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December 28, 2007

衆議院総選挙議席予測:メモ

衆議院の総選挙がいつになるのかについて、いろいろな話があるらしい。で、早くも選挙結果の予測が出てきたので、メモとして書いておく。

最初は、週刊朝日2008年1月4・11日号(2007年12月21日発売)に出ていた、ご存知白鴎大学教授福岡政行氏の予測。記事の見出しには「当落予想」「予測獲得議席」とあるのだが、本文をみると「では、いま総選挙となったらどうなるのか。300小選挙区の現状や過去の選挙データ、政局の動きなどをもとにシミュレーションしました」とある。「選挙結果の予測」と「現在の情勢をもとにしたシミュレーション」とは、微妙だがはっきりと差がある。よって検証は不可能。こういうところうまいなぁ。まさに百戦錬磨。

現有勢力はこちら。

党名合計選挙区比例区
自民30623076
公明31823
無所属321
与党計340240100
民主1135360
共産909
社民716
国民422
大地101
無所属642
野党計1406080

で、福岡氏の予測がこれ。

党名合計選挙区比例区
自民181-206-231123-143-16358-63-68
公明23-27-314-6-819-21-23
無所属4-6-84-6-80
与党計208-239-270131-155-17977-84-91
民主184-214-244115-135-15074-79-84
共産7-8-100-17-8-9
社民5-7-91-2-34-5-6
国民3-6-92-4-61-2-3
日本0-1-30-10-1-2
大地101
無所属3-4-53-4-50
野党計203-241-281116-145-17687-96-105

つまり、予測のポイントをまとめるとこうだ。

・与党は議席を減らす
・与党は過半数を維持するかまたは維持しない
・野党は民主のみ勢力大幅増
・野党は過半数を獲得するかまたは獲得しない

なるほど。実に明快。与党は勝つか負けるかする。野党は勝つか負けるかする。細かい数字はともかく、こうやって抽象化すると、まずはずれるおそれのない予測というわけだ。で、解散の時期については、こんなことを書いてる。

となると、福田首相が主導権を握る形で解散権を行使できるのは、実は新年早々しかないという皮肉な話になってしまいます。

ほほお。これも特に何も言ってないけど、早期解散はあり、という印象を与えるように書いてある。


もう1つ、サンデー毎日2008年1月6・13日号(2007年12月25日発売)に出ていた、こちらもおなじみ選挙プランナー三浦博史氏の予測。

前回獲得議席はこちら。

党名合計選挙区比例区
自民29621977
公明31823
与党計/TD>327227100
民主1135261
共産909
社民716
国民422
日本101
大地101
野党計1355580
無所属1818

で、三浦氏の予測がこれ。

党名合計選挙区比例区
自民23917861
公明33825
与党計27218686
民主17710077
共産10010
社民725
国民321
日本000
大地101
野党計19810494
無所属1010

おお。こちらは幅を持たせずはっきりと。候補者も決まってないこんな時期にここまで決め撃ちでいいのか?という気もするが。ともあれ、こんなふうに書いてる。

「自民は現有議席から57減の239議席に後退し、過半数ギリギリの闘い。一方の民主は64増の177議席に大躍進しますが、2増33議席の公明を加えれば、与党は272議席で過半数を維持。その結果、民主は小沢氏が目標とする衆院第1党にはとても届きません」

おお。で、選挙の時期については、こんなことを。

「・・次期総選挙の時期については、08年3月から4月の予算成立後の"ハプニング解散がある"との予想もありますが、内閣支持率が下落している中、福田首相は夏の洞爺湖サミット後を想定している、というのが大方の見方です」

全体として三浦氏のほうが歯切れがいいんだが、もちろん結果がどうかという問題はそれとは別。はてさて。

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