参院選予測いくつか
参院選に関する予測がいくつか出ているのでメモ。
日刊ゲンダイ2010年6月29日。例の、民主党への投票を呼びかけてる記事がトップにきてるやつ。新聞がやればおとがめなしってのはいかがなものかとも思うが、この中に、「参院選1人区勝敗予想 民主17勝 自民12勝」という記事がある。
みたところ、いわゆる選挙予測の専門家の名が挙がっているわけではなく、編集部が他からの情報を集めたというものらしい。曰く:
マスコミ各社や政党の情勢調査などを総合すると、接戦の多くを民主党が逃げ切ったとして、1人区の民主の予想は17勝。自民は12勝。
1人区は合計29。2007年の参院選では民主が23議席、自民が6議席を獲得した。17対12なら優勢ではあるが、前回の圧勝と比べると今回は相対的に苦戦、というのが記事の趣旨。で、トップ記事の趣旨よろしく「さらに上積みするには」とか論じてるわけだ。まあ「引き締め」系、ということなんだろう。
一方、夕刊フジ2010年6月29日。こちらは2人区に注目。政治広報システム研究所の久保田正志代表による予測らしい。
2人区は合計12。北海道、宮城、福島、茨城、新潟、長野、岐阜、静岡、京都、兵庫、広島、福岡。このうち新潟と福岡を除く10選挙区で民主は2人の公認候補を擁立した、とある。2007年の参院選では12選挙区のうち11選挙区で民主、自民が1議席ずつ分け合ったが、今回は大変。10選挙区のうち静岡で民主は「共倒れ」、その他9選挙区では民主と自民が1議席ずつ分け合うとの予測。せっかく2議席独占を狙って2人擁立したのに構想は丸崩れ、という予測になってるわけだ。
こちらも民主は前回ほどの勝利にはならなそう、という論調だが、当然ながら応援の色合いは薄い。
確かゲンダイは前もこういう「色合い」のはっきりした記事を書いていたような気がする。まあこういうスタイルなんだろう。法的にどうかは当局が判断することだが、そもそもそういうあいまいな法律になってること自体を個人的には問題にしたい。
はてさて。
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