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June 26, 2010

「課題大喜利」っていうのに出てみた

「課題大喜利」なる不思議なイベントに呼ばれたので出てみた。イベント、といっても実は授業。藤代裕之さんが学習院大学法学部政治学科で担当してる「メディアリテラシー -情報の受け手から発信者へ-」という授業があって、その中でなんだかおもしろそうなことをやるらしいと聞いて見に行きたいと言ったら、じゃあ出ろという話になったというわけで。

以下、手短に。

で、その「課題大喜利」って何よ?というと、藤代さんの説明によるとこう。

学生にお題にそった事前課題を出してもらい、面白いものをピックアップしてコメント、学生には質問して理由も聞きます。

ちなみに課題は、受験生を増やすことを目的とした、学習院大学のキャッチコピー、と。まあ、学生さんに課題を出してもらってという話ではあるから、ふつうといえばふつうだ。もちろん、質問して答えてもらったりしてるわけだから、その意味で確かに大喜利っぽいわけだが、でも学生さんは壇上にはいないわけで。で、そこで私を含むゲストが壇上に並んで、そこからそれぞれ面白い回答を探してつっこんだりする。そこらへんがまた大喜利っぽいわけだな。だから一般的な大喜利とはもちろんちがうんだが、まあそういうノリで、というわけだ。

その模様は藤代さんのブログをご覧いただくとして、ここでは野次馬的感想。

・学習院の学生は駒大と比べてまじめ。
あくまでぱっと見の印象。私語が少ないというのは必ずしもまじめの証拠にはならないが、とりあえず少なかった。ただ、最前列に陣取る学生がいなかったのはちょっと意外。たいてい少数はいるもんだが、控えめなのかね。通常の授業と状況がちがうはずなので単純比較はできんのだろうが。あと、これもまじめの証拠には必ずしもならないが髪の毛が黒い率高し。ただ、回答の幅がいまいち狭いような気もした。想像だが、駒澤だともっとすっとんきょうな答えがきっと出てくるんじゃないかと思う。これも必ずしもとはいえないが、ある意味「まじめ」の傍証なのかもしれない。

・でも学生がそんなにちがうとは思えない。
それはそれとして、学生気質みたいな部分では共通のものを感じた。まわりの様子をみる感じとか、自分に対する妙に卑下した見方とか。いろいろ聞いてみるとけっこうちゃんと考えてたりするところも。

・偏差値による序列意識の刷り込みは強烈。
これは偏差値の高い大学の人にはあまりみられないんだが、そういう人も遠慮してるだけなのかもしれない。とにかく根強い。ここでもそうだった。学習院の場合はいわゆるGMARCHみたいなあたり。予備校とかいろんなところの受験指導の賜物なんだろう。そういうのをきちんと押さえておくのが受験生なり大学生なりの「リテラシー」みたいに思われてるのかもしれんが、もったいないな。

・他のゲストの方々、すごい。
ゲストは学生の回答に突っ込みをいれる役だったわけだが、ほかの方々の視点の鋭さには感銘。やっぱすごいわ。特に広告業界の方々は、やはりプロの視点で「広告」としてキャッチコピーを評価されてて、さすが。

・他人の講義のしかたを学ぶのは有益。
講演会なんかに行くことはよくあるが、他の方が学生向けに講義しているようすを見ることは、ないわけじゃないがあまり多くない。その意味で貴重な機会。この「課題大喜利」も面白いスタイルなので、そのうち試してみたい。

・学習院のキャンパスはきれい。
多くは語らないが、まあそういうことで。

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