2社めの映画先物市場運営会社がCFTCに申請を出している
手短に今朝のFT情報。アメリカのVeriana Networksという会社がCFTCに対して、Media Derivatives (MDEX)なる金融商品の取引市場の設置申請を出している。映画の興行収入に連動した先物商品で、現金を使う予測市場ともいえる。
この種のものとしては、昨年暮れごろにCantorが申請を出していて、当初は今年第1四半期にも認可、なんて話が出ていたのだが、今までほったらかしになっている。ここへきて2社めということ。この会社が取り扱うのはbinary optionとcollared futureの2種。決済はMinneapolis Grain Exchange (MGEX) のシステムを使うらしい。映画製作者向けのリスクヘッジ手段という位置づけのようで、いわばプロ向けを志向しているらしい。
とはいえこのVeriana Networksという会社、ウェブサイトがまだすっからかんでほとんど情報がない。どうもまだよく状況がわからない話ではある。FT記事は映画会社の中の人の弁として「リスクヘッジなら既存の方法のほうが効率的」という発言を紹介している。それはさもありなん。業界が全体的によほど資金に困っているのでなければ、日本のコンテンツファンドが悩む逆選択問題も当然発生するだろう。
もうちょっと状況を調べてみる。どなたか情報をお持ちの方がいたらぜひ教えていただきたく。
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