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August 11, 2009

衆院選予測週刊ポスト090821

週刊ポスト2009年8月21・28合併号に「300選挙区候補者600人『当落確率データ』全公開」という記事が出ていたのでメモ。政治広報システム研究所の久保田正志代表の予測、らしい。

この記事では、獲得議席予測の推移を示していて面白い。こんな感じ。

「昨年10月」というのは麻生政権発足直後、今年2月というのは内閣支持率が10%台に急落したころ、6月というのは小沢氏辞任直後のもの、で、8月は現時点、というわけだ。できごとに合わせて議席予測が変化しているさまがよくわかる。ちょっと興味深いのは国民新党の獲得議席予測の動き。ここへきて民主圧勝の予測が出てくるとともに、一気に落ち込みを見せている。6月の小沢氏辞任直後には議席増の予測になっていたこともふまえると、いわゆる「キャラがかぶっている」状態なんだろうか。立ち位置が難しそう。

この記事、タイトルにもあるが、全選挙区の当落予測を「当落確率」として載せているのがウリ。マスメディアでは「注目選挙区」を盛んにとりあげてるが、同じことをしても面白くないので、最近とみに注目の集まってるtwitterを活用している、いわゆる「Twitter議員」の皆さんの状況をまとめてみることにする。Twitter議員たちの「つぶやき」を通して、政治に関心や親しみをもった人も多いことだろう。党派を超えて、twitter議員の皆さんにはがんばっていただきたいところだが、果たして情勢はいかに。

Twitter議員については、twitterを活用する政治家の「つぶやき」を集めた「Politter」というサイトが立ち上がっているので、そこからとった。で、記事から、前衆議院議員の皆さんの「当落確率」(この「確率」の意味が正直わからないのだが、まあそういうものだと思っておくしかない)をみると:

逢坂誠二(民主党) 北海道8区
当落確率 85%
前回比例当選で現職のこの方は今回は安泰、であるらしい。対する自民候補は新人の福島啓史郎氏。ちなみに民主党代表の鳩山由紀夫氏の選挙区はこの隣の北海道9区。

高山智司(民主党) 埼玉県15区
当落確率 50%
この方は比例当選の現職。選挙区の現職である自民の田中良生氏に対しやや優勢を示すもののほぼ拮抗の模様。

小坂憲次(自民党) 長野県1区
当落確率 40%
この方は現職だが、前回比例当選となった民主の篠原孝氏が今回やや優勢の模様。

上野賢一郎(自民党) 滋賀県1区
当落確率 20%
この方も現職。前回比例当選となった民主の川端達夫氏が優勢の模様。

橋本岳(自民党) 岡山県4区
当落確率 25%
この方は前回比例当選の現職。選挙区での現職、柚木道義氏が優勢の模様。

あ、そういえば、最近界隈で話題になってるのが、ご本人ではないがスタッフの方がtwitter政界に「参戦」した与謝野馨氏。現職閣僚でお忙しいのだろうが、スタッフの方のが氏の人となりやエピソードなどを興味深く伝えてくれる。というわけで、Politterには登場していないが、まあ「名誉」twitter議員、とでもしておこうか。

与謝野馨(自民党) 東京都1区
当落確率 50%
こちらはマスメディアも注目の選挙区。前回苦杯をなめた民主の海江田万里氏が雪辱を期して奮戦、ほぼ互角となっているが、与謝野氏がやや優勢、ということらしい。

ううむ。参議院には松浦大悟氏やら藤末健三氏やらといった民主党議員さんもいたりするのだが、衆議院だけとると自民党の方が多い感じ。Twitter議員の皆さん、皆さんがんばっていらっしゃるが、必ずしも磐石な状況の方ばかりとはいいがたい状況のようである。別にtwitterをやってればいい、というわけではないが、新たなツールを積極的に活用するリテラシーや、情報をどんどん出していく前向きな姿勢はこれからの政治家に求められる資質ともいえよう。皆さんのご健闘を祈りたい。

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