「ネットの力、みんなのチカラ」第4回(講師:津田大介氏)まとめ
2010年10月26日から始まったGLOCOMの講演会シリーズ「ネットの力、みんなのチカラ」の第4回、11月4日(講師:ジャーナリストの津田大介さん)に関するツイートをまとめてみたので以下ご参考まで。
ちなみに次回は11月11日(木)午後6時から。講師はアジャイルメディア・ネットワーク社長の徳力基彦さん。テーマは「カンバセーショナル・マーケティング」。Ustream中継はこちらからだが、お手すきの方はぜひ会場のGLOCOMまで。入場無料。
ある意味「時の人」の津田さんが登場。前のお2人が自分語りから入ったのに対し、そのあたりは今週発売のAERAでたっぷり書かれているせいか、どちらかといえばMIAUに関する丁寧なご説明から。最近はすっかり「ツイッターの第一人者」的なイメージでみられがちな津田さんだが、MIAUの代表という顔もある。今回はそちらの話を中心に。
MIAUの活動は、高い理想と厳しい現実の間での格闘の連続であるごようす。実際の状況からすれば過分なほどの期待と重圧を受けながら手弁当でがんばっている。当然、「ネットは社会をよくする」なんてことを脳天気にそのまま認めるわけはない。とはいえ、基本的に楽観的な姿勢、やれるところからやっていこうという前向きな姿勢は崩れない。敬服するほかない。
考えるに、津田さんたちがやっているような活動をやりやすい社会は、この講演会シリーズ第1回で私が話した「人が複数のアイデンティティを使い分ける社会」と共通する部分があるのではないか。生活を成り立たせたうえで、空いた時間を自分が大事と考えるもののために使う。そういう社会が早く実現してくれるといい、と思う。もちろん簡単にはいかないだろう。それまでの間、「誰か」が「多少」の無理をしなければならないことになる。誰に頼まれるでもなくこうしたことをやっている人たちに対して、やっかみや疑いの目を向けてあれこれいうのだけは避けたいし避けてほしい。個人的には、この分野で「大学」ないし「学校」のできることを少し考えていきたい。
講演の模様はこちらから。
The comments to this entry are closed.
Comments