いてもしかたないんだが、披選挙権のある方はぜひ立候補に行っていただきたかった。…略…少なくとも現状では、棄権は、ウ○コ味のカレーとカレー味のウ○コを前にして自分でカレー味のカレーを作るのを放棄するようなものだ。…略…それを立候補という行動で示そう。…略…たとえ「あの候補者の政策には全ての面で敵わないんだけど…」みたいな公約であったとしても、立候補すること自体に…略…「自分1人立候補しなくても」と考える人も…略…
(「…略…」は適宜本文で補ってください。)
Posted by: A-11 | July 27, 2007 07:29 PM
コメントありがとうございます。
dullahanさん
自治労が諸悪の根源かどうか私はよく知りませんが、いろいろとねじれているようですね。それと同じ次元の話かどうかわかりませんが、最近自殺した農水族大物の某大臣氏があの職についたのは、まさに農政改革を行うためであったと聞きました。そういう人でないと、相手を納得させることができないから、と。
A-11さん
すいません。意味がよくわかりません。私は頭が悪いので、ぜひわかるように説明してください。
Posted by: 山口 浩 | July 28, 2007 12:48 AM
dullahanさんの例を挙げるまでもなく、最近○○への怒りで政権交代を試みようとすると色々ねじれている民主党以外に選択肢が無くなるのは、「自民にさえ勝てればいい」とねじれを放置する民主党の怠慢以前に、政権党に替り得る党を一つしか生み出せない有権者自身に問題があるのではないか、ということです。
しかし元々、国内無双の強大な権限を持つ主権者である有権者に、何かの責任を押し付けるのは簡単です。「黒と茶色のうち白いほうを選べ」に対し白紙委任で応じる落ち度は有権者に問うなら、黄色すら選択肢に挙げられない落ち度は政党に問う方がバランスがとれるのかも知れせん。
Posted by: A-11 | July 28, 2007 10:34 AM
A-11さん
責任論というのは誰に責任があるかという押し付け合いになりがちですが、そういうのはけっこう不毛だと思います。人に問う前にまず自分に問え、ということですね。このテーマで前に書いたものがありました。
http://www.h-yamaguchi.net/2006/01/post_2467.html
Posted by: 山口 浩 | July 30, 2007 10:52 AM