参院選予測週刊朝日20090521
週刊朝日2010年5月21日号に「参院民主109議席与党過半数割れ」という記事が出ていたのでメモ。政治評論家の森田実氏と政治ジャーナリストの野上忠興氏による予測。「どこよりも当たる」のだそうで。
このお2人の予測は昨年11月にも出されているのだが、そのときは「鳩山政権ブレても民主単独過半数へ」なるタイトルの記事だった。今回はそれが逆転しちゃったわけだが、「昨年、本誌の総選挙予測で結果を見事に的中させた2人」だそうだから、豹変も誠実さのあらわれなのであろう。
小見出しに「“漁夫の利”みんなの党は2ケタ躍進 民主・輿石東、自民・青木幹雄も落選の危機」とある。民主の支持率低下の効果が自民に回っていないというよく聞く話と整合的ではある。
予測結果はこう。まず森田氏。
続いて野上氏。
いずれも与党過半数割れとの予測。中でも森田氏はかなり辛口。理由として挙げられているのはまあ想像のつく範囲なので繰り返さない。かといって自民に追い風でもなく、というわけで、じゃあどうなるかについて、野上氏の弁はこう。
結局、無党派層の受け皿はみんなの党しかありません。ただ問題は、有権者の半分を占める無党派層が、怒りの一票を行使するのか、シラケてしまって棄権するのか。それ次第で結果は大きく変わります。
で、じゃあどうなるのかというと、森田氏的には、
小鳩体制で民主党が惨敗したら、参院選後はかつての自民・自由・公明の「自自公連立」ならぬ民主・みんな・公明の「民みん公」路線が軸になると思います。
だそうだ。
しかし、「例の2人」の去就はやはり大きなイシューらしい。鳩山・小沢辞任なら、民主の予想獲得議席は、森田予測では+5、野上氏予測では+12だそうで、後者なら民主が単独で半数の議席を獲得することになる。
この時期の予測は観測気球的要素も強いから、この記事自体アレなわけで、今後どうなるかも知らないが、有権者の関心が大きなカギになるというあたりは納得。はてさて。
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