衆院選予測SAPIO 090624
SAPIO2009年6月24日号に「独走第39弾 300小選挙区完全シミュレーションで見えた永田町近未来 民主230vs自民189!」という記事が出ていたのでメモ。政治ジャーナリストの野上忠興氏と同誌政界特捜班による予測。
SAPIOが議席予測を出すのは比較的珍しい。他とは段違いに「姿勢」がはっきりした雑誌だから、どんな予測かなと思ったら、どうも「引き締め」系らしい。なんたって副題が「『過半数割れ2大政党』で『9議席』の共産党がキャスティングボードを握るという『悪夢』」と。このテーマでいろいろな雑誌、いろいろな意見を見てきたが、これほど共産党に対する「評価」が高いものを他で見たことはない。とはいえ、実はこれ、一種の「釣り」でもあるらしくて、本文ではこう触れるのみ。
・・結果的に、野党連合も自公も過半数に届かず、「9議席」の共産党がキャスティングボードを握るという可能性もある。
他の雑誌だと「元自民」のグループに注目しているところなんだろうが、SAPIO的にはなんとしても共産党への警戒感を煽りたいらしい。そのあたりは、予測獲得議席の表にもあらわれてる。以下に挙げる表は、実際の誌面の表とは政党の並び順がちがう。実際にはこう。
自民党
公明党
与党計
民主党
国民新党
社民党
新党大地
新党日本
改革クラブ
共産党
野党計
無所属
他の雑誌はほとんど、獲得予想議席数の順に政党を並べているが(無所属は別だが)、SAPIOは共産党を一番下にしている。よほど嫌いなんだな。そういえば、「幸福実現党」も出てない。これも「推して知るべし」か。かといって、単純な自民党支持かというと、どうもそうでもないらしいのが面白いのだが、これ以上はこの記事の意図からはずれるので控える。
まあ、それはそれとして、予測自体は他とそう大きく変わるものでもない。こんな感じ。
投票日については見解なし。
※追記
あ、ちなみにだが、このSAPIO2009年6月24日号、ネットの一部で話題の「ゴー宣がネトウヨ相手にキレた回」が載ってる。小林よしのりが、「おぼっちゃまくん」がパチンコになったことを批判され、それに対して「プロなんだから当然」と反論したというもの。批判は、パチンコ業界と某国との関連を批判していながらなぜ、という意味らしい。アツくなってるところ申し訳ないが私としては実はあんまりそっちには興味はなくて、むしろこの発言に注目したいね。
いや『ゴー宣』だって
娯楽作の要素はあるから
パチンコになってもいいと
あえて言っておく!
私はパチンコをやらないのだが、『パチンコ ゴーマニズム宣言』なんてのができたら、ぜひ見てみたい気はする。中心にでかでかと小林よしのりのあのマンガ絵(あの、周りがキラキラしてる不自然にイケメンなやつ)が出てるのだろうか。某国とか某国とか、某党とか某団体とか、某県民とか某政治家とか某評論家とか、そういったもろもろと戦う感じになるのだろうか?リーチになると本人の声で例の「ゴーマンかましてよかですか?」と叫ぶのだろうか。いや面白そうだな。金を使いたいとは思わないけど。
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