「本流」、再び表舞台へ
雌伏のときは終わった。再び立ち上がるときが来たのだ。
最近は表舞台から遠ざかっていた。もともと有名で、多くの支持者がいることも昔から変わらないが、「風」には逆らえなかったのだろう。
とはいえ、もともと70年代までさかのぼる歴史と伝統のある「名門」の勢力だ。必ずしも「主流」とはいえないかもしれないが、まぎれもなく「本流」の一翼を担う存在。時代とともにリーダーは変わり、名前も変わったけど、依然として地力はある。状況が許せばいつでも、というところだったろう。
もうまもなく、再び表舞台に出るときが来る。それを目の当たりにした今日は、私にとってもうれしい日だ。復活の門出に祝福とエールを送りたい。ぜひがんばってほしい。
いやびっくりした。別に用事があったわけではなくてただ通りかかっただけなんだが、暗かった建物に明かりがともり、まわりに人だかりができてる。なんだろうと思って近づいたら、あっ看板が変わってる!元の名前に戻ってるじゃないか!
「目黒エンペラー」
レジャーホテル業界史に燦然と輝くその名は、1991年に消え、「目黒倶楽部 石庭」となっていた。それが休業に至ったのは比較的最近。惜しむ声も多かったと聞く。それがどうも復活するらしいのだ。
この写真、こっそり撮ったので映りが非常に悪いが、再オープン広告のための写真を撮っていたらしい。煌々とライトが照らされ、高級スポーツカーの前でドアマンが迎えるといった図。なんか高級路線だね。もともと顧客の年齢層が高かったようだから、今後もそっち方向でいくのだろう。ターゲットは団塊の世代、なのかもしれない。「昔の名前」に戻す理由はそこなんじゃないだろうか。あの世代なら知らぬ者などないほどの有名なあの名に。で、屋上の看板にはでかでかと「M」。これは昔はなかったな。妙な想像をする人もいるかもしれないが、「目黒」のM、らしい。
個人的には目黒エンペラーに特段何の思い出も経験もないわけだが、「名門」の復活自体がなんとなくうれしかったりする。周辺環境的にはあまりあの業態にふさわしいとはいいがたい状況になっているように思うんだが、利用者の方々はあんまりそういうの気にしないのかな。今後の日本経済は中高年層の「消費」と「健康」にかかっているわけで、ま、ともあれがんばっていただきたい。
看板には9月オープン、とあった。9月っていうともう少ししかないわけで、近々、ということなんだろう。状況の許す方は、ぜひご利用を。
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