なんかやけに仲がいい話
2007年8月5日のNHK総合「日曜討論」は「自民vs民主 参院選後の政治を問う」というテーマで、自民、民主両党のの若手っぽいあたりの参議院議員が出てたんだが、なんかやけに仲がいいぞ。「一緒にやりましょう」とかお互いに言い合ってる。
出演者の1人である自民党の舛添要一議員なんか、本気じゃないんだろうけど、年金問題を追及してきた民主党の長妻議員を厚生労働大臣にしたらいいとか言ってる。もともとどちらの党も「右から左まで」幅広い品揃えだし、むしろ政党間より世代間のちがいのほうが大きいかもという話もあるし。舛添議員なんか、辞めなかった総理大臣を公然と批判したりしてるし、別にこの番組に出演した議員たちが仲よくしてたところで不思議なことは何もないんだけどさ。なんか見た目がね。つい数日前まで、同じ看板を背負った人たちが罵り合ってたのをさんざん見せられた身としてはさ。「なんだかなぁ」という感じがどうしてもしちゃうな。
こういうのを見てると、政党ってのはやっぱり一定の人数が必要なんだなぁ、としみじみ思う。しかも、右から左まで、若いのから年取ったのまで、いろいろな人をそろえとかないと。いろいろな考え方の人がいれば、ときに応じてそれに応じた人を出すことができる。だから「民意」ってやつを持ち出すと節操なく党の意見を変えられるわけだ。これが某少数政党みたいなのだと、どんな場でも同じ人しか出てこないから、その人が自己矛盾しないようにするために、意見を変えられなくなる。つまり方針の決定における自由度が非常に小さいわけだ。これってけっこう重要なポイントじゃないだろうか。
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Comments
見てましたよ、私も、お互いに理解しあっていたような。
山口さんおっしゃるように選挙前のあの対立はなんだったん
だ・・って感じですよね。そういう意味では、参院選は良い
結果だったかも、今後に期待したいものです。
Posted by: west side | August 06, 2007 06:42 AM
west sideさん、コメントありがとうございます。
理屈はわかるんですけどね。なんだか納得がいかないというか、そんな感じです。だまされた、とまでは言いませんけど。
Posted by: 山口 浩 | August 07, 2007 01:16 AM