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November 03, 2009

セカイカメラで遊んでみた話

前に書いた件。駒大オータムフェスティバル期間中の2009年11月1日12:00-16:00、駒澤大学駒沢キャンパスで、「セカイカメラ」を使った宝探しゲームをやってみた・・いや正確には、お願いしてやってもらった。実際に企画、運営してもらったのは同僚の吉田尚史さん。学内に置かれたエアタグをたどってヒントを集め、答えが分かれば賞品を進呈、というシンプルなもの。

その吉田さんがこの件についてブログでまとめているのでリンク。主に技術面で気付かれた点などをまとめている。

詳しい内容は元記事をご覧いただくとして、うち、課題として挙げられたのは以下の5点。

・アプリケーションが利用者に任されている。
・バッテリがあまり持たない(これはセカイカメラの問題ではないが)。
・位置検出の精度が高くない。
・画像の解像度が高くない。
・エアタグの検索が多機能ではない。

いずれもそれなりに納得のいく指摘。バッテリ問題は当面あきらめるとしよう。画像の解像度もある程度はしかたあるまい。しかし位置検出の精度とエアタグの検索については実用化に大きな支障となろう。それに、技術面を離れると、エアタグがユーザー任せになっている点は、現時点ではまだ問題にするほどの規模ではないにせよ、今後ということまで含めて考えれば、やはり気にせざるを得ない。ユーザーの力を借りること自体はいいとして、「野放し」と受け取られるのはあまりよくない。ユーザー間にそれなりの自主ルールなり行動基準的なものが生まれてるわけでもまだないし。とはいえこの点はかつてのウェブがどう発展してきたかとも重なる話。今回のような「遊び」の域を超えて実用のツールとなることをめざすのであれば、規制云々を言われる前に、タグの相互評価や重みづけ、分類などを作っていくところから始めていただきたい。というか、ユーザーの方々自身が動きだす必要があるように思う。

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