衆院選予測週刊文春081009
週刊文春2008年10月9日号に「自民党政権ファイナルカウントダウン 麻生「生き地獄」小沢「天下盗り」という記事が出ていたのでメモ。政治広報センター社長の宮川隆義氏による予測。
この方は与党に辛口。曰く、
発足直後、御祝儀で上昇した"瞬間自民党支持率"はいずれ下降する。その下降推測値を変数にした政党別議席獲得予測数は、別表のとおり。
だそうで、その別表がこんな感じ。
総選挙の時期についての記載はなし。話題の民主党小沢代表の立候補する選挙区については、東京12区と断言。これは宮川氏のお考えだが、文春のほうはちがう考えらしい。1ページめくると「「東京一区」で出馬を目論む小沢代表と「菅・鳩山」の暗闘」なんて記事が出てる。「側近によれば「小沢さんの真の狙いは東京一区」」だそうな。ふうんどっちなんかね。
そういうのはともかく、この種の記事で、予測をやってる人が予測について書いてる記事の中で自分の政治観をむき出しにするのはちょっとどうかと思うね。この記事でも宮川氏、某党について「既に蚊帳の外、季節外れの「下駄の雪」は、ただ消え去るのみ」とか書いてて、いいたいことはよぉくわかる(某党がお嫌いらしいこともな)んだが、こういう書き方をすると予測自体がプロパガンダっぽく見られかねない。「自重汁」ってどっかに書かれちゃうよ?
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Comments
興味深く読ませて頂きました。
が、表、ちょっと間違ってませんか?
Posted by: うん? | October 04, 2008 11:44 PM
うん?さん、コメントありがとうございます。
確かめたところ、合計欄に仕込んだ計算式がちがってましたので修正しました。ありがとうございました。
Posted by: 山口 浩 | October 05, 2008 10:48 AM
面白いものを見つけました。
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/shukanbunshun050804.htm
郵政解散のときに同じく文春誌上での氏の予測です。
▼自民頓死200議席割れ! 民主241議席単独政権
▼北海道「ムネオ新党」で町村、中川各大臣・武部幹事長「落選」の危機
▼「当落線上」の小池百合子、山崎拓、与謝野政調会長
▼郵政造反組・寝返り組の落選者 ▼公明は自民と心中
評論家なんて勝手なもんです、気楽なもんです。
適当なデタラメしゃべって金もらって、自分の発言に一切責任を持たなくていい、こんな素晴らしい仕事は早々ありませんな。
Posted by: 小島 | October 06, 2008 10:31 AM
小島さん、ご指摘ありがとうございました。
なるほど面白いですね。
もちろん、彼らにも言い分はあるでしょうが、こうなる可能性は常にあるわけです。
個人的には、このジャンルの発言をする人は、こうなる可能性を常に意識しておいていただきたいですね。
Posted by: 山口 浩 | October 07, 2008 03:41 PM