H-Yamaguchi.net

そもそも特に音楽通でもない私のところになぜ、という疑問があるわけだが、基本的にはAMN経由のお誘い。MTV側から打診があった由。MTVの方が、ブログマーケティング的なものを試行的に活用してみた、ということらしい。かなりのショートノーティスで、身軽な人たちでないと集まれないだろうというタイミングだったから、ブロガーならではの動き、といえなくもなかろう。集まった方々は、全員知ってるわけではないが、あちこちで見かける方が多かったように思う。私としては、音楽業界の人たちとお知り合いになっとくのもいいかなというノリ。

「こち駒」のほうにも書いたが、イベント参加者とは別の枠で、プレスパスをもらって別の席に、という扱い。イベント参加者は抽選だし、撮影禁止だったりするわけだが、こちらは撮影可。ただし条件があって、

・動画撮影は×
・携帯電話での撮影は×
・出演者に極端に寄った撮影は×
・写真をモバイルサイト上で使うことは×

だそうな。出演者の権利処理関係がけっこうたいへんだったようで、その片鱗が上の注意事項にも見えてるが、まあご健闘いただいたわけだ。他の方々はけっこう本格的な一眼レフを持ち込まれてて、いしたにさんとコグレさんが「このレンズは『極端に寄った撮影』にあたるのか」をめぐって「議論」していたりしたのだが、私はいちるさんと同様普通のデジカメ。そもそも夜のイベントなので、見てもらえばわかるが写真のクォリティも「クォリティ」なんてことば使っちゃいけないレベル。

考えてみると、もともと音楽は、ウォークマンによって「持ち歩く」組に入ったものの、ミュージック・ビデオの登場で、その一部が再び「持ち歩けない」組に戻っていた。MTVは家に帰って見るしかなかったわけだ。それが昨今の携帯情報端末の発達によって、音楽ビデオも「持ち歩く」組に入ったことになる。

音楽業界では、CDの売上は落ちてるものの、配信関連と音楽映像関連は伸びてるらしい。MTVとしては、ここでちがった層の人たちの取り込みをはかりたいところか。MTVのファン層の中心はというと、もうすでに携帯電話メインに移行しているんだろう。今回のイベントの参加者もMTVジャパンの公式モバイルサイト会員から応募抽選で招待した由。私たちが呼ばれたのは、「写真モバイルサイト不可」という条件からみても、「PC文化」の人々へのリーチを狙ったものなのかもしれない。

MTVのネット戦略といえば、ちょっと前に、SNS的なサービスを開始するという話があったよなぁ、と思い出す。あれは2006年8月。あれってどうなったんだっけ、とFLUXのサイトを見てみたら、こんな表記が。

このたびFLUXは機能拡張のためにリニューアルを行うこととなりました。
2007年12月25日（火）より、下記サービスを含む全てのFLUXサービスを停止させていただきます。

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サービス再開の詳細に関しては、 決定次第本ページにてアナウンスさせていただきます。

うむむ。

特段コメントとかしないが、ぜひ今後もがんばっていただきたい。